2013年11月1日金曜日

Miele×隈研吾×Christoph Radl「TIMELESS DESIGN」展 プロダクトと建築、そしてアートが共鳴する10日間

南青山のミーレ・センター表参道にて、世界的なグラフィックデザイナーのクリストフ・ラドル(Christoph Radl)氏の作品と、ミーレのプロダクト、そして建築という3つのスタイルが響き合うエキシビション「TIMELESS DESIGN 展」が開かれている(主催:ミーレ・ジャパン株式会社)。
会場は隈研吾建築都市設計事務所が内装設計を手掛けた《ミーレ・センター表参道》。この11/1でオープンから3年めを迎える。

ミーレ(Miele)はドイツを代表する家電ブランドで、創業は1899年。《ミーレ・センター表参道》の地下1階は、1930年代の洗濯機や50年代の掃除機など貴重なアンティーク製品を展示した同社の歴史を振り返るラウンジスペース、1階から3階が最新の調理機器などをビルトインした製品展示スペース アクティブキッチンとなっている。
外からは見えないが、建物は吹き抜けの中庭空間を内包しており、4階分の高さがある壁三面を、ラドル氏が手掛けたポスターなど1980年代からの作品280点がコラージュされた「RADL WALL」が埋め尽くしている。
クリストフ・ラドル氏はスイス生まれ、オーストラリア国籍で、現在はイタリア・ミラノを拠点に活躍中。ミラノでデザインを学び、エットレ・ソットサスの事務所に勤務した後、1993 年に独立、R.A.D.L.& 社を設立した。アルマーニ、フェラガモ、カッシーナなどイタリアを代表するブランドのアートディレクションやグラフィック、また雑誌『INTERNI』、『Grazia CASA』、『ANEW』のアートディレクションも手掛けている。

本展のテーマは「Timeless Design(時代を超えたスタイル)」。
展覧会開催を記念して行われたトークセッションには、作家本人と隈研吾氏も出席。ラドル氏をよく知る隈氏は、ガラスの向こうに見えるラドル氏の「RADL WALL」を前に、「建築はよく『作品の寿命が長くて良いですね』と言われるが、その為には絶えずメンテナンスが必要で、実は寿命は短い。時代の最先端をいきながら、彼の作品の方がいつまでも古びないし、まさに時代を超えたタイムレスな仕事だ」とラドル氏の業績を称えた。
ラドル氏のコラージュ作品「RADL WALL」が日本で公開されるのは今回が初めて。「3Dに見えるようにしたかった」とは作家の談。

中庭を囲む「RADL WALL」は、屋外広告物用シートにインクジェットプリンターで出力されたもの。外装用なので、僅かに凹凸があるコンクリート壁でも問題なく貼れ、また雨にも強い。何本かに分割されロール状になって搬入された作品を、屋上部分につくった単管下地に職人さんがロッククライミングのようにぶら下がりながら、上から一列ずつ一気に貼っていったそうだ。繋ぎ目が全くわからない、美しい仕上がり。
TIMELESS DESIGN 展」の会期は11/4(月)まで、開館は11~18時、入場無料(予約不要)。

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