2013年6月11日火曜日

河内建築設計事務所《HOUSE d》オープンハウス

河内一泰さんが代表を務める河内建築設計事務所が手掛けた住宅作品《HOUSE d》のオープンハウスを見学。
立地は都内の閑静な住宅街で、北側のみ道路に接している。敷地面積109平米、延床面積は114平米。外壁をグレーの窯業系際ディングで仕上げた木造二階建て。この時点ではよく判らなかったが、複雑なスキップフロアを内部に有し、豊かな空間が複層した住まいである。
都心の住宅としてはかなり広い玄関。
奥に立っているのが設計者の河内一泰さん。
1Fは広々とした一室空間。吹き抜けの天井も高い。
リビング・ダイニングから、キッチンと玄関方向(北側)を見る。
キッチンは3口のガスコンロ。天井高がある分、防火規定に達しているので、タイルなどの不燃材で厨房まわりを仕上げる必要がない。西側の小窓から隣家の緑が見える。
1F玄関脇のトイレ。トイレは2Fにも有り。
1Fリビング・ダイニング。
床はフローリング、家具はラワン合板。

お施主さんからの要望として、蔵書が多いので、書棚をたくさん設けること。引き戸の収納スペースも可能なかぎりつくりつけで用意した。
ベンチのようなローデスクの上にテレビを置く予定。2Fに続く階段まわりも収納スペースとして活用。

河内事務所が2011年に設計した《AMIDA HOUSE》においては計14の床レベルが設定されていたが、今回は屋上テラスを含めて7つのレベル。床と床の間は塞がずに、落下防止としてワイヤーを取り付け、ズラした床の断面を敢えて見せて、部屋と部屋の関係性も同時に見せている。また《AMIDA HOUSE》に比べてたてこんでいる内壁が空間を分割するものの、空間が連続していく感じ、透明感が損なわれないようにした。例えば、ワイヤーも縦には付けず、横のラインで統一している。

階段を上がり、2Fへ。
階段途中から上方見上げ。2Fの東側の壁は書棚になっていて、幅の広い梯子が掛けられている。
梯子の下にはワイヤーが縦に掛けられている。落下防止の為だが、階段昇降の際のちょっとした補助にもなった。
階段を上がった2Fの床レベルがそのまま繋がっている小部屋が左側奥にあり。画面の右隅にみえている階段は、洗面・浴室の水まわり空間へと続いている。
前述小部屋のからの眺め。床の断面を境に、下半分は1Fのダイニング、上半分は水まわり空間が覗ける。さらに上階と屋上テラスへ続く階段の下も収納スペースになっている。
洗面と脱衣スペース。右奥がバスルーム。
洗面室同様、白を基調としたバスルーム。
2Fの反対側(北側)には、床レベルと部屋の大きさの異なる部屋が2つ。先ず、扉が外に開かれている下の部屋へ。
こちらの部屋は床レベルが下がっている。段差の手前からの眺めは、道路を挟んだ向かいの住宅の緑がちょうど借景に。
1Fトイレの上に位置する空間は、デッドスペースとせずに、穴倉のような。こちらは将来、子供部屋のベッドスペースを想定している。

上の画像でいうところの「T字」で分けられたなかに3つの空間が存在する。
2Fワイヤーと壁の納まり。
2Fの最深部に位置する、2Fではいちばん大きな部屋。屋上テラスからの光が差し込む。
外(北側)から見えた、いちばん高い小窓は、この位置に開けられていた。ロフトの奥にたて掛けられたフレームは河内事務所が用意したイメージ・インテリア。
この日の都心の最高気温は28℃近かったが、家の中のどこにいても気持ちよく風が抜けて、冷房なしでも快適だった。屋上テラスに出ると、更に気持ちよく、都心のビルも遠望できた。

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