2013年10月23日水曜日

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2013」関連 仮想都市「ミッドパーク・ダンジョン」期間限定オープン

六本木の東京ミッドタウンで18日から始まった、秋恒例となったデザインイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2013」。そのメインコンテンツのひとつを紹介する。
ミッドタウン・ガーデン 芝生広場に出現した仮想都市「ミッドパーク・ダンジョン」を手掛けたのは、建築家の藤村龍至氏(藤村龍至建築設計事務所代表)。
今年の「DESIGN TOUCH」のテーマである「デザインを、探しに行こう。」の言葉通り、迷宮(ダンジョン)の奥へ奥へと駆けて、一番高いタワー「ミッドパーク摩天楼」の上まで辿り着いたら、クエスト(探求)達成、というストーリ。

「ミッドタウン」は東京の中心を意味すると同時に、アメリカ・ニューヨークのマンハッタンにある世界で最も高密度で都市性の高いエリアを意味します。
マンハッタンを覆う独特の街路パターンである「マンハッタン・グリッド」は、アーバンデザイナーの誰もが認める20世紀の都市デザインの最高傑作であり、公園、街路、広場、摩天楼がセットになった都市装置による豊かな都市空間は、東京ミッドタウンのルーツとなる都市イメージでもあります。
本プロジェクトでは、「都市空間」をテーマにマンハッタン・グリッドを立ち上げたような仮想の都市「ミッドパーク・ダンジョン」を計画しました。中央の広場(セントラルパーク)を中心に配置された4つの公園では、都市の中で愉しめるコンテンツを用意することで、豊かな都市の舞台装置を再現しました。

――以上、主催者発表のニュースリリースに寄せられた藤村氏のコメントを転載。
出入口は4か所。危ない遊び方をしない等のルール説明を頭に入れたら、大人も子供も大冒険の始まり。
壁には隙間があいていて、ダンジョン(迷宮)の奥へ奥へと来場者をいざなう。
4つの広場のひとつ、「ハート・スクエア」は早くも記念撮影の名所に(注:作品に触れるのはNG)。
漫画「ドラえもん」に出てくる空き地のシーンを思わせる、3つの土管が積まれた「トンネル・スクエア」。穴から穴へ通り抜けたり、おりしも通りがかった子供たちにも大人気(彼らは遊び方のお手本を各所で我々大人達に見せてくれた)。

グリーンの大きなネットが張られた「フォレスト・スクエア」。
大人でも身を縮めれば反対側の出入り口まで進める。開いた穴から顔を出して遊んだり、互いに写真を撮りあったり(注:ネットの上に乗るのはNG)。

ダンジョンの中心部を占める「公園」。
一番高い「摩天楼」へ続く階段を元気に昇り降りする子供たち。
「摩天楼」そばに立っているのが、設計者の藤村龍至氏。
「迷路ではなく迷宮を意味する“ダンジョン”の壁は、流通の場面で使われる木製パレットがモチーフ。会期終了後に水産加工業者への寄付を予定しているので、フォークリフトで使える正規格のひとつに合わせた(1200×1100)。壁の隙間は、設計条件のひとつだった強風への耐久性を確保できたのはもちろん、壁の向こうに景色が見えたり、人の気配が感じられたりする。この“半透明のスクリーン性”も大事にしつつ、都市のイメージをつくりあげた」とのこと。 
藤村氏による「ダンジョン」は、昨年この地に建てられた谷尻誠氏の「MOUNTAIN GYM」を上回る大きさ。芝生広場は東京ミッドタウンの高層棟側に緩やかな傾斜がついているので、要所でしっかりと地面に杭をうってダンジョンを固定し、上端にも梁をわたして補強した。建設前には自分たちでモックアップをつくり、壁の「抜け感」の具合をみながら、強度と安全性はもちろん、夜間ライトアップ時の光の強さなども確認した。
タワーのそばにある「バブル・スクエア」からは、約5分おきにシャボン玉が噴き上げられる。と、大人も子供も関係なく歓声があがった。風向きによっては「ダンジョン」の外側、芝生広場全体にまで広く流れてゆく。

夜間(17~23時)はLED照明でライトアップされ、また違った表情にをみせる「ダンジョン」(注/18時以降ダンジョン内への入場は不可)。
「ミッドパーク・ダンジョン」のオープン期間は「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2013」会期と同じ11/4(月・振休)まで。中に入って遊べる時間帯は11-18時(雨天・荒天時は入場不可)、入場無料。

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