2010年1月21日木曜日

珠玉の『村野藤吾建築案内』

《日生劇場》が表紙を飾る『村野藤吾建築案内』( TOTO出版)。見学不可の個人邸・建築物を含む130余点を一冊にまとめ、内観写真も含んでいて貴重。例えば《グランドプリンスホテル新高輪(旧名:新高輪プリンス)》の大宴会場「飛天の間」は、その名は(芸能ニュースで)よく耳にするものの、アコヤ貝が貼られた美しい大天井やシャンデリアの見事さ、そもそも村野作品である事までは伝わってこない。ページを繰りながら、あれも、これも、村野作品だったのかと今更にして気付くという己の迂闊さ。この一冊が一人でも多くの人の手と目に触れ、消え去ろうとしている巨匠の作品と実際に巡り逢う事を。
なお、奥付の刊行日[11月26日]は、村野氏の命日でもある。

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