2025年4月11日金曜日

EXPO 2025 大阪・関西万博プレスデー

「2025年日本国際博覧会/大阪・関西万博」4月13日オープンを前に、4月9日に報道関係者に向けたプレスデーが行われた。

プロデューサーの藤本壮介氏による大屋根リング説明会が開催された。藤本氏は「日本国内では、中大規模の木造建築が世界から見てまだまだ少ないので、 この建築で、国内において1つの広がるきっかけにもなればと思っている」と述べた。

会場内は企業や自治体、各国パビリオンが立ち並び、有名建築家や若手建築家が手掛けたパビリオンやトイレがあり、パビリオンを見るだけでも楽しむことが出来る。

Better co-being(設計:SANAA)
休憩所(設計:大西麻貴+百田有希/o+h)

2025年大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」人々が自らの望む生き方を考え、持続可能な社会を築いていくことを目指している。BLUE OCEAN DOME(設計:坂茂)は、万博のもっとも重要な提案をこのパビリオンで行っている。竹の集成材を使用したドーム、CFRP(カーボンファイバー炭素繊維強化プラスチック)ドーム、紙のドームの3つのドームから構成された“軽い建築”を実現。
BLUE OCEAN DOME(竹のドーム)
BLUE OCEAN DOME(CFRPドーム)
BLUE OCEAN DOME(紙のドーム)

杭など廃棄物を極力減らし、移築を前提に解体しやすい構造になっている。このパビリオンは万博終了後にモルディブに移設される。

森になる建築‐Foresting Architecture‐は、竹中工務店設計施工の休憩所。

構造体は植物由来で生分解される素材「酢酸セルロース樹脂」(CAFBLO)を使用。2024年8月に建築確認を取得、3Dプリンターを用いて現地で出力。日本初の「酢酸セルロース造」の建築が実現した。外装にはワークショップで作られた「シーズペーパー」(植物の種をすきこんだ和紙)が張られ、万博会期中、植物の成長によって日々変化していく。「酢酸セルロース樹脂」は、薄らと木の樹脂の色がつき、室内は太陽の光をやわらげ木漏れ日の中にいるよう。

万博終了後は竹中研究所の清和台の森に移築され森へと変化していく。

ウーマンズパビリオン(設計:永山佑子)は、永山氏が設計したドバイ万博日本館のファサードをリユースしている。

2025年日本国際博覧会/大阪・関西万博は4月13日開催。10月13日まで。

EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト:https://www.expo2025.or.jp


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