2013年9月17日火曜日

CSデザインセンターにて「気配 kehai」展 開催中

東日本橋の中川ケミカルのショールームCSデザインセンターにて、写真家の青山裕企氏による企画展「気配 kehai」が開催されている。
青山氏は1978年愛知県生まれ、筑波大学(人間学類心理学専攻)を卒業後、2007年にキヤノン写真新世紀優秀賞を受賞。サラリーマンや女子高校生など“日本社会における記号的な存在”をモチーフにしながら、自分自身の思春期観や父親像などを反映させた作品を制作、主な著作に『ソラリーマン(SOLARYMAN)』(ピエブックス、2010年)、2010年にイースト・プレスから刊行された作品集『スクールガール・コンプレックス(SCHOOLGIRL COMPLEX)』のシリーズ、『絶対領域』(一迅社、2011年)などがある(作家プロフィールは青山氏の公式ウェブサイトより抜粋した)。
本展では、青山裕企氏の写真を中川ケミカルのカッティングシート(以下CS)をはじめさまざまな製品に出力した作品と、「SCHOOLGIRL COMPLEX」の映像作品を展示している。
展示会場を大きく2つに仕切る壁パネルと、スタッフルームとの境にたつ壁パネルには、青山氏の作品集『SCHOOLGIRL COMPLEX』にも掲載されているスクールガールが、本展の為に等身大の大きさで出力、展開されている。「今回はこの等身大サイズにこだわり、何度も出力を重ねた」と会場構成を担当した中川ケミカル/チーフデザイナー渡邊俊博氏談。等身大でみせることで醸し出される人の気配、が本展のテーマ。
道路側の窓ガラス上で飛び跳ねる「SOLARYMAN」たち。こちらの人物画像も等身大サイズ。

中川ケミカルの製品「PHOTO CUBE」に内包された青山作品の展示。
「あたかも被写体が透明な立方空間に閉じ込められたかのよう」と、会場構成を担当した中川ケミカルの渡邊氏。
 「PHOTO CUBE」は、透明なCSに画像データを出力し、同じく透明なアクリルキューブの1面に貼りつけたもの。
工程はいたってシンプルだが、出来上がった「PHOTO CUBE」の表情は実に多彩。精度にこだわって制作された透明な立方体の内部で光が屈折するので、1面しかない筈の画像が角度によっては幾重にも見えてくる。
「PHOTO CUBE」は、昨年10月にビッグサイトで開催された「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」において中川ケミカルから発表されたもの。現在では都内のセレクトショップなどで取扱いがあり、画像持ち込みによるオーダーメイドにも対応している。

青山氏はかねてから同社の「PHOTO CUBE」に着目しており、本展の前に開催された氏の個展でも表現媒体のひとつとして採用された。紙焼きでもデジタルでもない、第三の表現としての新しい魅力が、「PHOTO CUBE」にはある。
会場では青山氏の作品集を閲覧できるコーナーも。
「PHOTO CUBE」による青山作品の一部は、会場で販売している。

本展のために特別に用意された「ガチャポン」がこれまた秀逸の一品。
3センチ角のアクリルキューブに「SCHOOLGIRL COMPLEX」からとられた絵柄が出力されたもの。 絵柄の数は10種類。
1回1,000円は超がつくお徳価格。数量100個の会期中限定販売。

また本展では、青山氏の作品を見るだけでなく、来場者の五感に訴えかける演出をSORA Synesthetic Design Studio+高木潤氏が手掛けている。
会場のあちらこちらに、光、サウンド、アロマの香りなど、さまざまな演出がなれている。例えば、パーテーションに貼られた水玉模様に鼻を近づけると・・・・・・? ぜひ会場で体験を。

会期は11/1(金)まで。休業日の土・日曜と祝日を除き、開館時間は10:30-18:30。入場無料。

1 件のコメント:

kazuaki miyazawa さんのコメント...

実際に観ると、もっと感動するのでしょうね。