2012年7月5日木曜日

OZONEにて、山本卓郎建築設計事務所による「住まいの惑星」展

リビングデザインセンターOZONE7Fリビングデザインギャラリーにて、山本卓郎建築設計事務所主催「住まいの惑星」展が始まった。同センターが若手クリエーターの活動を支援するサポートプログラムの一環で、エントリー作品の中から選ばれた作家個人による作品展示。

1年半前の高田馬場での作品展では、模型や写真パネルが中心だったが、今回の展示では単にモノを並べるだけでなく、来場者がメインとなる展示物に直に手で触れ、能動的に関わることで、同事務所が設計・提案してきた住宅作品の特徴や魅力をより強く実感してもらえるような仕掛けを用意した。
会場の中央に置かれているのは、直径90センチの「地球儀」が2つ。球体の上に《Y-HOUSE》と《F-WHITE》の1/50スケール模型がくっ付いている。球体が地球で、写真には写っていないが、太陽に見立てたスタンドライトを用意、乱反射を低減させた太陽光に近い光源を人工照明で再現している。北緯34度の位置にボルトで固定された模型の中には、それぞれ小型カメラが仕込んであり、住まい手の目線での室内の様子がリアルタイムで3台のプロジェクターから壁面に映写される。
つまり、室内に設けた定点カメラの映像を早回しして見るようなイメージで、住宅(模型)の中庭などの開口部から内部に差し込む光が、朝、昼、晩でどう移り変わっていくのかを実感してもらう展示。

放射線状に建屋が配されている住宅模型は、別荘として提案中の《Y-HOUSE》(部屋の中に「本展の地球儀」が置かれているので、会場で探してみてください)。なお、模型の周りにこれから"植樹"が行なわれ、木漏れ日の光となる予定。

↓植林後の画像(山本氏より後日提供)

平屋の中庭を22度の角度をつけて配置した《F-WHITE》。外側が閉じていても、内側に効果的に開口をとることで、内部に光があふれ、室内空間が豊かになるということを、来場者自身が地球儀を動かし=時間を移動させながら、目の前の映像でも確認してもらう。
こちらは未だ実現していないプロジェクトの模型とパネル。パネルは壁新聞のような仕様で、一般の来場者にも読みやすい"紙面"に。イラストも全て山本氏の手によるもの。
今年のタイ国際家具フェア「TIFF AWARD」で入賞した作品のパネル4枚。水槽の内側の仕切りは世界地図のカタチ。
画面奥:左から《I-HOUSE 0》、《F-WHITE》、《I-HOUSE》のイメージボードと模型。
手前のテーブルと椅子は、ふだんから家具製作を依頼しているtallman STUDIOがデザインしたもの。今回の「地球儀」や展示棚も同事務所にオーダー。丸椅子の座は展覧会タイトルにあわせて惑星をイメージしているとのこと。
テーブルの上に置かれたカードは山本事務所の名刺で、本展にあわせてつくった新作。片面に住宅作品が描かれた4種類。

本展の会期は7/5(木)〜7/17(火)、水曜休館、10:30〜19:00、入場無料。7/6(金)には19時からオープニングパーティが開かれる。

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