2013年5月29日水曜日

ニコ設計室《安藤さんの家》オープンハウス

ニコ設計室(代表西久保毅人)が手掛けた《安藤さんの家》オープンハウスを見学。 都内にある昔ながらの住宅密集地域で、15.6坪の敷地の三方を囲まれ、北側斜線も厳しい立地。建物の建築面積は9.5坪、延床面積は26坪。
西側外観。地下室の分、1階フロアが上がっている。構造は桑子建築設計事務所
内部から玄関見返り。
1Fキッチンと食堂。
床は杉板にオイルステイン塗装。左の奥から外の小さなデッキに出られる。
配布された平面図を見るとよく判るのだが、隣接する他家住居の「すきま」に対して窓の開口や前述デッキが設けられていて、風が家の中を気持ちよく抜けていく。
1F開口部の柱を彩るモザイクタイル。ニコ設計室さんの作品は色づかいが美しいのが特徴。
食堂からキッチン方向。
手前のカウンターとキッチンの壁の一部は円形のモザイクタイル貼り。
今回、お施主さんの希望で、いわゆる「リビング」と称される空間は地下に設けられている。各階を結ぶ螺旋階段は北西側に配置。青く塗装された壁が見える。
トイレは階段室の向かい。壁の色はエンジ系の暖色。
トイレの引き戸を閉めると、昭和の香りがするガラスが嵌め込まれていた。戸もアンティークを再利用したもので、これから見る各室でも使われている。
階段室の仕切り戸にもレトロな曇りガラスが。

螺旋階段を降りて地下へ。
こちらは「家族の作業場」。 ダンスをしたり、音楽を聴いたり、勉強したり、TVを見ながらゴロゴロしたり、家族みんなで楽しむ多目的な空間を想定している。
南側の地上に露出したところに小窓を設け、また1F食堂の一部の床をガラス張りにして採光をとっている。

螺旋階段を上がって2階へ。
採光用の窓の手前、小さなウッドカウンターに置かれた小物を見るのも楽しい。ニコ設計室が用意したもので、同社主催のオープンハウスではいつも目にする光景。
青い壁に囲まれた階段を昇りきったところ。黄色い壁の洗面室と杉板の茶色い壁が目に入ってくる。右の奥は浴室。 見学時は取り外されていたが、手前にランドリーパイプがわたせるようになっていて、浴室を使用する際の着替えの目隠し用にカーテンで仕切る予定。
浴室はグリーンを基調とした配色。床と浴槽エプロンは茶系の石張り。
浴室から外に出られる小さなデッキ付き。小さいながらも三角に切り取られた空を独り占めする感。
洗面カウンターで使った茶色いモザイクタイルを床でもアクセントとして使っている。現場で閃いたアイデアとのこと。
2Fの奥は和室と子供部屋。
緑の壁に開いた小窓の奥に、階段室の青い壁が見えている。
内装用のインテリアペイント(ポーターズペイント)で緑色に塗装された子供部屋は、お施主の家族と事務所スタッフが一緒に作業して塗ったもの。
子供部屋部屋から、和室を見る。

子供部屋は床レベルをあえて上げている。段差があることで、ちょっと腰掛けたり、居場所のような空間が生まれる。
和室と洗面室を結ぶ廊下に洗濯機置き場があり、両側を引き戸で仕切れるようになっている。
専門店で見つけてきたアンティークの戸は、下端に詰め物をして尺を調整。
お施主さんからは「いかにもって感じでつくりこまれたカッコイイ家ではなくて、ちょっとダサいくらいが良いんです」という要望があったとのこと。各所で使われている古い部材によって、建てられたばかりの新品の住まいが、キラキラピカピカな感じにならずに、しっとりした佇まいを醸し出しているようだ。

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