2013年6月13日木曜日

ELJP主催「L1プレゼンテーション vol.03」を聴講

湯島にある「mashup studio(マッシュアップスタジオ)」で開催された、エッセンシャルライト ジャパン プロジェクト(以下、ELJP)主催によるイベント「L1プレゼンテーション vol.03」を聴講(6/12)。
上の画像はイベント中盤で挨拶する、ELJP事務局代表の岡安泉氏。

ELJPとは、東日本大震災を機に発足した有志による団体の名称。公式サイトに拠れば、「節電の重要性が強く語られる現在の日本で、照明について改めて考え直し、これからの照明を取り巻く環境や、最適な日本の照明環境について自由に話し合えるプラットフォームを提供し続けることを目的」に活動中。昨夏には渋谷で映画「ザ・シティ・ダーク 眠らない惑星の夜を探して」を1週間限定で上映するなど(2012.8/18blog)、活動形態はさまざま。
今回で3回めを数える「L1プレゼンテーション」では、韓国を含む企業7社と2名の登壇者に、8分間で「一押しの光り」について語ってもらうというもの。登壇者は下記の通り(敬称略、登壇順)。

・(株)LG化学
カラーキネティクス・ジャパン(株)
トキ・コーポレーション(株)
パイフォトニクス(株)
(株)プロテラス
マックスレイ(株)
・前田尚武(森美術館 学芸部 展示・デザイングループ・マネージャー)
森山産業(株)
・岡安泉(岡安泉照明設計事務所 代表)

場内のカウントダウン表示を横目に、持ち時間を有効に使えるか、登壇者のプレゼン力が問われる。
下の画像は残り時間1分39秒となったカラーキネティクス・ジャパンのプレゼンの様子。
企業のプレゼンでは、持ち込んだ自社の機材をテスト照射しながら、納品事例を説明するところが多かった。そんななか、森美術館の前田氏のプレゼンでは、現代美術館ならではの手法が明かされた。曰く、「現代美術館の展示は、出展アーティストから出される色々な要望を聞き、コミュニケーションをとりながらのコラボレーションが肝要。作品ごとの生(ナマ)のライティングになるので、照明は美術系の業者ではなく、FUJI ROCK FESTIVALなどを手掛けている音楽関係のスタッフに依頼している」とのこと。照明業界関係者が数多く詰め掛けた場内から少なからず驚きの声が洩れた。

登壇のトリは岡安泉氏。 今年のミラノサローネで手掛けた照明計画を中心にプレゼン。
岡安氏は「照明計画において、人間の体感、五感のうち幾つを刺激できるかを常に考えている。近年は人間と照明(光)の距離感が失われ、豊かさも失ってしまった。だがLEDの登場を契機として、両者は近付いていけるのではないか」とLEDのさらなる可能性を予言し、プレゼンを締めくくった。

ELJP主催によるイベントは、今後も定期的に企画・開催される予定。岡安氏に拠れば、毎月第2水曜日を活動日に設定しているとのこと。
今回の会場となった「mashup studio(マッシュアップスタジオ)」は、医療設備工事、医療機器の製造・販売を行なっている(株)セントラルユニが所有する施設。イベント終了後には、5Fの医療展示が来場者に開放された。リアルな手術室の展示やLEDの無影灯など、滅多に見られない設備に来場者も興味津々。
同館階段踊り場にて。アーティストの末宗美香子さんの筆によるそうだ。

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