2012年7月11日水曜日

「100万人の建築:塩尻市市民交流センター(えんぱーく)」展開催中

LIXIL:GINZA7Fにて、建築家フォーラム第112回関連展覧会「100万人の建築:塩尻市市民交流センター(えんぱーく)~コンペから竣工後1年までの軌跡」が始まった。
柳澤潤氏が代表を務める設計事務所(株)コンテンポラリーズ(Contemporaries)が、2006年に実施されたコンペで勝利した後、市民ワークショップや様々な確認申請などを経て、2010年夏に竣工、翌年に道路を挟んだ市営駐車場3Fとの間に連絡通路が架かるまでの5年間を、3つの部屋で時系列に見せる。

第1室は、最終プレゼンテーションで使用した模型2点、スライドやパネルなど。
必見はプレゼン時の読み上げ原稿をそのままパネルにした展示。間合いや息継ぎのタイミングまで書き込まれている。

展示キャプションには、1/200スケールの模型をここまでの精度で作ってくれた当時の学生達への感謝の言葉も綴られている。台には虫眼鏡も置かれているので使ってみよう。

第2室は図面や書類、ぶ厚い提出資料など。

壁一面に張られた図面が臨場感に溢れている。「赤ペン先生」とキャプションタイトルにあるように、CADでひかれた図面が指示の書き込みで真っ赤。

第3室は施工中の写真パネルとスライド。プレキャスト壁柱が建ち上がる過程などは、今となっては見られない貴重な画である。
《塩尻市市民交流センター(えんぱーく)》は、2010年7月のオープンからわずか1年8ヶ月で来館者数が100万人に達した(註/塩尻市の人口は今年7月の時点で67,606人)。展示の最後のパネル ―先月末に同センター利用者に対して行なったアンケートで寄せられた声、声、声を読めば、一部で辛口評も(隠さずに)あるものの、総じて利用率の高い、来館者に愛された施設であることがわかる。

会期は7/17(火)まで、10~18時、7/15(日)・16(祝)休館、入場無料。最終日の18:30からは、今回のホストを務める安田幸一氏と柳澤潤氏による講演会も開催される。聴講申し込みは建築家フォーラムサイトを参照のこと。

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