2013年3月7日木曜日

クラウディオ・コルッチ展「COLOURISTIC!」

代官山のヒルサイドフォーラム&ギャラリーで開催中のクラウディオ・コルッチ展「COLOURISTIC!」内覧会にて。
クラウディオ・コルッチ(CLAUDIO COLUCCI)氏は1965年スイス生まれ。スイス、パリ、ロンドンの学校でデザインを学んだ後、1996年より東京をベースに活動を続け、現在はパリ、ジュネーブ、上海と北京に事務所を展開。国内では、昨年10月に北青山にオープンした《pourjours(プールジェール)》の内装設計を含むアートディレクターを務めた。本展はパリ、上海での個展に続き、国内では最大規模の展覧会となる(主催:CLAUDIO COLUCCI DESIGN)。
来場者を迎えるGallery-1は「水の上に浮かぶ時間」と題したインスタレーション。男女が二人だけで過ごす親密かつ非日常的なデート空間をイメージ。
「Joly Coeur」は日本語の「カワイイ!!」に触発されてコルッチがデザインしたハート型ソファ。イデーから発売して以来、ロングランを続けている。本展の為に生地と色を新たに変えて発表。

Gallery-2はLEDとサウンドがミックスした幻想的な空間に。
床に置かれた作品は、新作のフロストガラスベースシリーズ「POYO POYO」。その名の響きから連想されるように、水中を漂うクラゲのような浮遊感をイメージしてデザインされた。
10種類55個の「POYO POYO」。照明が切り替わる一瞬だけ乳白色の姿を現わす。ルーマニアの職人の手によるハンドメイド(バーナーワーク)で、微妙な不均質さが却ってあたたかみを醸し出している。

水辺のGallery-1にも「POYO-POYO」が置かれているが、あちらはクリアガラス。


光と映像は約5分で1巡。これは是非、会場で体感を。

3つめの部屋Gallery-3では、コルッチ氏のこれまでのプロダクトが並ぶ。
手前の作品「Morphing Sculpture LOVE-STAR」は、ポリエチレンに金メッキを施した作品。
曲げわっぱなど日本の伝統工芸の技術とのコラボ。ハンガーがアート作品としても楽しめる。什器もコルッチ氏の作品で、コーリアン(人口大理石)にウール素材を組み合わせた「Frame」。
手前はアンティークのトーネットチェアに硬質ウレタンを組み合わせた、その名も「MUTANT CHAIR」。対になっているテーブル天板も同様で、ウレタンにコーティングしたもの。
奥の壁側に置かれた、背の模様が独特なチェアは、コルッチ氏が中国蘇州の庭園「蘇州古典園林」からインスピレーションを受けたもの。白のコーリアンにオレンジとピンクのウールの座。

コルッチ氏の作品は、硬と柔、和と洋といった対極にある素材やイメージを組み合わせることで、新たな価値観を創造し、素材双方の魅力をも引き出している。
アルミパネルでできた照明シェード「PENTAGONE」。
会場併設コーナーでは、コルッチ氏の作品や、氏にとって初の作品集となるデザインブック『Kaleidoscope』も販売中(同書は代官山蔦屋書店、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIでも販売)。

会期は3/10(日)まで、入場無料。3/9(土)にはスペシャルトークセッションも開催される。

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