2011年4月27日水曜日

かみの道具4「ネンチャクシコウ展」始まる

AXISビルB1F/リビング・モティーフにて、かみの工作所による企画展「ネンチャクシコウ展」始まる(3/25開催予定が、震災後の影響で延期になっていた)。会期変更などの"赤字"が入った案内状(画面右側)からしてシール製。出展作家と作品を紹介したリーフレット(画面左側、会場無料配布物)も同様。

印刷の世界でいうところの"特色"がテーマだった昨年の「かみの道具3 トクショクシコウ展」に続き、4回目となる今回は、粘着の技術を活かした「ネンチャクシコウ展。6名のデザイナーがプロダクトを発表。

安積伸:「貼プランター(stick-on planter)」
入れた土の重量に耐える粘着強度を持ち、水やりしても漏れない耐水性ユポ紙のプランター。


窓ガラスに貼り付ければ、日当りバッチリ、場所とらない。背面にも柄が描かれており、外側から見ても美しい。デザインは3種類。


三星安澄:「オリボン(ORIBBON)」
折りスジにそって折ったり貼ったりすることで立体的なリボンになるステッカー。三星氏は前回に続く出展。


「二子山」「ボンテージ」「キツネ」など9つのネーミングがおかしい。会場では折り方の説明動画も。
なお、三星安澄氏は同展のグラフィックデザインも担当。


寺田尚樹:「Par Avion よく飛ぶ紙飛行機便箋」
1枚の便箋が文字通りの「航空便」に。120円切手で実際にちゃんと届く(届けた郵便屋さんは職務放棄衝動と葛藤したのではなかろうか)。


便箋に巻かれた黒い帯には「これは、アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリ(夜間飛行)と二宮康明博士(よく飛ぶ紙飛行機集)へのオマージュなんです」。"模型屋さん"でもあるテラダさんはまた「取り説」が凝りに凝っている。


昨年に続いての出展、トラフ建築設計事務所:「tapehook」
マスキングテープは建築現場では塗装の養生や資材の識別など様々な場面で使われている素材。本展テーブル上に格子状に貼られているが、切り貼りした端が「くるん」と丸まっている、その可愛いらしさを商品化した。


シンプルなので地味に見えるかもしれないが、半透明の元紙に着色し、一方の端を水で濡らして「くるん」とフック状に曲げて、乾かして硬める際に、のせた色によって乾き具合が異なるので、実は、経験と勘による職人芸が結実した「くるん」なのだ。


サダヒロカズノリ:「ミーーーラ(mummy)」
「剥がす」ことに着目した異色の作品。三白眼のミイラの包帯を引っ張って解いていくと、美しいグラフィックとメッセージが現われる。包帯の裏側も白いのがポイント。


切手を貼れば、メッセージカードとして投函可能。
なお、サダヒロカズノリ氏は CS DESIGN CENTER でも企画展「MATERIO 古今 graphics!」が始まっている。


山田佳一郎:「トリノス(TORINOSU)」
小枝などで鳥が巣作りをするように、切ったり貼ったりしながらそれぞれの器づくりが楽しめる作品。


山田佳一郎氏は今回の会場構成も担当。

「ネンチャクシコウ展」では出展作品はもちろん「空気の器」や「1/100建築模型用添景セット」など過去の作品も販売している。会期は5/22(日)まで、入場無料。

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