2011年3月8日火曜日

石井秀樹氏「桜の家」オープンハウス

「桜の家」は、東京・世田谷区の閑静な住宅地に建つ、2世帯住宅である。(※まだ一部で工事中)
外壁、および屋根に使われている素材はコールテン鋼。施主の父が鉄等を扱う彫刻家ということもあり、施主にとっては昔から馴染みの深い素材である。
コールテン鋼は11月頃に取り付けられた。1カ月弱で赤錆が出るが、3か月程で錆は安定し、現在は触れてもほとんど錆が付かない。
この後錆はさらに定着し、玄関脇に設置されたポスト(写真参照。施主の父の作品で、コールテン鋼製で10年弱経過)のような黒っぽい仕上がりとなる。


特徴的な外壁の造形は、前面から奥に行くにつれて小さくなっており、奥行きが感じられるような設計となっている。

コールテン鋼の性質上、外環境による素材の温度変化はやむを得ないが、室温への影響を最小限に抑えるため、断熱性に加え耐火性にも優れたロックウールを厚く吹いている。設計者・石井秀樹氏(一級建築士事務所石井秀樹建築設計事務所)にとっても、コールテン鋼を扱ったのは初めての試みであったとのこと。
1階は親世帯、2階は子世帯の生活スペースとなる。また建物前面には大きな開口部が設けられた部屋があり、グラフィックデザイナーである施主・滝川雄貴氏のためのアトリエとなる。

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