2012年3月12日月曜日

本駒込《東洋文庫》に行く(夜の部)

先週の夜、編集者S氏らと"新年会"。S氏のススメで本駒込《東洋文庫》に併設されたカフェが会場。食べる前に観る。

新建築』1月号掲載ページを見てからずっと気になっていた施設。同書に拠れば、設計・管理は三菱地所設計。2008年1月から昨秋にかけて、図書館機能を継続しつつ、建替工事が行なわれた。

ミュージアム受付で「まるっとガイド」を貰う。館内撮影可(フラッシュ不可)とあり、再びカメラを取り出す。

高い天井、突き抜けた1階「オリエントホール」。左奥の壁には江戸時代の大絵図が掛っていて、ブラタモ・スキーには堪らない。

「モンスーンステップ」からの見下ろし。そそられるグッズを扱っていたミュージアムショップは1階受付の手前にあり、入館料なしで利用できる。

2階「モリソン書庫」には、同館発足の基となった約2万4000冊の蔵書がズラリ。圧巻。

展示ケースの中は荒俣宏の世界。裏手の展示ブースには『解体新書』と訳の元となった『ターヘル・アナトミア』が!(本物?!)。この解説映像、ぜんぶ見たい、国宝の浮世絵も、シーボルト関連のデジタルブックももっと捲って見たい! だが今日は時間がない。うむむ、もっと早く(会社を抜け出して)来るべきであった。

後ろ髪をひかれつつ、本館を出る。北面のメインエントランスの壁にもあったが、外装の一部には植物の文様が。モチーフは「蔵書の本阿弥光悦が装丁した徒然草の草模様」とのこと(馬場璋造氏レポート:建築デザイン最前線より)。

カフェに続く「知恵の小径」は、モノリスみたいなスレートが片側に整然と並び、白い文字でアジアの格言がその土地の言葉で書かれている。この見知らぬアジアの文字がとても美しい。

「人は知識を求めるも、豹虎は獲物を狩るのみ:イ語(中国西南部)」

レストラン「オリエント・カフェ」は小岩井農場の直営店。「小岩井農場育ちのむヨーグルト」でS氏と乾杯。S氏はLIXILの情報ウェブマガジン「イエスト」関連メールマガジン[L-PRO]連載コラムの取材で先着。見逃した珠玉の数々のレクチャーを受けつつ、「小岩井農場産牛のローストビーフサラダ仕立て」や「キッシュ」を前菜に、オムレツ、ハンバーグから、デザート(アイスクリームとコーヒーのセットは「シーボルトセット」という)まで食べ尽くす。ラストオーダー21:30、22:30にお開き。

カフェから中庭「シーボルト・ガルテン」を挟んだ本館の眺め(本館は20時まで開館)。中庭の屋外彫刻は「東洋文庫賞」を受賞した東京藝術大生の作品だそうだ。

カフェには本館を経由せずに入れるが、不忍通りの喧騒から完全に遮断されていて、驚くほど静か。
ミュージアム、カフェともども日中の再訪を誓う。

0 件のコメント: