2012年8月11日土曜日

目黒CLASKAにて「トラフのコローロ」展開催中

目黒通り沿いにあるCLASKAの2F、CLASKA Gallery & Shop “DO” 本店にて、トラフ建築設計事務所の個展「トラフのコローロ展」が始まった。

2004年の事務所設立以来、鈴野浩一氏と禿真哉氏が手掛けてきたプロダクツと、今年6月に発売された「コロロデスク/コロロスツール」にさらなる新作が加わってのお目見え。
「コローロ」とはエスペラント語で"色"を表す"koloro"から。四角い巣箱のようなデスクと跳び箱にも似たスツールは、カラフルなポリエステル合板を得意とする岐阜県のメーカー(株)伊千呂と、トラフの二人による、新しい「生活道具」を生み出そうとするプロジェクト「イチロのイーロ」の第一弾(イーロとはエスペラント語の"ilo"=道具の意)。発表時は単色だった座面に、皆川明氏率いるファッションブランド「ミナ ペルホネン」の生地「タンバリン」と「フォグランド」が貼られたタイプがこのほど新登場。
カラフルで楽しいデスクまわり。コーディネートはインテリアスタイリストの作原文子氏が担当。
「イチロのイーロ」PJ第二弾として、ココロデスク制作時に出る端材を使ってブックスタンドが作られた。手前の青い三角と上部が丸いピンクとの境はダボ構造になっていて、それぞれに分解できる。会期中に会場にて販売予定とのこと。
座面「フォグランド」仕様のスツール。

座面の下は収納スペースになっている。ミナ仕様のスツールは標準仕様の定価26,000円にプラス5,000円ナリ(税別)。
座面が単色の標準仕様のスツール。デスクにはTVやPCも置けるようコードマネージャーも付いているが、試しに「液晶テレビ(+その裏にプレステ)を置いてみたら、なんだか昔の箱形テレビみたいになっちゃいまして」と笑う鈴野さん。

会場では壁のコーナー部分にも注目を。木製シェルフ「キャッチボウル」が取り付けられている(画像左上)。
右側手前からサッカーボール「CMYK」、「キッチンの積み木」(参考商品につき非売品)、「木のポケット」、壁側のブロックはクッションでその名も「soft block」(非売品)。
今年5/9のKENCHIKU-Facebookで紹介したら反響が大きかった「gold wedding ring」に新作が登場。これまでの2タイプを足して割ったようなデザインで、外周が丸くて指の側が平ら。金に銀メッキという素敵なコンセプトはそのまま。
一見、ぶ厚い一枚板のような壁付け棚「clopen」。実は、正面の板の左右両側に強力な磁石が取り付けられていて・・・、
専用の磁石の「把っ手」を使うと、アラ不思議、ヒミツの引き出しが現われる。

トラフはもちろん住宅設計や店舗デザイン、キヤノンのミラノサローネ2011年会場構成などでも知られているが、こうしてみると、多種多様なプロダクツを世に生み出してきたと改めてわかる。
ショップ “DO” 本店に隣接するギャラリーには、かみの工作所とのコラボ作品「空気の器」が海中の海月のように浮いている。
8/25(金)には、会場にて「空気の器」ワークショップ(有料、予約不要)と、同展関連トークショー(無料、席数30ほか立ち見、要予約)が開催される予定。
写真家の瀧本幹也氏とのコラボ空気の器「SPACE」に続き、空気の器「BAUHAUS」と「LAND」が登場。僅少だがクリアボックスに収まった「空気の器 ミニ」も限定発売。

さて、本展会場のCLASKA(クラスカ)は、元はビジネスホテル(ニュー目黒)だったビルが、2003年にリノベーションされた建物。その翌年、6階の客室3室の内装をトラフ建築設計事務所が手掛けている(画像は602号室)。これが彼等のデビュー作「テンプレート イン クラスカ」であり、最新の生活道具「コロロデスク」に繋がるトラフの原点といえる。

(註/CLASKAは2008年に経営が変わり、現在のような文化複合施設となった。オープン数年後の頃のレポートは「INAX Renovation Forum Achives035」に詳しい)

トラフの"コローロ"(色)を体験する企画展「トラフのコローロ展」、会期は9/9(日)まで、開廊時間は11〜19時、会期中無休、入場無料。

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