写真提供:ブルースタジオ(一部、KENCHIKU編集部)

企画・建築設計監理:株式会社 ブルースタジオ
構造設計:本岡構造設計事務所
施工:株式会社 輝高住研
敷地は昔からこの地に暮らすオーナーの築80 年を超える木造伝統建築母屋に隣接する敷地。このたび、敷地内に建つ築60 年の木造長屋(オーナー先々代が建築したもの)の耐震改修を含むリノベーションと、その両脇に二棟の木造賃貸住宅が共用の庭を囲むように新築された。同時に敷地に面する築30年のRC賃貸マンション(オーナー先代が建築したもの)の共用部分も庭側へ開き直し、これら歴史の異なる複数の住宅群を「建物の家族」になぞらえ、この地に蓄積された歴史や地域とのつながりが、住人にとっての付加価値となるようデザインされている。
改修長屋木造2F建(おじいちゃん建物)
築60年の長屋(改修前の写真)


縦割り二部屋の構成で、開口部を大きめにとったり、板金のキッチンを設置したりと出来るだけ以前の状態を残しており、日本家屋ならではの雰囲気を感じる。




三棟すべてリビングアクセス型の住居になっているので、料理教室を開いたり住み手のアイディア次第で住居以外の用途にも様々な使い方が出来る。
中庭



中庭にはシンボルツリーの梅の木も植えられ、春には梅が咲き住民たちが集って春のおとずれを楽しむことだろう。
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