2012年7月17日火曜日

EXTOショールームにて「1/87+1/43×1/32+1/72展」始まる

店舗の什器やホームユースのディスプレイシステムの製造・販売を行なっている(株)玉俊工業所のブランドシリーズ「EXTO」の新しいショールームスペースが、千代田区岩本町にオープンした。
2-3FはEXTOのFLUQS、HANGALL+、SONOLなど各シリーズの商品ショールーム(デザイン:トネリコ)で、既に2年前に南青山から移転してるが、このほど4階にギャラリーと新たな空間提案を行なえるスペースを新設した。空間デザインは寺田尚樹さんが代表を務めるテラダデザイン一級建築士事務所
7/13(金)より、こけら落としとなる展覧会「1/87+1/43×1/32+1/72展」が始まった。EXTOの富沢博さんの「シトロエン」の貴重コレクションと、寺田さんが精緻につくり込んだプラモデルが、同シリーズのディスプレイシステムをつかって展示されている。
タイトルは「はちじゅうなな たす よんじゅうさん かける さんじゅうに たす なな じゅうに ぶんのいち」と読む。1/87と1/43は富沢さんのシトロエンコレクションのモデルの尺、1/32と1/72は寺田さんが組み立てたプラモデルの尺を表し、この二人によるコラボ展なので「×」という意味。
本展のポスターとDMデザインは三星安澄、ショールームのグラフィックは粟辻デザイン、照明は岡安泉照明設計事務所がそれぞれ手掛けた。
シトロエンとは、1913年に創業し、現在はPSAプジョー・シトロエン傘下の自動車メーカー。富沢氏のコレクションは、「二馬力」の愛称で親しまれた2CVで、色もカタチもさまざまなシトロエンの数々。フランス製はNOREVの1社だけで、ほとんどが隣国ドイツの作(harpa社、wiking社)というのが面白い。

シトロエンに限らず、こういった品々の市場はニッチながらも確実に存在するという。だがしかし集めたはいいが、他の人に披露する機会も場所もない。作品の保管にも苦労する。ならば、ということで、ワンランク上の大人のコレクター向けに、自宅に設置可能なEXTOシリーズを使ったギャラリー兼展示スペースをオープンするに至った。

スペースの奥、黒い壁面に架かっているのは、同社の関係者が所有するラジコン飛行機(これもマニア垂涎の品らしい)。

EXTOシリーズ「HANGALL30」を使った、寺田尚樹さんの展示エリア。
寺田さんのプラモ好きは各所で公言されているので有名。この日の朝まで(おそらく一心不乱に夢中になって)作った一機を含む、タミヤや海外の飛行機プラモデルが並んでいる。
岡安さんがライティングした展示品が映えるよう、バックは黒。
寺田さんいわく「この展示ボックスのサイズで片持ちは強度的になかなか出来ない。なにより上下左右いろんな角度からプラモデルを眺められるのが最高」と、設営を終えたばかりの疲れもどこへやらの笑顔でコメント。
会場では是非しゃがんでボックスを見上げてみよう。「作り終えて置いてしまうとなかなか人の目に触れない」と寺田さんが指摘する車輪付近(足まわり)もバッチリ。このほか、機体に格納すると見えなくなってしまうのでワザと外に出したエンジンや、寺田謹製シートベルト付きコックピットなど、驚異的なつくり込みの作品群をご堪能あれ。
岡安さんライティングの通路を挟んでもう一方のスペースには、EXTOシリーズを使った展示と空間提案。こちらもデザインは寺田さん。

これまで店舗での利用が中心だったEXTOシリーズだが、住宅での利用も可能。実際の納品例のパネルもあり。

なお、同館1階から2階に階段をあがってくると、目の前に、2年前のAXISギャラリーで開催された「chair+」に出展された作品・ジオ・ポンティの名作椅子「スーパーレジェーラ」原寸大組立キットが迎えてくれる。このアクリルケースは相当な重量だと思うが、EXTOのディスプレイシステムで難なく収まっている。

同展会期は10月12日(金)まで、開廊は平日の9:00~17:00(土日祝日は休館)。 4Fフロアにあるプレゼンルームを除き、事前予約なし、無料で入場できる。

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