2026年6月5日金曜日

茶室《カタラ庵》を出展 : UIA 世界建築家大会2026 バルセロナ・JIA 展示ブース


日本建築家(JIA)は、2026年6月にスペイン・バルセロナにて開催される国際建築家連合(UIA)のWorld Congress of Architectsに、食料廃棄物による構造体を実現した茶室《カタラ庵》を出展する。

カタラ庵》は「World Food Waste Tea House」プロジェクトの一環として構想され、世界各地で生まれる食料廃棄物を建材へと変換し、その土地の環境や文化に応答する新たな茶室を創出する試みである。

三菱地所設計の藤貴彰氏らが、これまでに《ベネチ庵》(ヴェネチア・ビエンナーレ2023)、《アラビ庵》(ドバイ・デザインウィーク2023)を制作・発表し、国際的な評価を得ている。


茶室を制作するにあたり、各地の緯度に基づいてパーツの形態を決定するアルゴリズムを構築。建材をつなげるパーツには、食料廃棄物を加工したコンクリート並みの強度を持つフードコンクリート(写真1)を使用し、利用する廃棄物や環境によって異なる茶室が生まれる可能性を持ったプロジェクトである。

▲(写真1) 食品廃棄物を利用した、「フードコンクリート」

2023年に制作された《ベネチ庵》では、ヴェネチアの経度から導かれた形態とイタリアの食品廃棄物であるパスタなどを建築材料として活用した茶室を生み出した。建材はすべてスーツケースに収まるサイズとすることで、自主運搬・セルフビルドを可能とし、輸送時のCO₂削減にも寄与した、サスティナブルなデザインがなされている


今回の出展会場であるカタルーニャ地域はワインやオリーブオイルの生産で知られる一方、大量の有機廃棄物が日々生み出されている。《カタラ庵》(写真2)はオリーブ搾りかすやコルクといった地域の素材を建材として利用することで、有機廃棄物を、土地の記憶や産業の痕跡を宿した資源として捉え、新たな建築へと転化するプロジェクトである。

▲(写真2)カタラ庵 茶室全景

また、今回の《カタラ庵》の発表にあわせて、会場では循環型社会をテーマとした建築プロジェクトも展示予定である。

■展覧会詳細

展覧会名(英):Catal-An Tea House, JIA Exhibition at UIA World

        Congress of Architects 2026 Barcelona

展⽰⽇程:6 29 ⽇(⽉)〜7 2 ⽇(⽊)10001700 

     ※7 2 ⽇は1400 まで

展⽰会場:DHubDisseny Hub Barcelona

     B1FExhibition: UIA Member Sections

主催 :(公社)⽇本建築家協会 協⼒:藤貴彰(株式会社三菱地所設計)

協賛:⽇本オリーブ株式会社、⽇本化⼯機材株式会社、NORDIC STEAM 株式会社、株式会社三菱地所設計、寺岡オート・ドアシステム株式会社、株式会社松⽥平⽥設計、株式会社JR 東⽇本建築設計、株式会社ユニオン、郡リース株式会社、株式会社総合資格、⽇新⼯業株式会社、株式会社オクジュー、株式会社オカムラ、東リ株式会社、株式会社⼤建設計、株式会社安井建築設計事務所、株式会社東畑建築事務所(6 1 ⽇時点)

展覧会公式HP:https://uia2026bcn.org/


0 件のコメント: