2013年8月24日土曜日

「渋谷駅体得展 1/100模型で渋谷駅の世界を知る」8/25(日)最終日

渋谷マークシティ WEST4F「クリエーションスクエアしぶや」で開催中の「渋谷駅体得展 1/100模型で渋谷駅の世界を知る」(主催:田村圭介+昭和女子大学田村研究室、協力:テラダモケイ)を見に行く。
本展で目をひくのは、平面縮尺1/100(縦方向は1/50)の巨大模型「渋谷駅動線模型2013」。昭和女子大学准教授田村圭介氏と研究室の学生が制作したもので、この会場での模型展示は今回で三回めとのこと。

駅体得とは?
<駅体>は田村の造語である。
渋谷駅の建物は駅施設としての単体ではなく、商業施設や文化施設、宿泊施設などが溶け合いながら刻々と変化させてきた複合体であり、それを「渋谷駅体」と呼んだ。今年3月の東横線の地下化で、さらに複雑さを増したようだ。そんな迷える渋谷<駅体>を本展示会で<体得>して欲しい。
以上、フライヤー(会場配布物)より転載。

会場出入口に近い側から、渋谷駅の最深部・地下5階に位置する東急東横線、並行する営団地下鉄副都心線ホーム。楕円にくり抜かれている部分は、安藤忠雄氏がデザインした「地宙船吹抜」。
模型のあちこちに配置されているオレンジや白い紙の人形(ひとがた)は、テラダモケイの「1/100建築模型用添景セット No.3 基本形」のパーツ。本展では会期中、駅構内に人形をピンセットで配置していくワークショップも開催されている。作業しやすいように、高さ方向の縮尺はあえて1/50に。
JR山手線ホームや中央改札口よりも高く、地下鉄銀座線駅のホームが地上3階に位置するという、渋谷駅の複雑さが改めてよくわかる。


地上34階+地下4階の高層複合施設《渋谷ヒカリエ》は、現在は暗渠となった渋谷川がつくった谷の上に建つ。
模型の四角い柱はエレベーターシャフトを表現(円柱は模型を支える構造上の柱)。模型は4分割して会場に搬入、階段を付け足しながら組み立てた。
外国人観光客がわざわざ写真を撮りにくるという、渋谷の代名詞「スクランブル交差点」付近。足下には、道玄坂・渋谷109方面へ抜ける地下道が。
忠犬ハチ公も広場に鎮座。さすがは寺田尚樹さん、細かい。
渋谷マークシティ4Fの展示会場=「現在地」はこの辺り(道玄坂への地上出入口の手前)。2層下に京王井の頭線のホーム。

この大きさで、しかし実は渋谷駅の全景には未だ足りない。最も南に位置する埼京線ほかのホームが無いのだ。付け足すと、部屋の壁を突き抜けてしまうとのこと。
フライヤーの裏面の立体マップも充実。

渋谷の平面・断面ダイアグラムなど、地形と変遷がわかる展示パネルも力作。
「渋谷駅 構内ネットワーク図」を見ると、1885年頃は渋谷川と街道の2本線だけだったのが、高速や鉄道各線が入り込んで複雑な様相に。渋谷駅大改造が終わる2027年には、さてどんな姿になるのやら。
今年3月に刊行された田村氏の著書『迷い迷って渋谷駅 日本一の「迷宮ターミナル」の謎を解く』(光文社)には、渋谷の変遷がさらに詳しく書かれている。
会期最終日の8/25(日)には、テラダモケイによるワークショップの最終回が行なわれる(13-17時、予約不要、参加費無料)。展示は10-18時、入場無料。

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