2024年3月27日水曜日

アプリクラフトがIFC-VAX β版をリリース

アプリクラフトでは、IFCデータの品質チェック、編集、変換、軽量化をシームレスに実現するIFC-VAX(IFC-Value Added Translator)β版をリリースした。

IFC-VAX※1 は、IFC データの入出力に対応した高い付加価値を有する汎用のトランスレータで、3D モデルや属性のビューワとしてはもちろん、その他にもモデルのチェック機能や各種修正・編集機能、メッシュ削減やシュリンクラップ(モデル全体を包む閉じたメッシュを作成)、モデルの内面のみを抽出する機能など、IFC データを活用する上で便利なさまざまな機能の利用が可能で、設計モデルから各種解析モデルへの簡略化作業や、3D プリント用のモデル作成、協力会社とのデータのやり取りの際のチェックなどに役立てることができる。
      
*1 IFC-VAX は、株式会社アプリクラフト(AppliCraft Co., Ltd.)の登録商標(出願中)

多くの建築系の3次元デジタルツールは、IFCという中間ファイルの入出力をサポートしているが、建築モデルは、計画、設計、構造、施工など工程毎に必要とされる3次元モデルが異なり、さらに異なるデジタルツールが使用されることが多くあるため、工程の上流から受け取った3次元モデルは、受け取った工程で必要なデータが欠損していたり、逆に不要なデータが存在することがある。

加えて、すべてのデジタルツールが同じIFCの要素(Entity)を使用するとは限らず、ほかにもIFCデータを読み込む際に以下のような原因でデータが欠損する場合があり、IFCとして変換出力される前の、デジタルデータの品質は作成者によってまちまちとなることから、品質に問題のあるモデルデータから出力されたIFCデータは、その不具合を継承するなどの理由から、データそのものが欠損することが発生してしまう可能性がある。

アプリクラフトでは上記のような問題を解消し、建築設計のワークフローを効率化することを目的として、IFC-VAXの開発を進めている。


製品の詳しい情報はこちら 
https://www.applicraft.com/products/translator/ifc-vax

株式会社アプリクラフト 

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