2013年11月2日土曜日

神宮絵画館前「Tokyo Designers Week 2013」 開催中

明治神宮外苑絵画館前で恒例となったデザインイベント「Tokyo Designers Week 2013(略称TDW2013)」。今年から「CREATIVE fes」と銘打って、デザイン、アート、ミュージックの3本柱で展開中。多数の企業、ブランド、学校、大使館、デザイナー、アーティストなどが参加。
過去最多の20コンテンツの一部を紹介する(以下、一部で敬称略)。
最も大きな会場は「designboom mart TOKYO 2013」と「DESIGN NEXT展」の2つのコンテンツが入ったテント会場(TENT)。

テント会場 DESIGN NEXT展-28 LEXUSのブース。
今年のMilan Design Weekで発表した、伊東豊雄氏監修、平田晃久氏が空間構成を手掛けたインスタレーション「amazing flow」の一部を国内初公開。
ブース内に置かれた模型と、平田氏へのインタビューを交えたモニター映像で、ミラノ出展作品の全貌を垣間見ることができる。また12時-20時半(最終日は19時半)間の1時間に2回(00分、30分)、ブースの入口が閉め切られ、伊東氏から寄せられたコメントとイメージ映像が流れる「amazing flow体感ツアー」あり( 所要時間:約5分間)。


テント会場 DESIGN NEXT展-27 TOTO(株)のブース。
トラフ建築設計事務所、橋田規子、野老朝雄、ミヤケマイとのコラボレーション展「NEOREST×4CREATORS」は、ウォシュレット一体型のタンクレス便器「ネオレスト」 の発売20周年を記念したもの(詳細:TOTO発表10/8ニュースリリース)。
プロダクトデザイナー橋田規子氏による「日本が世界に誇る便器」をイメージしたトイレ空間の提案。TOTO出身でもある氏は「ネオレストデザインヒストリー」の展示も担当。
野老朝雄氏がデザインしたゲート付近。野老氏ならではのグラフィック(紋)で彩られた便器20個が並ぶ。
野老氏の展示テーマは「繋げる事 Connecting」。
ミヤマケイ氏が手掛けた、鏡張りの不思議な空間。展示テーマは「見えないもの Invisible Things」。
光を放つ便器の底を覗くと、水の中にメッセージが浮かんでいるように見える。

鈴野浩一氏と禿真哉氏のふたりは「安心 Peace of Mind」をテーマに映像空間も手掛けている。
ミヤケ氏の部屋から黒いカーテンで仕切られた1室に入ると、足元から左右に「トイレットぺーパー」が弧を描いてわたされ、右側の上に巨大なトイレットぺーパーが、ペーパーの真ん中にはネオレストが鎮座している。
映像作品は、先ずは右も左も何もない真っ白いペーパーの状態からスタート。
そのうちに、左右の“ペーパーの端”から、トイレットペーパーが1個、2個、3個・・・と転がり落ちてくる。
最後は、水流音を響かせながら、ネオレストに向かって水が流れ込んでくる。
「NEOREST×4CREATORS」関連イベントははTDW終了後も続き、11/9(土)と11/10(日)の2日間、六本木ヒルズ大屋根プラザに「ネオレストカフェ」が限定オープンする。2会場共に全体の監修・空間構成はトラフ建築設計事務所が担当。同カフェでは、11/10(日)15時から上記4組のクリエイターによるトークイベントも開催予定。

「DESIGN NEXT」会場では上記のほか、東芝ライテック(株)・東芝エルティーエンジニアリング(株)が森田恭通氏 / グラマラスとのコラボレーションによるインスタレーション「Dramatic Elements」を出展(詳細:東芝来テック発表ニュースリリース)。

NPO法人ハートフルジャパンは、伊東豊雄、安東陽子、隈研吾、妹島和世、藤森照信、ザハ・ハディド、レム・コールハースら内外の建築家やアーティストが絵柄を描いた「デザイナーズ缶バッチ」やTシャツを今年も販売(会場では1個300円)。
樹を模したオブジェに缶バッチが実のように付いている展示構成は、缶バッチも出品している大西麻貴氏が担当。
左:アンドレア・ブランチ、右:伊東豊雄氏デザインの缶バッチ。

このほかにも展示は多数(効率よく見てまわるには、入口で配布されるペーパーに先ずは目を通すべし)。

トップクリエイターによる個展形式の展示「ASIA AWARD PROFESSIONAL」と、パネル形式の「Rough」展など。

「Rough」展、建築・インテリア関係では、東利恵、隈研吾、辻村久信、平田彰久、藤本壮介、町田ひろ子ら各氏の事務所が図版とテキストを出展。
上:長谷川浩巳 《星のや 竹富島》のランドスケープデザインの展示パネル。

会場内の「喫煙所」を谷尻誠氏 / SUPPOSE DESIGN OFFICE が手掛けているのでお見逃しなく。場所はSAPPORO CITY JAZZ会場のドームとフードエリアの間。

JTによる「喫煙所」だが、半分はスモークレスエリアで、川島小鳥氏による写真展を開催中。プロデュースは(株)ジョージクリエイティブカンパニー代表の天野譲滋氏。
建物を構成しているのは、工場や船舶の床材やフェンスなどに用いられるエキスパンドメタル。
エキスパンドメタルは鋼板の表面に千鳥状の切れ目を入れ、七夕飾りのように網目状に引き伸ばしたもの。元は1枚の鋼板なので、非常に頑強である。その両端を角状に折り曲げて柱とし、平面部分は壁材とした。仮に台風がきても倒壊しないという建物の構造設計は、Arupの金田充弘氏が担当。


禁煙/喫煙スペースは、白いオーガンジーのカーテンで仕切られているのみ(スモーキングエリアは20才未満立入禁止)。
Tokyo Designers Week 2013」会期は11/4(月・祝)まで、開場は11-21時(最終日は20時閉場)。入場料および各種割引サービス・イベント情報については「TDW2013」公式サイト、公式twitterFACEBOOK参照。

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