2013年12月16日月曜日

西武渋谷店「モヴィーダ館」に新生・無印良品とロフトの新業態がオープン

渋谷の公園通り沿いの西武渋谷店モヴィーダ館に、無印良品ロフトの複合ショップが11/29(金)にオープンした。
モヴィーダ(movida)とは、スペイン語でムーブメントの意。B1Fから5Fが無印良品で、6、7Fがロフトの新業態フロア。前者はこれまでの西武渋谷店パーキング館を含めて、約3倍に増床している。

公園通りに面したエントランス脇のディスプレイ「Book Clock」は、文字通り「本の時計」。左から、時、分、秒をあらわす数字が、左右に書かれた本の見開きのかたちで表示され、道往く人々に時を告げる。刻まれる秒のリズムにあわせて、秒を表す右端の本のページが、右から左に1枚ずつ捲られていく(画像は16時20分49秒から50秒に切り替わるところ)。見せ方はアナログ的だが、デジタルな時計。
18時から朝6時の間は電灯下で本を読んでいるような画面になるのだが、切り替わるその瞬間、3冊の本が一斉に閉じられる。また1時間に3回サプライズ画面も登場するとのこと。製造制作は、今回のトータル・ディレクションとサイン計画を担当した廣村正彰氏+HDO(廣村デザイン事務所)。
1F 自転車・MUJI to GO・カスタマイズ工房のフロア。 工房では、同館で販売している自転車や衣料品にネームを入れることができる(有料)。
2Fには渋谷エリアでは初となる「Café & MUJI」がオープン。
3Fはレディースウェア・ヘルス&ビューティのフロア。4Fはメンズウェア・ステーショナリー・お直し工房のフロア。
コーディネイトの相談に応じるファッションアドバイザーを配置している。

5Fはこども服・マタニティなどのフロア。
5Fのフロア中央に設けられたキッズルーム「木育ひろば」は、 “木と共に豊かに過ごす時間の提供”をコンセプトに、国産材中心のインテリアやおもちゃ類で構成されている(監修:東京おもちゃ美術館)。また新たな試みとして、奥の「木育ルーム」でお子さんの一時預かりサービスも開始した。

「木育ひろば」でも使われていた「じぶんでつくる紙管こどもイス」は、同フロア内で取り扱っている。
再生紙によるこの椅子は、購入者が自分で組み立てた後、自由に加工・ペイントしてさらに楽しめるようになっている。商品のパッケージは裏返しして椅子のカバーとして再利用も可能。
各フロアのトイレのサイン、エレベーターやエスカレーター前の館内案内やサイン計画も、廣村デザイン事務所によるもの。
6、7Fはロフトの新業態「LOFT&(ロフトアンド)」が新たにオープン。
「&」は正式には「アンパサンド(Ampersand)」と読み、ものごとを対等につなぐことを意味する記号である。従来のロフトが既製の雑貨全般を扱っ ているのに対して、「LOFT&」では、ワンオフ(単品生産品)やマスプロダクツのカスタマイズなどを切り口に、「東京アーティストマンション」や、糸井重里氏による「ほぼ日ストア」など、“ここにしかない”生活雑貨とサービスの提供を目指す。
両フロアは前述のコンセプトを反映したラボ(研究室)的なイメージでまとめられている。サイン計画を除く店舗デザインを、鈴野浩一と禿真哉の両氏が代表を務めるトラフ建築設計事務所(以下、トラフ)が担当。また、モヴィーダ館のエスカレーター周辺やエレベータ―ホールなどの共有部、エントランスのデザイン監修もトラフが行なった。
フロア各所で使われている陳列什器は、カラーMDFを2色サンドしたカラフルな天板と、以前トラフがデザインした石巻工房の「AA スツール」の改良版を組み合わせたもの。石巻工房は震災後に「地域のものづくりの場」として宮城県石巻市で発足した。今回はその石巻工房の家具を「LOFT&」仕様にアレンジした。2色の天板はリバーシブルで、並べられる商品にあわせて色を反転させて使うことができる。
商品として置かれる家具と、陳列什器に境界がなく、「AAスツール」をはじめとした陳列什器そのものも販売ができるように準備中。陳列什器が販売対象となることで、フロアの新陳代謝が起こり、常に表情を変える動的な店舗を目指している。表情が変わり続けることは常に“未完成の状態”ということであり、このことが、クリエイションを切り口に展開する新業態をバックアップしている。
6Fレジの脇にもトラフがデザインした家具が什器として商品と共にディプレイされている。奥が2012年夏に化粧板メーカー(株)伊千呂と開発した「コロロデスク」、手前は今年の新作「コロロワゴン」。
画像の奥、7Fフロアには、レーザーカッターやUVプリンターなど、専用工場にしか置いていない最新のデジタル加工機器を体験できるデザイン工房「&Fab」も併設(加工体験受付時間は12時から20時まで)。カスタマイズされたプロダクツはWEB上でシェアされる。
このほか7Fには1000円未満におさえたデザイナーによる雑貨やプロダクツを取扱う「HYACRE(ヒャックリ)」がある。フロアの一角を占めるホップアップショップには、ロンドンで人気の「THE POUND SHOP」が来年1/5(日)までの期間限定で日本初出店。1、3、5ポンドで買えるデザイナー商品を集めた。ブースのデザインも彼等が手掛けた。
7Fフロアにはイベントスペース「LOFT Forum」も併設。オープニング企画展は「鈴木安一郎 富士山のきのこたち ~不思議なきのこのクリスマス」。会期は12/25(水)まで、入場無料。

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