2025年8月13日水曜日

【ユーモラス】階段・段差専用ユニット「Cutting Edge(カッティングエッジ)」の販売開始

株式会社humorous(ユーモラス)は、高輝度蓄光ユニット「ナイトコンシェルジュ(R)」の新製品として、階段・段差専用ユニット「Cutting Edge(カッティングエッジ)」の販売を開始した。災害時も見据えた安全対策が設計段階から求められる中、本製品は、防災規格を上回る性能と自由なデザインカスタマイズ性をもち、既存意匠に馴染む設計・改修ソリューションとして、屋内外を問わず幅広い空間への対応を可能にする。


【特長と導入メリット】
・防災規格超えの高輝度・長時間発光(JISZ9097基準比2倍以上)
・既存意匠に調和するデザインカスタマイズ性
・基本ユニットシステムの採用で必要な数量・配置を自由に選択可能
・規模やデザイン意図に応じた資材調達で、コストコントロールが容易
・短工期・低負担の施工(両面テープによる後付け可能)
・滑り止め・反射など安全性強化オプション
・電源不要でランニングコストゼロ
・屋内外問わず長期間使用可能


【製品情報】
 製品名:ナイトコンシェルジュ(R) Cutting Edge(カッティングエッジ)
        https://humorous.jp/nightconcierge/originalip/cuttingedge
 サイズ:10~20cm × 2cm(他サイズ展開可)
  素材:蓄光アルミ板+トップコート加工
        (耐久性、耐候性、耐食性、荷重試験を全てクリア)
施工方法:両面テープ貼付、ガイド付き(デザインパターンも参考ガイドあり)
 対応面:水平面/垂直面/段鼻
  価格:案件・仕様に応じてお見積もり ※特許出願済




株式会社humorous


2025年8月12日火曜日

村野藤吾設計のモダニズム建築がレガシーホテルとして2026年春開業

株式会社竹中工務店、東急株式会社、京急電鉄株式会社、星野リゾートがホテル事業を進める「旧横浜市庁舎行政棟」が、戦後の建造物として初めて「横浜市認定歴史的建造物」に認定された。同建造物は、「OMO7横浜 by 星野リゾート」(以下、OMO7横浜)として2026年春に開業予定。

「旧横浜市庁舎行政棟」は、開港100周年記念事業の一環として建てられた日本近代屈指の建築家・村野藤吾設計のモダニズム建築。優れた意匠的特徴を持つとともに、横浜の戦後建造物として高い価値を有している。

横浜旧市庁舎・行政棟

今回、横浜市の認定を受けるにあたり、横浜国立大学・吉田鋼市名誉教授より、「⻑きにわたり地域のシンボルであった旧横浜市庁舎⾏政棟の保全と活⽤により新旧が融合した新たな都市のランドマークが形成され、地域の歴史を継承し、地域の景観形成上の重要な要素となる」と評価した。

元市民広間大階段
再製作した大階段を中心に形成されるホテルロビー(イメージパース)


施設概要

施設名:OMO7横浜(おも)by星野リゾート

所在地:神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1ほか

アクセス:JR根岸線「関内」駅徒歩1分、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅徒歩1分、

横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り」駅徒歩7分

客室数:276

設計:

当初設計…村野、森建築事務所

改修基本設計・実施設計…株式会社竹中工務店

ホテルFOH(*1)部インテリア基本設計・インテリアデザイン監修…株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所

ホテルFOH部造作家具実施設計…アイリスオーヤマ株式会社、I.P.Mプロジェクトマネジメント合同会社

ホテルサインデザイン…UMA/design farm

数字フォントデザイン…村野、森建築事務所・MURANO design

FFE(*2)設計・監理…株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所

施工:

当初施工…免震改修工事:戸田組(現・戸田建設株式会社)

改修施工…株式会社竹中工務店

開業日:2026年春

OMO7横浜 公式サイト:https://hoshinoresorts.com/ja/brands/omo/sp/omo7yokohama/

2025年8月8日金曜日

【YKK AP】臨海副都⼼⻘海地区の既存オフィスビルで、建材⼀体型太陽光発電の実装検証を開始

YKK APは、建材一体型太陽光発電(BIPV:Building Integrated Photovoltaics)の早期社会実装に向け、東京都 臨海副都心 青海地区の「テレコムセンタービル」で、東京都港湾局・東芝エネルギーシステムズ・関電⼯・東京テレポートセンターとの 5 者による協定に基づき、フィルム型ペロブスカイト太陽電池(次世代型ソーラーセル)を用いた実装検証※1を開始した。※1  本検証は東京都環境局による開発事業者向け⽀援事業「次世代型ソーラーセル社会実装推進事業」の助成をうけている


今回は実験ハウスやラボではなく、実際に使⽤されている既存オフィスビルでの制約をクリアしながらの実装検証となり、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を⽤いた内窓(「BIPV 内窓」)を取り付けるという新たな試みで、実装検証は、熱線反射ガラス越しでの発電確認や、社会実装に向けた既存オフィスビルへのBIPV内窓の取り付け⽅法など多岐にわたる。YKK APではこれらの取り組みにより、これまで進めてきた「窓で断熱」(省エネ)に「窓で発電」(創エネ)を加え、カーボンニュートラルの実現への貢献をめざす。


【本実装検証の主な⽬的】
● 1990 年代頃まで、多くのビルのガラスに採⽤されてきた熱線反射ガラスを使⽤したオフィスビルに対する発電検証として、どの程度、発電に影響を受けるかの確認
● 社会実装(⻑期使⽤)を⽬指したフィルム型太陽電池の設置⽅法検討
⇒内窓に、フィルム型ペロブスカイト太陽電池付きのフラップパネルを装着する構造を採⽤することで、内窓の  ガラスに直接貼らずに、フィルム型の太陽電池を設置
●実装検証として、既存オフィスビルへのBIPV内窓の取り付け⽅法を検討
●複数のBIPV内窓を取り付けることにより、⽅位違いや⾓度違いなどの発電データ取得
● 札幌での実証実験で確認した、雪上からの反射光効果を再現させる⽅法を検討 など

▲室内の BIPV 内窓の設置状況




YKK AP

2025年8月7日木曜日

「植物×匠 めぐるいのち、つなぐ手しごと」開催中

 国立科学博物館竹中大工道具館共同企画展「植物×匠 めぐるいのち、つなぐ手しごと」が7月29日(火)~9月28日(日)の会期で国立科学博物館にて開催中。

本展では日本の伝統的な木造建築を支える「植物」と「匠」の技に注目し、それぞれを植物学と建築学の視点から読み解いている。さらに、これらが循環する社会のなかでどのような役割を果たしてきたか、その知恵と工夫を紹介する。

本展示会を監修した国立科学博物館・國府方吾郎氏(左)、竹中大工道具館・崔 ゴウン氏

建築に使用される植物標本と、その植物を使用した建築物の模型が展示されている。また、加工に使用する大工道具も併せて展示している。

「萱」に使用される植物

木材展示コーナーでは鉋掛けされた杉や檜などの削り出しの香りをかぐことが出来る。

継ぎ手コーナーには謎の継ぎ手と言われた大阪城大手門継ぎ手のレプリカ模型などが展示され、実際に手に取って見ることが出来る。

茅葺屋根や杮葺の模型は触ることも出来、実際の屋根の質感を感じることが出来る。

2025年8月6日水曜日

【立川ブラインド工業】タテ型ブラインド「バーチカルブラインド」をリニューアル

立川ブラインド工業株式会社はタテ型ブラインド「バーチカルブラインド」におけるスラットのラインナップをリニューアルした。
今回のリニューアルで、現在よりも利用者の幅広いニーズに対応できるようになる。

近年、働き方改革やウェルビーイングの観点から、オフィスや商業施設、医療機関などの各種施設では従来から求められてきた機能性やメンテナンス性に加え、快適性が重要視されており、利用者にとってより快適な空間が求められていることをうけ、こうしたニーズに対応すべく、タテ型ブラインド「バーチカルブラインド」においても快適性や機能性を備えたスラットを新たに追加した。


・ミスト遮熱
ロールスクリーン 「ラルクシールド」共通柄。 パウダータッチな柔らかい質感とグレイ
ッシュな12色で、トレンド感のある空間に最適な製品。遮熱機能を備えており、オフィスから商業施設まで、幅広いシーンで快適な環境をつくる。

・シルワ遮光
ロールスクリーン 「ラルクシールド」 共通柄。 遮光1級の高い遮光性能を持っています。 再生ポリエステル繊維を25%以上使用した、環境に配慮したグリーン購入法適合スラットです。教育施設や庁舎などに使いやすいカラー5色をラインナップ。

・ビブレ/ビブレ遮光
ロールスクリーン 「ラルクシールド」 共通柄。 ざっくりとした織りで、カジュアルな風合いが特徴。 オフィスや店舗などで活躍する色幅を持たせた9色をラインナップしています。 同色で遮光タイプもご用意しており、使用シーンに合わせた使い分けが可能。



 
タテ型ブラインド「バーチカルブラインド」デジタルカタログ:https://www.blind.co.jp/products/digital/details/vv
 
タチカワブラインド

2025年8月5日火曜日

【YAMAGIWA】建築家 田根 剛氏とコラボレーションした新商品「TALIESIN® HOMMAGE–archaeological lamp」

オリジナル照明をはじめ世界の照明・家具ブランドの輸入・販売を行う株式会社 YAMAGIWAは、建築家 田根 剛氏とコラボレーションした新商品「TALIESIN®HOMMAGE–archaeological lamp」を販売開始した。
▲写真2点:GYRE.FOOD(東京) Photo: Masaaki Inoue

TALIESIN®HOMAGE は、第一線で活躍する建築家やデザイナー、アーティストとのコラボレーションにより、「TALIESIN®2」の新たな魅力を引き出すオマージュコレクション。フランク・ロイド・ライト生誕 150周年を機に開始し、これまで2017年は坂 茂氏・橋本夕紀夫氏・groovisions、2018年は伊東豊雄氏・名和晃平氏・皆川 明氏、2019年 妹島和世氏、永山祐子氏、鈴木啓太氏が参加している。
今回、田根剛氏とYAMAGIWAが開発した「TALIESIN®HOMAGE–archaeological lamp」は、フランク・ロイド・ライトがマヤ遺跡にインスピレーションを抱き多くの建築を生み出したことを源流に、考古学的(archaeological)に掘り下げた。一体成型されたブロックを垂直に積み上げることで、まるで古代遺跡のような照明が立ち上がる。

Designer's Comment
現代的であると同時に古代的な光を生み出したいと思いました。フランク・ロイド・ライトがタリアセン・ランプをデザインした当時、ライトはマヤ文明に触発されテキスタイル・ブロック・ハウスを生み出していました。オマージュにオマージュを重ねるように、ブロックを一体成形でつくり、LED 照明、構造軸、造形を一体化することを考えました。そこから溢れ出る光と陰影の戯れは、幾重にも重なる光の質となって、古代と現代をひとつに繋いでいます。

株式会社 YAMAGIWA https://www.yamagiwa.co.jp/

2025年8月4日月曜日

【Arper (アルペール)】循環型社会を念頭に開発したチェアシリーズ「Catifa Carta」国内販売開始

 Arper Japan株式会社は、廃棄木材を原料とする新素材「ペーパーシェル」を初めて採用した「Catifa Carta (カティファ カルタ)」の国内販売を開始した。

Arperは、1989年にイタリア・トレヴィゾで創業したインテリアブランド。空港、大学、図書館、オフィスなど、公共性の高い施設への導入実績も世界的に多数ある。

「Catifa Carta」は、Arperの主力製品「Catifaシリーズ」にペーパーシェルという革新的な技術を融合し生まれた製品(2024年のミラノサローネで発表)。
ペーパーシェルは、スウェーデン発祥のスタートアップ企業PaperShell社が開発した、最新のサステナブルな複合材。廃棄木材から生まれた再生紙を化学接着剤を使わず、100%生物由来のヘミセルロースを浸透させ圧着成型しているため、シェルが寿命を迎えた後には、適切な熱処理を施す事によりバイオ炭に変わり、土壌改良材として再利用が可能だという。圧着成型時に生じる茶色味を帯びた黒色も特徴(個体差あり)。脚は5タイプから選べる。
Catifa Carta スレッド
スタッキング:最大10脚 / 専用トロリー使用時 最大20脚
▲Catifa Carta トレッスル
▲Catifa Carta 4つ脚
スタッキング:最大10脚 / 専用トロリー使用時 最大15脚
▲Catifa Carta トレッスルキャスター

外苑前にあるArperショールームでは商品展示がされており、実際に商品を見ることできる。「Catifa Carta」のほか、2024年ミラノサローネで発表された新作や既存のコレクションを多数展示。来館は事前予約制。
▲「Catifa Carta」のシェルには、29枚の再生紙が使用されている。

Arper Japan株式会社 / Arper 東京ショールーム(要予約)
住所:東京都港区北青山2-7-22 H・T・神宮外苑ビル 8F
TEL:03-5775-0008
E-mail:arperjapan@arper.com

2025年8月1日金曜日

【株式会社五明】建築家・毛綱毅曠 氏 設計の元医院を一棟貸しの宿〈霧ノ音〉としてリニューアルオープン

株式会社五明は、北海道・釧路市に新たな一棟貸し宿泊施設「霧ノ音(きりのおと)」を開業した。「霧ノ音」は、釧路を代表する建築家・毛綱毅曠(もづな きこう)氏が設計した旧個人病院をリノベーションし、釧路の自然・文化・歴史を深く体験できる宿泊施設として再生したもの。吹き抜け構造のメインホールには、毛綱氏の代表作『建築古事記-曼荼羅-』シリーズを含む多数のアートが展示されている。



施設名:霧ノ音(きりのおと)
所在地:北海道釧路市浦見4丁目2-2
宿泊定員:最大13名(13名以上は要相談)
宿泊料金:1泊 ¥120,000~(税込)
https://kirinooto.com/
 

株式会社五明
https://gomei.co.jp/