2025年11月21日金曜日

【サンゲツ】壁装材の文化と未来を探る企画展「壁を装う展」―21_21 DESIGN SIGHTで開催へ

株式会社サンゲツは、2025年11月29日(土)から12月5日(金)まで、東京ミッドタウン内の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3にて、企画展「壁を装う展 - Wall Covering and Beyond」を開催する。
本展は、インテリア総合企業として180年近い歴史を持つサンゲツが、コンテンポラリーデザインスタジオ「we+(ウィープラス)」を迎え、日本の壁装材をデザインと文化の視点から再解釈するリサーチプロジェクトの企画展となっている。

■壁紙文化の再発見と未来への提案
日本の壁紙は、自然環境や住宅様式の変遷、海外文化との交流を背景に、素材や技術の進化を重ねながら、世界の壁紙とは異なる独自の発展を遂げてきた。現在では、住空間に欠かせない「壁装材」として、機能性と美意識を兼ね備えた多様な役割を果たしている。
サンゲツはこれまでに数万点に及ぶ壁紙を手がけており、その豊富なアーカイブには、時代とともに培われた高度な技術と美意識、空間表現の可能性が息づいている。本展では、これらのアーカイブを起点に、「壁を装う」という文化の本質に迫り、素材と技術の進化、そこに宿る美意識の多様性をたどりながら、日本の壁装材文化の奥深い魅力を再発見し、未来の壁装材のあり方を提示する。

■展示構成
〇イントロダクション
壁紙が日本で広く普及するに至った背景の一つである素材や構造に着目し、製造工程ごとの実物展示を通して壁紙の特性を紹介。
〇素材からみる壁紙系統図
「石」「土」「木」「紙」「織」などのプリミティブな素材を起点に、サンゲツの壁紙アーカイブを体系的に分類。日本独自の進化をマインドマップ形式で可視化。
〇これからの壁紙
素材から着想を得て進化してきた壁紙が、今後どのような未来を迎えるのか。その可能性を提示。
〇日本独自の壁紙見本帳
1960年に初めて発行されたサンゲツの壁紙見本帳からのアーカイブを系図とともに展示。ニーズや技術の多様化に伴う進化の歴史をたどり、「選ぶ楽しさ」を体感できるエリアを展開。

■開催概要
タイトル:壁を装う展 - Wall Covering and Beyond
会期:2025年11月29日(土)~12月5日(金) 10:00~19:00(会期中無休)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
(東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)
入場料:無料
公式情報:https://www.sangetsu.co.jp/information/detail/20251027134832.html



株式会社サンゲツ


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