2025年7月17日木曜日

【日本サッシ協会】 熱中症対策などの情報発信を目的とした「快適な住まい情報室」設立を発表

一般社団法人日本サッシ協会は、2025年7月より新たな情報発信チーム 「快適な住まい情報室」を設立し、今後、業界一丸となって、快適な住まいの情報発信やメディアからの取材受付窓口の対応を強化する。
7月3日開催の記者会見にて (左から)小林智LIXIL常務役員サッシ・ドア事業部事業部長、杉本敦YKK AP常務執行役員渉外部長、平能正三日本サッシ協会理事長(三協立山代表取締役社長)、野田朋宏不二サッシ執行役員営業本部本部長

世界気象機構(WMO)によると、2024年は観測記録上最も暑い年と報告されている。2025年6月の我が国の気候をみると、すでに35度を超える猛暑日が全国各地で記録されており、熱中症による健康被害が及ぶリスクのある時期は年々長期化しており、熱中症救急搬送の約4割は住宅で発症していると言われていることから、住環境の改善は国民の暮らしの質を大きく左右するものと捉えられる。

このような現状に対し、日本サッシ協会の会員企業であるサッシメーカー4社(三協立山(株)、不二サッシ(株)、(株)LIXIL、YKK AP(株))が一丸となり、中立的・公益的な立場から住まいの猛暑対策をはじめとした、ウェルネスな暮らしの実現に資する情報を定期的に発信するとともに、メディアの皆さまの取材対応窓口として、「快適な住まい情報室」を設立する事となった。

◆「快適な住まい情報室」の活動趣旨
1.会員企業4社が一丸となり住環境改善対策を提案
2.災害級猛暑等がもたらす経済損失の推計やユーザー調査を実施・公開
3.窓から始まる「お財布にも」「健康にも」「環境にも」優しい暮らしの提案
4.今年度が集中支援期間の最終年となる「先進的窓リノベ事業」の活用促進





一般社団法人 日本サッシ協会
https://www.jsma.or.jp/

2025年7月16日水曜日

第36回「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞者発表

公益財団法人日本美術協会は、2025年 第36回「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞者5部門5名を発表した。
建築部門では、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ氏(ポルトガル)が選ばれた。
▲エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ
Eduardo Souto de Moura
Photo: Shun Kambe
© The Japan Art Association
▲『ポウザダ・モステイロ・デ・アマレス』 1997年
Pousada Mosteiro de Amares, 1997
Photo: Shun Kambe
© The Japan Art Association
▲ブラガ市営競技場『エスタディオ・ムニシパル・デ・ブラガ』 2003年
Estádio Municipal de Braga, 2003
Photo: Shun Kambe
© The Japan Art Association
▲地下鉄『カーザ・ダ・ムジカ駅』 2005年
Casa da Música Metro Station, Porto, 2005
Photo: Shun Kambe
© The Japan Art Association

建築部門選考委員の三宅理一氏は、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ氏について「よく知られているのが歴史的建造物との対話。修道院をホテルに改装し、そのまま使いながらホテルにするという地味なものだが、大胆なプロジェクト。昔の素材を生かして住む人、あるいはそこに泊まる人が中世の空気を感じられるようなプランニング。そこから実際のテクスチャーを建築の中に実現することを行い、世界中から非常に高い評価を得ている。」と述べた。
▲7/15に開催された記者発表での三宅理一氏

第36回「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞者
絵画部門:ピーター・ドイグ(イギリス)
彫刻部門:マリーナ・アブラモヴィッチ(セルビア)
建築部門:エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ(ポルトガル)
音楽部門:アンドラーシュ・シフ(イギリス)
演劇・映像部門:アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル(ベルギー)

「高松宮殿下記念世界文化賞」公式ホームページ:https://www.praemiumimperiale.com/

2025年7月15日火曜日

【四国化成建材】開口率50%以上のルーバーフェンス 「HRF1型/2型」を発売

四国化成建材株式会社は、開口率50%以上のルーバーフェンスHRF1型/2型を2025年7月より発売する。HRFシリーズは、目隠しルーバーでありながら開口率50%以上を確保し、しっかり視線を遮る事が出来る上に風通しも良く、集合住宅などの室外機まわりにも最適な製品。デザインは横ルーバーと縦ルーバーの2機種、カラーはブラックつや消しとステンカラーの2色が用意されている。耐風圧強度は基準風速V0=34m/s対応。 
 
【HRF1型】
mあたりの目安価格   高さ(㎜) 価格 
1,200mm =51,000円 /1,500mm =61,000円 / 1,800mm =72,500円 
※価格は一連20m以上(直線)の場合、一連20m未満やコーナーを含 む場合は価格表参照


【HRF2型】
mあたりの目安価格   高さ(㎜) 価格 
1,200mm =50,900円 /1,500mm =59,900円 / 1,800mm =72,100円 
※価格は一連20m以上(直線)の場合、一連20m未満やコーナーを含 む場合は価格表参照








四国化成建材株式会社

【四国化成建材】 「NUANCE COLOR(ニュアンスカラー)52色」を発売

四国化成建材は、内装材・外装材・舗装材29商品に 新色のNUANCE COLOR(ニュアンスカラー)を加え、新たに発売する。

 NUANCE COLORは、空間に馴染みやすく洗練されたトレンドカラーの中からデザイナー の感性を刺激する52色が厳選されたもので、「ありそうでなかった色」、「心に響く色」、「空間に新たな表情を生み 出す色」という想いを込めて、ひとつひとつ丁寧につくりあげられたもの。調和のとれた色相と選びやすい明度のカラーラインナップは、これまでの塗り壁のイメージを刷新し、空間デ ザインに携わる人の期待に応えられる製品になった。





四国化成建材

2025年7月14日月曜日

インテリアデザイン会社、CCD(Cheng Chung Design)東京事務所開設

深圳に本社を置く大手インテリアデザイン会社、CCD(Cheng Chung Design)の東京オフィス内覧会及びレセプションが6月23日に開催された。
CCDは、世界に1000名以上のスタッフを擁するインテリアデザインのリーディングカンパニーで、米国Interior Designが2022年に発表した「グローバルホテルインテリアデザインランキング」において第1位を獲得している。CCDの「Eastern Artistic Conception in the Western Form(東洋美術の概念を西洋様式で)」のデザインコンセプトは国際的に高く評価されており、2021年の「Gold Key Awards」と「アジアブランド500強」選出を含む200以上の最上級の国際デザインアワードを受賞。CCD は香港、シンガポール、ロンドン、ミラノ、ニューヨーク、上海、北京などの主要都市に拠点を構え、高級ホテル、ハイエンド住宅、商業施設など幅広い分野に革新的かつ多様なデザインソリューションを提供している。
香港・ニューヨーク・シンガポール・ロンドン・ミラノの事業所展開を経て、東京オフィスの開設に至った。

9F建てのビル一棟を活かした構成で(2Fマテリアルルーム、3-4Fオフィス、8-9Fラウンジなど)造作の家具を中心とした特徴的なオフィス。「和洋の共生」を核に内装設計したという。
▲ラウンジスペース
▲オフィススペース

2Fは犀照科技(RARITAG)が考案したマテリアルのインタラクティブ空間で、ひとつひとつQRコードで管理されたマテリアルが揃う資料室のようなスペースとなっている。インテリアデザイン分野の動向に基づき、世界中45万以上の素材が集まり、2000以上のトップサプライヤーとも連携し、AI技術を活用したインテリアデザインのプラットフォームをもとに「IDEAFUSION兆材云庫」を構築しデザイン業界に広く公開している。素材を直感的に選び、専用のタブレットにかざことでマテリアルの詳細情報が読み込めたり、類似製品が提示されたりするシステムがあり、プロジェクトごとに使用素材をまとめたり、チームで共有することも出来る。
IDEAFUSIONは社内の使用に限らず、現在業界全体に開かれているという。
現在、CCDは東京でいくつかホテルプロジェクトが進行中。社員募集も行っている。

2025年7月11日金曜日

【寺田倉庫】 WHAT MUSEUMの建築倉庫、初の書籍「模型でわかる建築構造のしくみ」を出版

寺田倉庫株式会社が運営するWHAT MUSEUM(ワットミュージアム)の建築倉庫は、建築構造の魅力を紹介する書籍「模型でわかる建築構造のしくみ 歴史的木造建築から月面構造物まで、未来をひらく構造デザインの世界」を、2025年7月11日(金)に誠文堂新光社より出版した。また、発売を記念し、建築倉庫内で本書に関連した企画展示およびトークイベントを開催する。

本書は、2024年に開催した展覧会「感覚する構造 - 法隆寺から宇宙まで -」の内容を軸に、木造を中心とした建築構造の仕組みを、模型を用いてわかりやすく紹介する一冊となっている。現存する世界最古の木造建築「法隆寺 五重塔」や「東大寺 大仏殿」などの歴史的建築をはじめ、近年注目を集める「大阪・関西万博 大屋根リング」といった大規模な木造建築、さらに現在開発中の宇宙構造物まで、幅広い建築を取り上げている。

過去にWHAT MUSEUMで展示した30点以上の建築模型を撮り下ろし、模型のディテールを楽しめる写真とともに、図解やイラストを使って構造の仕組みを解説。また、関連する論考やデータ、構造家のインタビューも収録し、建築の骨組みを創造する「構造デザイン」理解することができる。

【概要】

書名:模型でわかる建築構造のしくみ

   歴史的木造建築から月面構造物まで、未来をひらく構造デザインの世界

著者:WHAT MUSEUM 建築倉庫

発行:誠文堂新光社

言語:日本語

仕様:B5変形(W182xH240mm)、144ページ

発売日:2025年7月11日(金)

定価:3,740円(税込)

購入方法:寺田倉庫が運営するPIGMENT TOKYOオンラインショップにて販売予定

URL:https://pigment.tokyo/products/archi-depot-book-2025

※全国の書店でも購入可能

【発売記念 トークイベント】
本書の発売を記念して、書籍掲載の建築作品を設計した構造家を招き、スペシャルトークイベントを開催。
■第1回「木造建築の可能性」
日時:2025年8月3日(日)10:15~11:30
登壇者:山田憲明氏(構造家/山田憲明構造設計事務所 代表取締役)
定員:40名(事前申込制、先着順)
参加費:1,200円(建築倉庫入場料含む)
会場:WHAT MUSEUM 建築倉庫(〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10 寺田倉庫G号)
※公式サイトにて第2回以降の情報を順次公開

2025年7月10日木曜日

【グラフィック社】建築家・内藤廣の展覧会公式書籍『赤鬼と青鬼の場外乱闘』、7月に発売

グラフィック社は、建築家・内藤廣氏による展覧会の公式書籍『建築家・内藤廣 赤鬼と青鬼の場外乱闘』を2025年7月に発売する。本書は、2025年7月に東京・渋谷で開催される大規模個展「内藤廣展」に合わせて刊行されるもので、建築メディア「BUNGA NET」で2024年4月から2025年3月まで連載された「赤鬼・青鬼の建築真相究明」を書籍化したもの。

本展は、2023年に島根県芸術文化センターで開催された展示の続編にあたり、内藤氏の卒業設計から最新作「Kミュージアム」(2025年)まで、全45プロジェクトを網羅。渋谷と益田をテーマにした新作模型や映像作品も展示される予定で、ドローン撮影やスローモーション、タイムラプスなどの技術を活用した演出が特徴となっている。





建築家・内藤廣の脳内に生息する二匹の鬼。情熱的で自己主張が強い性格の「赤鬼」と、控えめで禁欲的な性格の「青鬼」。「赤鬼」と「青鬼」がマジな建築論を繰り広げる!

書名:建築家・内藤廣 赤鬼と青鬼の場外乱闘
著者:内藤 廣
発売日:2025年7月
仕様:四六版 並製 総288頁
定価:2,420円(10%税込)


株式会社グラフィック社