2013年6月8日土曜日

富山プロダクトデザインコンペティション20周年記念「デザインウエーブ 23年間の軌跡と展望」

“富山から世界に発信するデザインムーブメント”、デザインを基軸とする産業活性化プログラムとして1990年にスタートした「デザインウエーブイン富山」。これまでの成果を振り返る展示ー富山プロダクトデザインコンペティション20周年記念「デザインウエーブ 23年間の軌跡と展望」が、六本木のAXISビルBFシンポジアで開催されている(デザインウエーブ開催委員会主催)。
イベントタイトルに冠されている「富山プロダクトデザインコンペティション」は、このムーブメントの中核を成すもので、「祝いの品」をテーマに登録受付中の今回のコンペで18回めを数える。
入賞作品は、富山県総合デザインセンター、企業、デザイナーが協同して商品化に取り組み、これまで30点以上のプロダクツを世に送り出してきた。
展示は6/6(木)、7(金)、8(土)の3日間のみ。金曜と土曜にはあわせて4つのフォーラムも開催される(定員45名、要事前申込[6/5締切]、参加費無料)。登壇者詳細はAXISのサイトから展覧会ページを参照。

会場の一角に展示された「collinette.(コリネット)」は、“小さい丘”というメーミングの通り、美しいフォルムを纏ったアルミニウム製の「ツボ押し」。2011年のコンペで、グランプリに相当する「とやまデザイン賞」を受賞(デザイナー:松山祥樹)、2012年に高岡市に本社を構える(株)ナガエが商品化したもの。
会期初日には、「collinette.」の5つの販売シーンを想定し、5人のデザイナーが提案したスペシャルパッケージに関する記者発表が行なわれ、各コンセプトモデルも披露された。
「5組のデザイナーと考える『collinette.(コリネット)』スペシャルパッケージ」。 イメージボードも5組のデザイナーが作成(以下敬称略)。

5-1.
セレクトショップで販売するためのスペシャルパッケージ、トラフ設計事務所による提案。
「collinette.」には金属の硬質感が先ずあり、次に商品本体を手に取ると、本体の丸みを感じ、手の熱が伝導して徐々に温かみを帯びていく。硬いものと温かいもの、異なる2つのイメージを内包したデザイン。乳白色のパッケージの隙間から、内部の蛍光ピンクの色がもれ、角度によっては商品本体の金属もチラリと見える。


5-2.
男性雑誌とのタイアップでの販売を想定したスペシャルパッケージ、小島利之(小島デザイン事務所)による提案。
二人で楽しんで使ってもらう場面を想定しているので、収まりの個数は2つ。本のようになっていて、閉じれば、右側の筒に収まる。左開きの、やや厚みのあるページを捲っていくと、銀色の商品本体が現われる。
「collinette.」が中で動かずにピタッと収まるよう、カッティングを変えた幾つもの層になっているのがポイント。


5-3.
ホテルスパやエステ店での販売を想定したスペシャルパッケージ、粟辻美早(粟辻デザイン)による提案。
「包む」をコンセプトにデザイン。


5-4.
デパートやカード会社が顧客に送るノベルティを想定したスペシャルパッケージ、臼田香太+飯島麻奈美によるアトリエタイクによる提案。
古紙100%のパルプをモウルド(モールド)成形した“モウルドの丘”。本体の色は素材そのままを活かし、紐はカラフルに。


5-5.
ウェディングギフトを想定したスペシャルパッケージ、田部井美奈による提案。
パーティの後、そのまま手にさげて、バックにして持って帰ってもらう。

発表会には5組のデザイナーも出席、それぞれのデザインコンセプトを説明した。
展示は6/8(土)まで、最終日の開廊は11-18時。入場無料。

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