2013年9月11日水曜日

「エマニュエル・ムホー展|100色」開催中

新宿三井ビル1Fの「55スクエア」にて、エマニュエル・ムホーさんによる「100色(100 colors)」展が開催されている。
会場の上半分の空間が、紙による美しいグラデーションで占められている。
展示コンセプトについては以下、「エマ通信」より転載する。

はじめて東京の街を見た
時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。

ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト「色切/shikiri」の原点である。

東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。 その想いからここ東京で100色の空間を創る。

あなたの好きな色を見つけに来てください。




100色の色紙と、白い紙による構成。1列120枚×7列=総枚数840とのこと。
場内には、大人はやや腰を屈めながら入る。
柔らかいクッションが用意されているので、座った状態の低い視線で鑑賞することをおススメする。

以下の3枚の画像は、会場中央付近の床に寝転んで、頭の上、天頂、足元付近を段階的に撮影したもの。紫→青→緑→茶→赤→ピンク→黄→白のグラデーション。



紙の大きさは、通称「四六判」と呼ばれるサイズ。タント紙など4-5種類を色味を重視してムホーさんがセレクトした(展示協力:株式会社竹尾)。

 天井面から45センチ離して一枚ずつ吊った紙の固定方法は、ダブルクリップの3点留め。シンプルなようだが、クリップの中央に重心がくるように糸を結んでいる。840枚×3個=膨大な作業は、ムホーさんの事務所/emmanuelle moureaux architecture + design のスタッフ総出の手仕事。
いったん会場の外に出て、通路側からの眺め。
会場奥の壁にも、吊られた紙に呼応した色の丸形のチップが、紙の下端すれすれに見えるよう、横一直線に貼られている。
会場入口付近には、「あなたの好きな色を見つけに来てください」というエマさんからのメッセージが寄せられている。会場では小さな銀色のシールを配布しているので、来場者のその日その時の気分に最も近い色を選んで、壁の丸形チップのまわりに貼ってもらう。例えば、落ち込んでブルーな気分だったら青系、その逆であれば暖色系に。とはいえ、一言で「青」や「オレンジ」といっても4-5色あるので、指の先にシールを貼りつけたまま、暫しの間、逡巡してしまった。
本展では、会場の床と、天井にも目を向けて欲しい。天井からのライティングを受けて、紙の面に反射した色が、虹のような淡いグラデーションをつくっている。これはプラン前には予想していなかった「嬉しい誤算」とのこと。
会期は9/29(日)まで、開館は10-19時、入場無料 。
9/15(日)、9/16(月・祝)は新宿三井ビル休館日につき閉廊。
本展は「新宿クリエイターズ・フェスタ2013」関連のアーティスト展部門の企画展であり、同フェスタは9/8(日)で既に終了しているが、ムホーさんの展示は9/29(日)まで会期延長となった(会期途中の9/5頃に延長が発表されている。同フェスタ公式ガイドブック掲載情報は古い日程のままなので注意)


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