2012年6月28日木曜日

プリズミックギャラリーにて「LOUD/SILENT 太田拓実写真展」始まる

南青山4丁目のプリズミックギャラリーで、リニューアル後初となる展覧会「LOUD/SILENT 太田拓実写真展」が開催されている。

同ギャラリーはこれまでビルの5階にあったが、1階のフロアが空いたのを機会に、(株)プリズミックの事務所ごと移転した。内装は川辺直哉建築設計事務所が担当。

通りに面したガラス壁面は手をつけずにそのまま。ギャラリーであり、来客との商談も行なうスペースも必要な「企業の顔」としての空間をどうデザインするかが課題となった。

キーワードとなったのは、人が集ってある種の華やかさがあったり、逆に静かな場面もある「教会」のようなイメージ。昼夜、ガラスを通して中をみた時に、人がそこに居ても居なくても、ある一定の質に空間が保たれるようデザインしたという(オープニング時、川辺直哉さん談)。

内部は殆ど手を加えず、集成材を用いたパーテーション、事務所の扉、腰高の棚と、映写用プロジェクターを新たに設けた程度。天井はむき出しにして白く塗装した。 

集成材は建築現場の足場に使われるものを層にしている(棚は上から下までボルトを通して固定)。教会の擬似的なイメージを表現したとのこと。四角く開けたスペースには作品リストが収まっていた。
扉の奥が事務所。
BFは通常は商談やミーティングで使用し、今回のようなレセプションにも対応できるスペース。床は同じ集成材で統一。

外から内部を眺めると、集成材の壁、扉、棚が順番に現われてくるように配置している。


今回の出展作品は、太田さんが建築作品などの撮影の合間にコツコツと撮りためてきたもの。これらの作品と太田さんの人となりをよく知る川辺さんが、質感を重視したこのギャラリーのオープニングにふさわしい作家として推薦、実現した。

出展作品はガラス窓の作品「皆既日食中の笠利付近」を含め計14点。うち2点にH-2ロケットの打ち上げ写真が含まれている。太田さんに訊くと、夏に花火大会を観に行くような感覚で、これまで何度も観に行って撮影しているとのこと。
室内が透けて見える「皆既日食中の笠利付近」は、中川ケミカルの無色透明なインクジェット対応フィルム「001A」で表現されている。過去に同社CSデザインセンターで開催された企画展「透きとおる風景」に続くもの。

会期は7/31(火)まで、日曜・祝日定休。開廊時間は10時~18時、入場無料。

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