2024年4月24日水曜日

日本宅配システム株式會社 戸建向け新型宅配ボックス販売開始。

日本宅配システム株式會社は、マンション向け「戸別宅配ボックス」に続き、戸建向けの「戸別宅配ボックス」新型モデルの販売を開始した。

今回発表の「戸別宅配ボックス」新型モデルは、“1世帯に1台の宅配ボックス”という新しいコンセプトのもとで誕生した。1日1つ以上の荷物が届くことを想定した3ボックス設計で、宅配便のほかに大型郵便を投函できるポストも配置。さらに門扉を隔てた両面仕様とすることで、「門扉を開けない新しい宅配受取」を実現し居住者の利便性を高め、戸建エクステリアの付加価値向上を目指す。


日本宅配システム株式會社: https://www.j-d-sys.com

2024年4月23日火曜日

学校法人日本女子大学が日本建築センターおよび隈研吾建築都市設計事務所と寄附授業に関する協定を締結

学校法人日本女子大学は、創立記念日となる4月20日(土)に、一般財団法人日本建築センター(東京都千代田区、理事長:橋本公博)および株式会社隈研吾建築都市設計事務所(東京都港区、建築家:隈研吾)と寄附授業に関する協定締結式を行った。

今回の協定締結により、全学的なグローバル教育の推進に向けて、本学の基盤教育である「教養科目」に英語で行う寄附授業が今年度より新たに2科目設置された。この寄附授業では、受託した建築デザイン学部が共同して授業担当者の選定および授業内容を作成し、開講した。

(写真左から)日本女子大学 今市理事長、 日本建築センター 橋本理事長、日本女子大学 篠原学長 による協定締結

(写真左から)日本女子大学 今市理事長、 隈研吾建築都市設計事務所 隈氏、 日本女子大学 篠原学長による協定締結

■協定により設置される授業(教養科目)

「持続可能な社会と建築デザイン」(一般財団法人日本建築センターからの寄附による授業)

この授業では、持続可能な社会の構築は、分野を問わず取り組むべき社会課題であり、持続可能な社会を構築する上で建築や都市のデザインが果たすべき役割について英語で学ぶ。

授業担当は、本学家政学部住居学科の卒業生である有限会社コミュニティー・ハウジング代表取締役、一般社団法人住宅遺産トラスト理事の木下壽子氏。


「Self-Building Public」(株式会社隈研吾建築都市設計事務所からの寄附による授業)

この授業では、「公共空間はセルフビルドすることができるだろうか」という問いのもと、日本、世界において「公共」をつくりだしている人にレクチャーや対話を英語で行う。

授業担当は、TAILAND主宰、株式会社隈研吾建築都市設計事務所パートナーであるクマタイチ氏。

タチカワブラインド新製品発表会2024 “広がる、彩り豊かな暮らし方” 5月16日(木)から全国12会場で開催

立川ブラインド工業株式会社は、「タチカワブラインド新製品発表会2024 “広がる、彩り豊かな暮らし方”」を5月16日(木)から8月6日(火)までの期間、東京会場を皮切りに全国12会場で開催する。

当発表会は、“広がる、彩り豊かな暮らし方”をテーマに、今年発売の新製品をはじめ、幅広いバリエーションの当社製品や住宅・非住宅のさまざまな場面を想定したシーン展示により、“窓まわり・間仕切製品から暮らしを豊かに広げる” タチカワブラインド製品を提案する。その他、サステナビリティへの取り組みも紹介する。

開催概要

名 称:『タチカワブラインド新製品発表会2024』

テーマ:“広がる、彩り豊かな暮らし方”

期 間
:5月16日(木)から8月6日(火)

場 所:全国12会場

新製品発表会:https://www.blind.co.jp/event/exhibi/2024

※入場には事前登録が必要。

2024年4月22日月曜日

室内向け遮音ドアが生活の中で感じる「音」のストレスを軽減 ~4月より全国6か所のショールームに順次展示~ 神谷コーポレーション

神谷コーポレーション湘南株式会社は、遮音性能を高めた生活音配慮ドア『CALM(カーム)』を4月以降、全国のショールームに順次設置する。

神谷コーポレーションは全国に12店舗のショールームを開設しており(内5店舗は無人運営)、年に2回の新作発表に合わせて新商品の追加展示を行っており、今年1月に発売された遮音ドア「カーム」を、4月の新潟ショールームを皮切りに全国のショールームに追加展示していく。

■展示スケジュール(予定)

新潟無人ショールーム :4月下旬

仙台無人ショールーム :5月下旬

名古屋ショールーム  :6月中旬

久留米無人ショールーム:6月下旬

岡山無人ショールーム :7月予定

札幌無人ショールーム :8月予定


遮音ドア「カーム」特設ページ: https://www.fullheight-door.com/brand/brand_search/calm.php

2024年4月19日金曜日

2024年日本建築学会賞(作品) 発表

一般社団法人日本建築学会より、日本建築大賞、日本建築学会賞(作品・技術・論文・業績)ならびに、日本建築学会作品選奨が発表された。
日本建築学会賞(作品)は、主として国内に竣工した建築の設計(庭園・インテリア,その他を含む)であって、技術・芸術の進歩に寄与する優れた作品に与えられる。 本年は52作品の応募があり審査を通過した8作品の現地審査を経て<House & Restaurant ><岩国のアトリエ ><八千代市の老人デイサービスセンター「52間の縁側」>の3作品が、2024年 日本建築学会賞(作品)に決定した。


House & Restaurant 
石上 純也(㈱石上純也建築設計事務所代表取締役) 

 ©junya.ishigami+associates

House & Restaurantは戸建て住宅や低層集合住宅が立ち並ぶ、宇部市の郊外住宅地のフリンジに立地する住居兼レストランである。道路から見えるのは建設以前から変わらない造成宅地の擁壁だけである。建築はその擁壁の向こう、もともとの地盤面の下に納まっている。この建築は大地と建物とのまったく新しい関係を生み出している。建築は大地に載るのではなく、大地に潜っている。とはいえ、大地に潜るだけでは建築にはならない。この建築は大地にいくつもの穴を開け、そこにコンクリートを流し込むことで躯体をつくり、あとでその躯体を掘り出すという工程によって建築となりえている。この大胆で知的な工程が、大地と建築との反転という歴史的な事業を実現させた。 

もともとの宅地の地盤面から階段を下ってアプローチする先に展開されているのは、テーパー状に降りてくる何本ものコンクリート躯体の太い足とその反転形の空隙が生む、豊かなシークエンスである。もともとの大地=土は掻き出されてしまったけれども、コンクリート躯体に強い痕跡を残した。ボリューム模型の三次元座標化を駆使した繊細な設計と、その一方で事前確定を許さないコンクリートと土との接合面が躯体の形態的多様性を生んでいる。コンクリート表面に付着した幾種もの土が細かな陰影となって表情をつくる。そして、この躯体の形が3Dスキャンによって巧みにすき間に嵌められるガラスの窓や扉に転写される。平面プランは3つの庭を中心に置き、住居とレストランがその左右に配置されているが、一体としても使えるように回廊が走っている。全体的に躯体のモノとしての迫力が支配的であるが、3つの庭および外周部の光庭に抜ける視線の巧みなプランニングにより、窮屈さは感じさせない。いくつもの多様な場が水平的な広がりの中でひとつに連なる。 

総じて、郊外住宅地の土地、建物にありがちな安易さとは真逆の、大地に対する緻密で柔軟な応答の結果が、多くの人々の感情の根源に触れるまったく新しい空間を生み出した。オーナーからのごく私的な依頼に応じた建築家の徹底的な探求の果てに、この建築は不意に社会性をも帯び始めている。そして、何より、建築作品が持つ力、新しい空間の創造への自信に満ち溢れた、清々しい建築である。 よって、ここに日本建築学会賞を贈るものである。
※2024年日本建築学会賞(作品)選考経過より



   岩国のアトリエ 
   向山 徹(岡山県立大学教授/向山徹建築設計事務所代表)

▲写真:野村和慎

この作品は、書と絵画の収蔵庫を含む画家のアトリエと展示ギャラリー、その家族が暮らす住居を分棟形式で建築したものである。敷地は山口県岩国市の南郊、瀬戸内海を望む小高い丘陵地にひろがる集落の中で、その縁辺をなす細長い尾根筋の上にある。その立地の故に集落内の随所から視認される2棟の切妻屋根の重なりと土壁の構成は、斜面に沿って連続する小規模な耕作地の狭間に古民家が散在する集落景観にしっくりとおさまり、この土地に帰属する建築であることを主張する。 

施主である画家のナチュラリストとしての生活信条と創作哲学、木組と土による施工を希求する大工の信念、親和性の高いこの両者の相互関係を高い次元で空間化するために、建築家が定義した理想像が、伝統工法を基軸としつつ新たな木の架構と土壁による密実な構造体である。西側の道路に対して低く構えたアトリエ棟では、内外ともに熟練の左官職人の手で丹念に塗り重ねられた土壁の厚みとその特徴をいかんなく表現するに相応しいディテールのおさまりが徹底されている。金物を使うことなく精緻に加工された木の継ぎ手による架構が柔らかな天空光と緩やかな風の流れを誘(いざな)い、土壁の質感とともに創作の場と作品が展示される場の空気を支配する。東側の樹林に寄り添うような高さで建つ住居棟では、中央のコア部分と平面形に外接して設置された2組の隔壁による耐震壁の構成により、全体が一室であるかのような開放性と回遊性が獲得されている。そして、地盤面より低く掘り込まれたリビングから2階の居室まで、巧みに設定された床レベルと天井高の組み合わせが、90㎡に満たない延床面積では得がたい空間の多様性をもたらす。 

さらに、これら2棟を微妙な角度のズレをもって配置することにより生み出された狭間は、深い軒内が尾根筋に沿って延びるにわとなり、道路から斜面をよじ登るようにアプローチした先に展開するシーンの舞台であり続ける。にわの中程では、アトリエ棟の石敷テラスを通して広がる集落の風景と手の届く先に広がる樹林の奥深さが同時に体験され、この豊かなシークエンスが、そのまま住居棟の様々な開口を通して見る周辺のスケール横断的な景の連鎖へとつながる。 

この作品の新しさは、現代の建築技術と伝統的な手業の融合による新たな地平をめざした取り組みが、土地のローカリティのもとで見事に実体化している点にある。それは、地域に根をおろした生業と暮らしの営みを支える空間という原点への回帰を、現代社会のコンテクストのもとで今一度定義することの重要性を明快に表現しており、日本建築学会賞(作品)を授賞するに相応しいと判断する。 よって、ここに日本建築学会賞を贈るものである。
※2024年日本建築学会賞(作品)選考経過より


八千代市の老人デイサービスセンター 「52間の縁側」 
山﨑 健太郎(㈱山﨑健太郎デザインワークショップ代表取締役/工学院大学教授) 

▲撮影:黒住直臣

建築とは建築物その物のみならず、その成り立ち総体なのだ。としたら、この作品の「総体」は広く曖昧に広がっている。用途はデイサービスセンターであり、学童、更生施設、ゲストハウス、カフェ、誰もが地域で死にゆく時間を支える場、そして、多分それだけでもない。補助金予算は小規模デイサービスとして申請用途に対して適切である一方で、運営者は用途や計画の対象を明確に区切らず、地域の不安や寂しさに包含的に寄り添う態度を貫く。 

すなわち計画の固定化を後押しする明確な用途、予算、スケジュールはこの作品の背景には存在しない。この動的な状況を受け入れた時に設計者はおおらかな縁側にその在り方を委ねた。敷地は古い郊外の団地に隣接する小学校の裏山の上、緩やかにうねる尾根の上にあり、子供たちの往来は山肌のトトロ道と呼ばれる細く暗い山道から、デイサービス利用者は台地上の車道からとなる。地理的なエッジに沿うように計画された建築は、水平に伸びる奥行き2.5間、長さ42間の単純反復するスカスカの架構によるもので、尾根下から吹きあげる風が2.5間をすーっと通り抜けてゆく。その長大架構に取り付く3つのボックス状の室内空間がそれぞれカフェ、デイサービス、風呂である。このほぼ外部空間の建物は一見上棟式を待つ構造体のようにも見えるのだが、アプローチから床下をくぐり庭へと回り込めば、小さなブランコが高床の下にぶら下がり、野良仕事をする人、縁側に座る親子、小さな室内では認知症の方や老人が話し込んでいる。簡素なディテールが人々の参画を誘い、利用者の痕跡がすでに蓄積し始めた賑やかな空間だ。一直線のはっきりとした構造体が、波打つ尾根を浮かび上がらせ、子供たちと老人を出会わせ、参画を引き受ける土台=縁側として、建築的態度を地域に示している。 

一方で高齢者施設の設えとしての基本的な温熱環境、設備、平面計画や風呂利用者のプライバシーへの配慮など気になる点もある。審査では通常求められるこれらの対策が不在であることを認めつつ、サービスの隙間が人々の参与を生む状況やその関係性を丁寧に議論することで、新たな評価軸を探す作業でもあった。それは建築単体のクオリティや問題解決能力という従来の評価軸をソフトウェアであるコミュニティや参画性へと拡張する試みであり、建築が、その統合性という性質を土台としてソフトウェアをも計画に取り込み、コミュニティ形成を促し、連携や主体的な参画が、従来建築が単体で負っていた問題解決力を補完し、同時に地域や関係者といった成り立ちをも幸福にする存在になり得ることを、確認する試みでもあった。 

本来、建築とは揺らぐ動的世界から直接に編み上げる祝祭的なものでもあった。背景に寄り添い、硬直する建築を柔らかくほどく今作品は、議論を引き出すのみならず広く動的世界を包含した高度な建築である。 よって、ここに日本建築学会賞を贈るものである。 
※2024年日本建築学会賞(作品)選考経過より





各賞発表の詳細はこちら
一般社団法人日本建築学会 https://www.aij.or.jp/


2024年4月18日木曜日

「木と生きる」東京ミッドタウン日比谷で開催

株式会社ディスカバー・ジャパンと三井不動産株式会社は、両社が主催するイベント「木と生きる」を、東京ミッドタウン日比谷にて、4月16日(火)~4月21日(日)に開催する。

このイベントには主催の2社のほかに18の団体が共同参加。”木”を知り、学びを深めるシンポジウムや、木とのかかわりあい方をインスタレーションで表現するイントロダクションエリア、共同参加団体の取り組みを展示するパネルエキシビション、気に直接触れられる作品を作るワークショップなど様々なイベントが行われる。

東京ミッドタウン日比谷1Fアトリウム・イントロダクションエリア。木彫作品の周りには木のチップが敷き詰められ、アトリウム全体が木の香りで覆われている。
東京ミッドタウン日比谷地下1F日比谷アーケードには、共同参加団体による木や森、都市に関する取り組みを展示。

イベント初日の4月16日には建築家・藤本壮介氏を招き、Discover Japan統括編集長・高橋俊宏氏とのオープニングトークが開催された。初めに藤本氏のプロダクト紹介の後、藤本氏と高橋氏のオープニングトークが行われた。

藤本氏は建築と自然の関係について「自然のものが持っている予測不能の多様さが、人間が本質的に持っている世界の複雑さに対する感受性を開花させるものになるのではないか」と述べた。また、木造建築について「大規模木造建築を作る場合、現実的に集成材でないと無理。しかし、日本人にはそれに抵抗がある。欧米の気に対する合理的な思考と、日本人が持つ木への思いを日本人なりに組み合わることが出来れば一気に解決できるのではないか」と述べた。


「木と生きる」サイトURL:https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/kitoikiru/

サンワカンパニー “横幅ぴったり”を叶える《ピッタミラー》を新発売

株式会社サンワカンパニーは、幅450~2300mmの間でサイズオーダーが可能なミラー《ピッタミラー》を4月1日(月)に発売した。近年のトレンドである幅の広い洗面台の場合にも、ミラーの横幅をぴったりと合わせることができ、デッドスペースの無い美しい洗面空間を実現する。

《ピッタミラー》は、幅450~2300mmの間でミリ単位のサイズオーダーが可能なミラー。玄関手洗いのようなコンパクトな場所からメインの洗面台まで、あらゆる空間にフィットする。フレームカラーはインテリアを選ばないブラック・ホワイトの2色展開。正面から見た時のフレーム幅は僅か1.5mmとし、存在感を抑えた。また、真横から見るとフレームよりもミラーの方が1mm厚くなっており、フレームの内側に埃が溜まりにくく、拭き掃除がしやすい構造になっている。

壁面に取り付けると、ミラーだけが浮いているようなデザインになっており、LED照明付きタイプを選べば、ミラーの背後から間接的に光が照らされて、フロート感をより一層味わうことができる。

通常のミラーと比べて、ガラス特有の緑の成分が少ない「高透過ミラー」を採用。

商品名:ピッタミラー(2024年4月1日発売)

カテゴリ:ミラー

販売価格:¥31,600 /台~

カラー:ホワイト・ブラック

タイプ:LEDなし・LEDあり(電球色)・LEDあり(白色)

サイズ 幅:450~2300mm

           高さ:600/800mm

           厚み:40mm

商品ページ:https://www.sanwacompany.co.jp/shop/series/S1229/