2025年6月13日金曜日

【millegraph】書籍『懸造と山岳|Timeless Landscapes 4』を発行

millegraphは、書籍『懸造と山岳|Timeless Landscapes 4』を発行する。
本書では、日本の国土の約7割を占める山地と丘陵地に、多様な形姿と創意工夫によって建つ「懸造」に焦点を当て、各地の際立って優れた事例が、建築写真の第一人者・小川重雄により撮影されている。また、古建築の比例や大きさを決める木割を専門とする建築史家・伏見唯による解説「周縁の世界にある、周縁の構造」をはじめ、修理工事報告書からの図面が収録されている。
『懸造と山岳|Timeless Landscapes 4』
三仏寺奥院投入堂・愛染堂・不動堂・観音堂・地蔵堂/龍岩寺奥院礼堂/峰定寺本堂/笠森寺観音堂/岩屋神社境内社熊野神社本殿/不動院岩屋堂/日吉大社牛尾神社拝殿・三宮神社拝殿/天岩戸神社/観音寺左下り観音

写真:小川重雄
解説:伏見唯
デザイン:秋山伸
翻訳:ハート・ララビー
印刷・製本:八紘美術
判型:304×230mm・上製本・88頁
言語:日・英
発行日:2025年6月20日
定価:4,400円[税別]
ISBN 978-4-910032-13-9 C0352


刊行記念の展覧会・トークイベント
小川重雄写真展「懸造と山岳|Timeless Landscapes 4」
東京展
会場:GALLERY O[東京都台東区根岸3-22-5]
日時:2025年6月14日[土]–22日(日] 11:00–19:00
入場無料

『日本建築の擬』『懸造と山岳|Timeless Landscapes 4』刊行記念トークイベント
「私たちは日本建築に何を見出したのか」
福島加津也×冨永祥子×小川重雄×伏見唯
日時:6月21日[土]19:00–20:30
会場:GALLERY O[東京都台東区根岸3-22-5]
定員:20名
参加費:1,000円[イベント後に懇親会を予定]

大阪展
会場:ギャラリー日本橋の家[大阪市中央区日本橋2-5-15]
日時:2025年7月5日[土]–13日[日] 11:00–19:00
入場無料



millegraph

建築家 安藤忠雄氏がデッサンから手掛けた青りんごの腕時計先行販売をスタート

マーサインターナショナル株式会社は、スイスの時計ブランドCAUNYと建築家安藤忠雄氏とのコラボレーションウォッチを、2025年6月13日に先行発売を開始した。

このコラボレーションは、CAUNYの「Architects of Time」プロジェクトの一環で、安藤氏が「青春のシンボル」としてデザインした「青りんご」をモチーフにした腕時計。

これまで安藤忠雄氏の手掛けた建築の中にオブジェとして寄贈されてきた青りんご。安藤氏は、近代米国の詩人サミュエル・ウルマンが70代で作った「青春の詩」からオブジェを着想。詩は「青春とは、人生の一時期ではなく、心の状態、つまり恐れることなく困難に立ち向かう勇気、挫折にもめげず夢を見続ける強靭さである」とつづられ、安藤氏は「目指すのは熟れた赤リンゴではない。未熟で酸っぱくとも希望の光で満ち溢れた青りんごの精神」と言葉を寄せている。

この時計は、到達点に達したからではなく、目の前の光を信じて前進し続ける人々を称え、青春とは時間ではなく、心の動きであることを思い出させてくれるものとなっている。

サンプルの時計を着用しデッサンをする安藤忠雄氏
青りんごを想起させる葉型の針とラウンド型ケース
シルバーカラーは全体がモノトーンで統一され、安藤忠雄氏の建築を彷彿とさせる
裏蓋には安藤氏のサイン、ストラップはイタリアンレザーを採用

全国発売に先立ち、現在大阪で開催中の安藤忠雄展「青春」と、CAUNYのオフィシャルブランドサイトで先行販売が開始された。

商品は「CTA001」から「CTA004」までの4種類で、価格は34,650円(税込)。ムーブメントはRONDA製で、ステンレススチール316Lケース、イタリアンレザーストラップ、3気圧防水仕様となっている。

安藤忠雄展「青春」イベント情報:https://kenchiku.co.jp/event/evt20250114-3.html

CAUNYのオフィシャルブランドサイト:https://cauny.jp/

【一般社団法人 日本膜構造協会】第二回表彰対象者 (膜構造デザイン賞・技術賞・環境貢献賞)を発表

一般社団法人日本膜構造協会では、膜材料や膜構造の一層の普及・発展に向け、「膜」の特性を活かし特徴のあるデザインの実現、技術や環境への貢献を評価し、応募があった作品や取組みから「膜構造デザイン賞」「技術賞」及び「環境貢献賞」の3つの区分で選考された、第二回表彰対象者の発表を行なった。


第二回 膜構造デザイン賞
膜構造の新たな方向性を示す優れたデザインや、美しく意匠性に優れたデザインなど、その設計やデザインにより膜構造の発展・普及への貢献があると考えられるもので、実際に建設されたものを対象とし、選考の上表彰します。(表彰対象個人又は組織)
写真:エネックス写真事務所
環境をカタチにする環境共生スタジアム
芝育成や観戦環境、構造合理性を最適化した有機的なデザイン
表彰対象者(応募者):
小塩智也 (株)久米設計
吉岡亮一 (株)久米設計
奥野親正 (株)久米設計
井上 啓 (株)久米設計
山崎慎介 (株)久米設計
協立工業株式会社

第二回 技術賞
膜構造、膜材料等に関する技術で、これらの発展・普及に貢献があると考えられるものを選考の上表彰します。(表彰対象個人又は組織)
PHOTO : Hiroshi Matsuki (Solid Design Lab)
KTドーム工法の開発と実案件への適用
表彰対象者(応募者):
山田辰雄 鹿島建設(株)
中井庸夫 鹿島建設(株)
閑田徹志 鹿島建設(株)
矢島英明 鹿島建設(株)
山本学  鹿島建設(株)
野口裕之 大嘉産業(株)
選考評


第二回 環境貢献賞
膜材料の生産、膜構造の設計、施工、維持管理、リサイクルやリユースなどの分野において、環境に配慮し、低炭素社会へ貢献する取り組みを対象とし、選考の上表彰します。(表彰対象個人又は組織)
次世代煙突
~膜素材でできたSDGsな煙突~
表彰対象者(応募者):
増田智成 カナデビア(株)
徳永吉昭 太陽工業(株)
選考評




総評 
一般社団法人日本膜構造協会では,令和6年度から膜構造デザイン賞,技術賞,環境貢献賞の3つの賞を設けて表彰を行っている。 
膜構造デザイン賞は,膜構造の新たな方向性を示す優れたデザインや、美しく意匠性に優れたデザインなど、その設計やデザインにより膜構造の発展・普及への貢献があると考えられるもので、実際に建設されたものを対象とする。技術賞は,膜構造、膜材料等に関する技術で、これらの発展・普及に貢献があると考えられるものを対象とする。環境貢献賞は,膜材料の生産、膜構造の設計、施工、維持管理、リサイクルやリユースなどの分野において、環境に配慮し、低炭素社会へ貢献する取り組みを対象とする。 
選考は学識経験者3名を含めた9名の委員で実施した。第1回目の昨年度に比べると今回は応募数が少なかったものの,各賞の受賞作品は,いずれも膜構造の多様性と適用範囲の広さ,今後の発展性を示す優れた内容であった。膜構造は,明るく,軽快で,自由な曲面や大きな空間を効率良く安全につくることができる。
この賞を通じて,膜構造によるデザイン,低炭素社会実現のための環境貢献,膜構造および膜材料を用いた技術のさらなる普及が望まれる。 

表彰委員⾧ 河端昌也 






一般社団法人 日本膜構造協会

2025年6月12日木曜日

【YAMAGIWA】照明総合カタログ「YAMAGIWA LIGHTING 2025-2026」発刊

オリジナル照明をはじめ世界の照明・家具ブランドの輸入・販売、照明計画を行う株式会社 YAMAGIWA(本社:東京都港区、CEO:松川晋也)が、照明総合カタログ「YAMAGIWA LIGHTING 2025-2026」を6月1日に発刊した。
日本をはじめ世界から独自性の高い商品を取り揃え、新商品229点を含む、空間創りの可能性を広げる豊かなラインアップを掲載。
表紙デザインは昨年に引き続き三澤遥氏が手がけ、YAMAGIWAの照明器具「TWILIGHT」からインスパイアされ、太陽が地平線に沈んでいく夕暮れの薄暗がりの情景を表現している。

カタログ概要
発刊日: 2025 年 6 月 1 日
頁数: 704 ページ
サイズ: A4 版
掲載点数: 3,018 点(うち新商品:229 点)
表紙デザイン: 三澤 遥(日本デザインセンター)


株式会社 YAMAGIWA

2025年6月11日水曜日

第15回関西建築家新人賞受賞者決定

公益社団法人 日本建築家協会近畿支部は、第15回関西建築家新人賞受賞者を決定・発表した。

■第15回関西建築家新人賞受賞者及び作品 

◯受賞者 

新森 雄大(にいもり ゆうだい)  一級建築士事務所 Niimori Jamison 

日本建築家協会(JIA)正会員  

作品名 「pedestals」 (休憩所兼ギャラリー)

関西建築家新人賞は近畿支部地域で活躍する45歳以下のJIA会員に対し、設計活動に携わる意欲に満ち溢れた建築家の育成と発掘のために設置された。

今回の募集は、近畿支部地域内に 2019年1月1日~2025年2月28日迄の間に建てられた建築1点を審査対象とし、その建築活動を行った建築家に対して与えられた。審査員は岸下真理氏(審査員長)、倉方俊輔氏(審査員)、田口雅一氏(審査員)の三名。

今回は8人から応募があり、書類審査(図面・写真による審査)及び現地審査を行った。

審査講評・新森氏略歴はこちら

【グラフィック社】ほったらかしOKの庭メソッド『新装版 カルチュラル・ガーデン』発売

グラフィック社は、書籍『新装版 カルチュラル・ガーデン』を、2025年6月に発売する。本著のコンセプトは、育つままにほったらかしの庭づくり!手間をかけない、でも見映えのいい庭を作りたい。そんな理想を叶えたい方の為の参考になる一冊。

育てるのが難しい植物ばかりでは続かない。でも、雑木だけではもの足りない…。のびのびと育つ草木と心地よく暮らす庭をテーマに、14の実例と“ほったらかしでも心地のいい庭になる”メソッドがたっぷり紹介されている。


『新装版 カルチュラル・ガーデン』
<目次>
・思う存分、自分で施工する、カルチュラルな庭
・ほったらかしでも魅力的な庭づくりの秘訣
・限られたスペースで楽しむ、カルチュラルな庭
・さまざまなこだわりが光る、カルチュラルな庭
・ほったらかしでも雰囲気がある庭のための極意 
・インテリアとつなげる、カルチュラルな庭





グラフィック社


2025年6月10日火曜日

PRADA MODE 大阪

6月7日(土)に大阪・うめきた公園(グラングリーン大阪)にて「PRADA MODE」の第12弾として大阪で開催された。

SANAA設計による大屋根施設では、「犬島プロジェクト」のビジョンを紹介した展覧会が併設されており、模型やビデオ、現在進行中の作品などを紹介されていた。

そして、2025年プリツカー賞を受賞した劉家琨氏と西沢立衛氏とのトークイベントが行われ、劉家琨氏の中国・成都での作品をもとに話が弾んでいた。

会場内では、各DJによるミュージックパフォーマンスが行われ、多くの方がこのグラングリーン大阪での時間を楽しんでいた。