2025年8月29日金曜日

【NOT A HOTEL】スノヘッタ設計のヴィラ「NOT A HOTEL RUSUTSU」を全世界同時に販売開始

NOT A HOTEL株式会社は、ノルウェーの建築デザイン事務所 「Snohetta(スノヘッタ)」が手掛ける北海道・ルスツリゾートのスキー場山頂のヴィラ「NOT A HOTEL RUSUTSU」の販売を日本・海外同時に開始する。「NOT A HOTEL RUSUTSU」は、世界的に権威のあるWorld Ski Awards(ワールド・スキー・アワード)にて日本国内最多受賞を誇るルスツリゾートの頂に位置し、3つの山と37の多彩なコース、総滑走距離42kmを誇る広大なゲレンデに直結しており、専有面積(屋内面積+テラス+中庭含む)2,574.2平方メートル と、これまで発表・開業してきたNOT A HOTELシリーズの中でも最大規模のプロジェクトとなった。

「NOT A HOTEL RUSUTSU」
開業予定:2029年春(予定)
専有面積(屋内面積+テラス+中庭含む):2,574.2平方メートル
屋内面積:2,281.24平方メートル
間取り 4Bedroom
最大宿泊人数 8人
NOT A HOTEL RUSUTSUはオンラインサイトで購入可能

◼️NOT A HOTEL RUSUTSU コンセプト
デザインの根源にあるのは、「ZEN(禅)」と「SUMMIT(頂)」という2つの思想。シンプルであることと高みを目指すこと、内なる静けさと成し遂げようとする意志。こうした相反する力の間にある調和を体現する建築が構想された。デザインコンセプトには、「zenith(天頂)」という天文学の言葉を掲げ、ある地点の真上にある最も高い点を意味する概念に、人の体験や感性を引き上げるという思想を重ねた。それは、荘厳な羊蹄山への敬意として、また、自然の中で人が高みへと向かう意識を促すものとして空間に落とし込まれている。
 

【Snohetta プロフィール】https://snohetta.com/
スノヘッタは、建築、ランドスケープ、インテリア、アート、プロダクト、グラフィック、デジタルデザインなど、複数の専門分野を横断して手がけるデザインチーム。1987年に国連のブルントラント委員会から発表された持続可能性に関する報告書に影響を受け、89年にノルウェーで設立された当初から、環境と文化に配慮したアプローチを基本理念としている。
初めて手がけた大規模プロジェクトは、設立と同年に設計コンペで最優秀賞を受賞した、エジプト・アレクサンドリアの「アレクサンドリア図書館」。古代図書館を現代に蘇らせる国際プロジェクトとして、大きな注目を集めた。その後、オスロの「ノルウェー国立オペラ・バレエ」やニューヨークの「9.11メモリアル博物館パビリオン」など、世界中で様々な規模のプロジェクトに取り組んできた。
現在は、オスロ、ニューヨーク、インスブルック、パリ、アデレード、メルボルン、香港、深センの8都市に拠点を構え、40カ国以上から集まった320名以上のスタッフが在籍している。
 

NOT A HOTEL株式会社
NOT A HOTEL RUSUTSU

2025年8月28日木曜日

【サンゲツ】プレミアム壁紙見本帳「TEXTURE & MATERIAL」「BRAND & PATTERN」を発刊

株式会社サンゲツは、素材の美しさを追求した「TEXTURE & MATERIAL(テクスチャー&マテリアル)XSELECT PREMIUM COLLECTION 2025-2029」、デザイン性の高いブランドや柄を収録する「BRAND & PATTERN(ブランド&パターン)XSELECT PREMIUM COLLECTION 2025-2029」の2冊の壁紙見本帳と、コンセプトフォトブックを発刊した。

同見本帳では、従来の壁紙見本帳「XSELECT(エクセレクト)」を分冊し、素材感やデザイン性に富んだラインアップを拡充。さらに、2冊の壁紙見本帳が網羅されたコンセプトフォトブックを同時発刊した。
これにより目的に合った壁紙を効率的に選ぶことが可能となり、ユーザビリティが向上した。これまでの「XSELECT」が持つワンランク上のイメージをさらに高め、ハイグレードカテゴリーにおける多様なニーズに応えるコレクションとなっている。
 
TEXTURE & MATERIAL  
XSELECT PREMIUM COLLECTION 2025-2029
素材が持つ本来の美しさや風合いを最大限にデザインした壁紙を、厳選し収録。シンプルで洗練された空間から、重厚感のある空間まで、幅広いインテリアに調和するラインアップを掲載。
▲ELEMENTUM(TM)より:SGM1041 日本各地の土の色から着想を得た新商品
〇素材の質感と色にこだわった新ブランド ELEMENTUM(TM) (エレメンタム)
「土」「繊維」「貝殻」といった自然素材を取り入れ、普遍的な色合いでありながらも新しい価値観を持つ壁紙を提案する。「CLAY PAPER」は、笠間土、美濃赤土、備前土など日本各地の「土」からインスピレーションを得た配色で土を漉き込み生まれたやわらかな表情の変化と風合いが特徴。
▲ELEMENTUM(TM)より:SGM1282 レースカーテンを再利用した織物壁紙
〇カーテンのリサイクル反毛を使用した織物壁紙
当社の未使用のレースカーテンを原料の一部として再利用した、環境に配慮したサステナブルな壁紙。カーテンという織物ならではの温かみのある風合いと表情豊かなテクスチャーが魅力。※反毛(はんもう):一度生地になったものを崩してワタの状態に戻し、糸に撚り直したもの


BRAND & PATTERN XSELECT PREMIUM COLLECTION 2025-2029
国内外のブランドや個性豊かなデザインの壁紙を集約。空間にアクセントを加える意匠性の高い壁紙を求めるユーザーに最適な一冊。
▲infich(TM)より:SGP1502・1534
〇塩ビ製国産高級壁紙の新ブランド infich(TM) (インフィッチ)
塩化ビニル製の国産壁紙に特化したサンゲツのオリジナルブランド。
製法にこだわったAB級以上の品質を持つシリーズで、無地から柄物まで幅広いデザインを取り揃えており、単独でのコーディネートはもちろん、輸入壁紙のデザインとも相性が良いため、ベース壁紙としても空間デザインの可能性を広げる。
▲Eijffinger の新商品:SGP1673
〇多彩なブランドを展開
「ARMANI/CASA(アルマーニ カーザ)」や「MISSONI HOME(ミッソーニ ホーム)」といった世界的な有名ブランドに加え、「Eijffinger(アイフィンガー)」「JANNELLI & VOLPI(ジャネリ アンド ボルピィ)」など、個性豊かな海外ブランドの壁紙を多数収録。



デジタルカタログ

〇壁紙見本帳「TEXTURE & MATERIAL XSELECT PREMIUM COLLECTION 2025-2029」
〇壁紙見本帳「BRAND & PATTERN XSELECT PREMIUM COLLECTION 2025-2029」
https://contents.sangetsu.co.jp/digital_book/xselect25_brand_pattern/
〇写真カタログ「XSELECT concept photo book」
◆株式会社サンゲツ
https://www.sangetsu.co.jp/

2025年8月27日水曜日

デンマークデザイン『Form & Refine』『MOEBE』より2025秋冬新商品

株式会社NOMADが日本総代理店として展開しているデンマークの人気デザインブランド『Form & Refine(フォーム & リファイン)』および『MOEBE(ムーべ)』の2025年秋冬の新商品を、9月上旬より発売する。

 Form & Refineは、「素材を探求し、地球とクラフト文化を守る」という理念を持つブランド。サステナビリティを重視し、リサイクル素材や責任を持って調達された天然素材を使用する。

Remake Stool(リメイクスツール): 使用済み飲料カートンをリサイクルした新素材「Pack Wall Design Board」を使用したスツール。

サイズ:W35 × H45.5 × D28cm 価格:52,800円 *9月初旬発売

Beam Bench / Pine(ビームベンチ / パイン): 成長が早く、健全な森林循環に貢献するボスニア産パイン材を使用したベンチ。FSC®認証を受けた木材を使用し、使い込むほどに風合いが増すのが特徴。

サイズ:W112 × H45 × D33cm 価格:82,500円 *9月初旬発売

その他、トレフォイルテーブルに新サイズ、ブループリントチェアとトレフォイルテーブルに新色「スモークドオーク」が追加される。

日本語ブランドページ: https://nomadinc.jp/brands/formandrefine

 NOMAD公式サイト:nomadinc.jp

2025年8月26日火曜日

「築地地区まちづくり事業 基本計画」を策定

築地まちづくり株式会社(特別目的会社)は、「築地地区まちづくり事業」を推進するための基本的な考え方や施設の整備方針などを示した基本計画を策定し、8月22日発表した。

基本計画の策定にあたっては、本マネジメント会議の議論を踏まえ、事業提案時より計画の一部を更新。築地は東京の水辺の玄関口として新たなアイコンになることが期待されている。かつての築地市場は貨物列車を引き込むために扇の形状をしていたこともあり、築地の歴史や文化を継承し、調和や発展への願いを込め、「扇」をデザインモチーフに定めた。

また、基本計画の発表に合わせて、「築地まちづくり公式ウェブサイト」を開設。情報発信の一環として、築地の歴史や基本計画などを掲載している。

■計画概要

所 在 地   東京都中央区築地五丁目および築地六丁目各地内

活用都有地面積:約19万平方メートル

総延床面積:約126万平方メートル

総 事 業 費:約9,000億円 

開 業 時 期:2030年代前半以降

主 要 建 物:大規模集客・交流施設(マルチスタジアム)、ライフサイエンス・商業複合棟、MICE・ホテル・レジデンス棟、舟運・シアターホール複合棟など合計9棟

事 業 H P:築地まちづくり公式ウェブサイト

基 本 計 画:築地地区まちづくり事業 基本計画

■配棟計画

■位置図



2025年8月25日月曜日

【モルテン】『ひろしま国際建築祭2025』にて建築家・中山英之と「移動型キオスク」を製作・出展 

株式会社モルテンは、建築の文化イベント『ひろしま国際建築祭 2025』の趣旨に賛同し、協賛企業として本建築祭に参画する。その取り組みの一環として、建築家・中山英之とともに「移動型キオスク(小さな建築)」を共同で製作・出展する事が発表された。

この「移動型キオスク」は、広島県尾道市のONOMICHI U2 前のオリーブ広場に設置され、“風景が通り抜けるキオスク”をコンセプトにした新しい建築で、期間中には子供向けのワークショップの開催も予定されている。

中山英之 「風景が通り抜けるキオスク」 イメージ画像

中山英之氏 コメント:

個別の島々だった瀬戸内が船や橋で結び合わされたように、ふたつの小さなキオスクが手をつないで、ひとつの場所をつくり出します。キオスクたちは半透明な素材で覆われて、収納されたさまざまな物たちが、風景を背景に浮かびます。ふたつのキオスクから生まれる場所は、収納された物や道具と、訪れた人々や子供たちが出会う空間です。透き通った大きなスケッチブックを広げて、尾道の海や空に毎日違った絵を描き込むような、そんな光景を想像しています。

 中山英之(C)Takashi Kato
中山英之
1972 年  福岡県生まれ
1998 年  東京藝術大学 美術学部 建築科 卒業
2000 年  東京藝術大学大学院 美術研究科 建築専攻 修⼠課程 修了
2000-2007 年  伊東豊雄建築設計事務所 勤務
2007 年  中山英之建築設計事務所 設立
2024 年-  東京藝術大学美術学部建築科 教授
代表作に「石の島の石」「弦と弧」「mitosaya 薬草園蒸留所」などがあり、ブルワリー施設やレストラン、店舗、公共施設、オフィス、住宅など幅広い用途の設計を手掛けている。主な賞歴に SD Review 2004 ⿅島賞、第17回環境・設備デザイン賞 優秀賞、グッドデザイン賞金賞がある。主な著書に『中山英之|スケッチング』『中山英之|1/1000000000』『建築のそれからにまつわる5本の映画 ,and then: 5 films of 5 architectures』がある。
http://www.hideyukinakayama.com




ひろしま国際建築祭 2025
https://hiroshima-architecture-exhibition.jp/
株式会社モルテン
https://www.molten.co.jp/ 

2025年8月22日金曜日

【フラミンゴ・リゾート】日本生まれのイームズ・リプロダクトチェア「丸に三つ石」発売開始

株式会社フラミンゴ・リゾートは、2025年8月より、日本の自然と美からインスパイアされた日本生まれのイームズ・リプロダクトチェア「丸に三つ石」を発売する。

イームズの名作、アームシェルチェアを全7色の日本の伝統色を日本の伝統色7色で表現したこのチェアは、熟練の職人の手によってハンドメイドで仕上げられ、あらゆるインテリア空間と調和する。

チェア部は日本の伝統色7色のカラーバリエーション。それに加え、脚部は通常の高さのエッフェルベース(シルバー/黒)とロースタイルのキャッツクレイドルベース(シルバー/黒)というラインナップとなっており、空間演出のプロのために用意された28パターンもの組み合わせのなかから、インテリアのシーンに合わせたセレクトが可能。




丸に三つ石

2025年8月21日木曜日

「シカゴ・アーキテクチャー・ビエンナーレ」北米最大級の建築展がシカゴで開催

 イリノイ州シカゴでは、9月19日から2026年2月28日まで、北米最大級の建築展「シカゴ・アーキテクチャー・ビエンナーレ」が開催される。

[CHICAGO ARCHITECTURE BIENNIAL]Webサイトより

展覧会のほか、トークイベント、パフォーマンス、映画上映など多彩なプログラムが予定されており、すべて無料で一般公開される。期間中はフランク・ロイド・ライトが設計した、屋根を低く抑えて建物を地面に水平に広げた「プレーリースタイル」の住宅群を巡ったり、摩天楼を望むシカゴ川の建築クルーズを楽しんだりと、街全体が建築鑑賞の舞台となる“建築の街”シカゴならではの滞在を満喫できる。

シカゴ・アーキテクチャー・ビエンナーレ:https://chicagoarchitecturebiennial.org/

2025年8月20日水曜日

【ライカジオシステムズ】自動化されたデジタルリアリティをクラウドで実現するReality Cloud Studioを発表

ライカジオシステムズ株式会社は、HxDR(Hexagon Digital Reality)を搭載したReality Cloud Studioを発表した。現場で取得した点群データを誰でも利用できるようにするこのSaaSアプリケーションは、Hexagonグループのコア技術と高度な自動化を組み合わせることで、データ処理を簡単にしながらプロフェッショナルな結果を提供する。

ユーザーは、取得した点群データを現場からクラウドにアップロードでき、自動合成処理、保存、自動メッシュ化機能による高度な視覚化をすることで、写実的なデジタルツインを作成し、データを迅速かつ安全に共有することができる。これらの機能により、現場にいない関係者も、リアルタイムに点群データにアクセス、現地の状況を確認することが可能になった。

 Reality Cloud Studioは、必要なライセンス数や使用したい機能を選択、サブスクリプション(年額課金)で購入可能。また、アプリ上でデータアクセスやユーザーの役割をコントロールするというように、アカウントを直接管理することもできる。カスタムアプリケーション用のソフトウェア開発キットも利用可能。

Reality Cloud Studio 製品ページ:https://hxdr.com/reality-cloud-studio/

 


2025年8月19日火曜日

書籍「せんだいデザインリーグ2025 卒業設計日本一決定戦 Official Book」全国の書店・オンライン書店にて発売

株式会社建築資料研究社/日建学院は、「せんだいデザインリーグ2025 卒業設計日本一決定戦 Official Book」を全国の書店・オンライン書店にて2025年8月12日(火)に発売した。

本書では、受賞作品を含むファイナリスト10作品の紹介をはじめ、全出展作品458作品を掲載。予選からファイナル(公開審査)までの全ての審査過程を記録。また、ファイナリスト作品、予選通過の上位100作品となる「100選」の個別講評や、「100選」選出審査の当落選上にあった42作品の明暗についての審査員コメントも掲載する。

審査員:重松象平(審査員長)、忽那裕樹、増田信吾、松田法子、山田紗子

▼目次

https://prtimes.jp/a/?f=d53143-332-f62f983058d675bb773ac895d605560e.pdf

▼SDL(せんだいデザインリーグ)公式サイト

https://gakuseikaigi.com/nihon1/25/

▼仙台建築都市学生会議

https://gakuseikaigi.com/wp/

書籍説明

■書名:せんだいデザインリーグ2025 卒業設計日本一決定戦 Official Book

■編者:仙台建築都市学生会議+せんだいメディアテーク

■発行日:2025年8月15日

■定価:2,420円(本体2,200円+税)

■コード:ISBN978-4-86834-013-3

■仕様:A4変型、160頁

■販売ルート:全国大型書店、オンライン書店、直販

■発行社:株式会社建築資料研究社

■URL:https://www.kskpub.com/book/b10136699.html

2025年8月18日月曜日

【YADOKARI】「YADOKARI TINY HOUSE CONTEST 2025」結果発表

YADOKARI株式会社は、タイニーハウスが持つ多様な可能性に着目し、その価値を社会で最大限に活かすためのアイデアを募集するコンテスト「YADOKARI TINY HOUSE CONTEST 2025」が開催された。
第1回目となる今回は「繋がり -BORDERLESS-」をテーマにアイデアを募集したところ国内外から364件のエントリーがあり、審査によって選ばれた優秀作品をYADOKARI周年祭「鏡祭」で結果発表と共に表彰した。入賞作品は10月中旬まで星天qlay内のqlaytion で展示される。


【入賞作品】
●グランプリ
作品名:「くらしを交換するートレーラーハウスで始めるまち留学ー」
佐藤 果穂 (宮城県)

審査評:トレーラーハウスの可動性を最大限に活かし、「街ごと移動する」というスケールの大きなアイデア性が高く評価されました。複数の拠点を巡回することで地域との関係性を深める仕組みや、宿泊・教育・体験など多機能が集約された構成が、地域資源の循環や活性化に寄与する点が印象的でした。YADOKARI審査員メンバーからは「自分たちが描くビレッジの理想に近い」との共感の声もありました。
 
受賞者コメント:この度は賞をいただき、大変驚いております。ありがとうございます。山にも海にも近く自然豊かな宮城の魅力を伝えたいと思い、各地を巡るトレーラーハウスと仕組みを提案しました。訪れる人と迎える人、双方が豊かになれる空間とは何かを考えながら取り組みました。
 
その他の入賞作品はこちら

●入賞作品展示会
qlaytion gallery
詳細:https://www.hoshiten-qlay.com/shop/qlaytion-gallery/
営業時間:月・火・木・金 13:00~17:00
8月12日から10月中旬頃まで、星天qlay内のqlaytion galleryで展示




YADOKARI

2025年8月13日水曜日

【ユーモラス】階段・段差専用ユニット「Cutting Edge(カッティングエッジ)」の販売開始

株式会社humorous(ユーモラス)は、高輝度蓄光ユニット「ナイトコンシェルジュ(R)」の新製品として、階段・段差専用ユニット「Cutting Edge(カッティングエッジ)」の販売を開始した。災害時も見据えた安全対策が設計段階から求められる中、本製品は、防災規格を上回る性能と自由なデザインカスタマイズ性をもち、既存意匠に馴染む設計・改修ソリューションとして、屋内外を問わず幅広い空間への対応を可能にする。


【特長と導入メリット】
・防災規格超えの高輝度・長時間発光(JISZ9097基準比2倍以上)
・既存意匠に調和するデザインカスタマイズ性
・基本ユニットシステムの採用で必要な数量・配置を自由に選択可能
・規模やデザイン意図に応じた資材調達で、コストコントロールが容易
・短工期・低負担の施工(両面テープによる後付け可能)
・滑り止め・反射など安全性強化オプション
・電源不要でランニングコストゼロ
・屋内外問わず長期間使用可能


【製品情報】
 製品名:ナイトコンシェルジュ(R) Cutting Edge(カッティングエッジ)
        https://humorous.jp/nightconcierge/originalip/cuttingedge
 サイズ:10~20cm × 2cm(他サイズ展開可)
  素材:蓄光アルミ板+トップコート加工
        (耐久性、耐候性、耐食性、荷重試験を全てクリア)
施工方法:両面テープ貼付、ガイド付き(デザインパターンも参考ガイドあり)
 対応面:水平面/垂直面/段鼻
  価格:案件・仕様に応じてお見積もり ※特許出願済




株式会社humorous


2025年8月12日火曜日

村野藤吾設計のモダニズム建築がレガシーホテルとして2026年春開業

株式会社竹中工務店、東急株式会社、京急電鉄株式会社、星野リゾートがホテル事業を進める「旧横浜市庁舎行政棟」が、戦後の建造物として初めて「横浜市認定歴史的建造物」に認定された。同建造物は、「OMO7横浜 by 星野リゾート」(以下、OMO7横浜)として2026年春に開業予定。

「旧横浜市庁舎行政棟」は、開港100周年記念事業の一環として建てられた日本近代屈指の建築家・村野藤吾設計のモダニズム建築。優れた意匠的特徴を持つとともに、横浜の戦後建造物として高い価値を有している。

横浜旧市庁舎・行政棟

今回、横浜市の認定を受けるにあたり、横浜国立大学・吉田鋼市名誉教授より、「⻑きにわたり地域のシンボルであった旧横浜市庁舎⾏政棟の保全と活⽤により新旧が融合した新たな都市のランドマークが形成され、地域の歴史を継承し、地域の景観形成上の重要な要素となる」と評価した。

元市民広間大階段
再製作した大階段を中心に形成されるホテルロビー(イメージパース)


施設概要

施設名:OMO7横浜(おも)by星野リゾート

所在地:神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1ほか

アクセス:JR根岸線「関内」駅徒歩1分、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅徒歩1分、

横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り」駅徒歩7分

客室数:276

設計:

当初設計…村野、森建築事務所

改修基本設計・実施設計…株式会社竹中工務店

ホテルFOH(*1)部インテリア基本設計・インテリアデザイン監修…株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所

ホテルFOH部造作家具実施設計…アイリスオーヤマ株式会社、I.P.Mプロジェクトマネジメント合同会社

ホテルサインデザイン…UMA/design farm

数字フォントデザイン…村野、森建築事務所・MURANO design

FFE(*2)設計・監理…株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所

施工:

当初施工…免震改修工事:戸田組(現・戸田建設株式会社)

改修施工…株式会社竹中工務店

開業日:2026年春

OMO7横浜 公式サイト:https://hoshinoresorts.com/ja/brands/omo/sp/omo7yokohama/

2025年8月8日金曜日

【YKK AP】臨海副都⼼⻘海地区の既存オフィスビルで、建材⼀体型太陽光発電の実装検証を開始

YKK APは、建材一体型太陽光発電(BIPV:Building Integrated Photovoltaics)の早期社会実装に向け、東京都 臨海副都心 青海地区の「テレコムセンタービル」で、東京都港湾局・東芝エネルギーシステムズ・関電⼯・東京テレポートセンターとの 5 者による協定に基づき、フィルム型ペロブスカイト太陽電池(次世代型ソーラーセル)を用いた実装検証※1を開始した。※1  本検証は東京都環境局による開発事業者向け⽀援事業「次世代型ソーラーセル社会実装推進事業」の助成をうけている


今回は実験ハウスやラボではなく、実際に使⽤されている既存オフィスビルでの制約をクリアしながらの実装検証となり、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を⽤いた内窓(「BIPV 内窓」)を取り付けるという新たな試みで、実装検証は、熱線反射ガラス越しでの発電確認や、社会実装に向けた既存オフィスビルへのBIPV内窓の取り付け⽅法など多岐にわたる。YKK APではこれらの取り組みにより、これまで進めてきた「窓で断熱」(省エネ)に「窓で発電」(創エネ)を加え、カーボンニュートラルの実現への貢献をめざす。


【本実装検証の主な⽬的】
● 1990 年代頃まで、多くのビルのガラスに採⽤されてきた熱線反射ガラスを使⽤したオフィスビルに対する発電検証として、どの程度、発電に影響を受けるかの確認
● 社会実装(⻑期使⽤)を⽬指したフィルム型太陽電池の設置⽅法検討
⇒内窓に、フィルム型ペロブスカイト太陽電池付きのフラップパネルを装着する構造を採⽤することで、内窓の  ガラスに直接貼らずに、フィルム型の太陽電池を設置
●実装検証として、既存オフィスビルへのBIPV内窓の取り付け⽅法を検討
●複数のBIPV内窓を取り付けることにより、⽅位違いや⾓度違いなどの発電データ取得
● 札幌での実証実験で確認した、雪上からの反射光効果を再現させる⽅法を検討 など

▲室内の BIPV 内窓の設置状況




YKK AP

2025年8月7日木曜日

「植物×匠 めぐるいのち、つなぐ手しごと」開催中

 国立科学博物館竹中大工道具館共同企画展「植物×匠 めぐるいのち、つなぐ手しごと」が7月29日(火)~9月28日(日)の会期で国立科学博物館にて開催中。

本展では日本の伝統的な木造建築を支える「植物」と「匠」の技に注目し、それぞれを植物学と建築学の視点から読み解いている。さらに、これらが循環する社会のなかでどのような役割を果たしてきたか、その知恵と工夫を紹介する。

本展示会を監修した国立科学博物館・國府方吾郎氏(左)、竹中大工道具館・崔 ゴウン氏

建築に使用される植物標本と、その植物を使用した建築物の模型が展示されている。また、加工に使用する大工道具も併せて展示している。

「萱」に使用される植物

木材展示コーナーでは鉋掛けされた杉や檜などの削り出しの香りをかぐことが出来る。

継ぎ手コーナーには謎の継ぎ手と言われた大阪城大手門継ぎ手のレプリカ模型などが展示され、実際に手に取って見ることが出来る。

茅葺屋根や杮葺の模型は触ることも出来、実際の屋根の質感を感じることが出来る。

2025年8月6日水曜日

【立川ブラインド工業】タテ型ブラインド「バーチカルブラインド」をリニューアル

立川ブラインド工業株式会社はタテ型ブラインド「バーチカルブラインド」におけるスラットのラインナップをリニューアルした。
今回のリニューアルで、現在よりも利用者の幅広いニーズに対応できるようになる。

近年、働き方改革やウェルビーイングの観点から、オフィスや商業施設、医療機関などの各種施設では従来から求められてきた機能性やメンテナンス性に加え、快適性が重要視されており、利用者にとってより快適な空間が求められていることをうけ、こうしたニーズに対応すべく、タテ型ブラインド「バーチカルブラインド」においても快適性や機能性を備えたスラットを新たに追加した。


・ミスト遮熱
ロールスクリーン 「ラルクシールド」共通柄。 パウダータッチな柔らかい質感とグレイ
ッシュな12色で、トレンド感のある空間に最適な製品。遮熱機能を備えており、オフィスから商業施設まで、幅広いシーンで快適な環境をつくる。

・シルワ遮光
ロールスクリーン 「ラルクシールド」 共通柄。 遮光1級の高い遮光性能を持っています。 再生ポリエステル繊維を25%以上使用した、環境に配慮したグリーン購入法適合スラットです。教育施設や庁舎などに使いやすいカラー5色をラインナップ。

・ビブレ/ビブレ遮光
ロールスクリーン 「ラルクシールド」 共通柄。 ざっくりとした織りで、カジュアルな風合いが特徴。 オフィスや店舗などで活躍する色幅を持たせた9色をラインナップしています。 同色で遮光タイプもご用意しており、使用シーンに合わせた使い分けが可能。



 
タテ型ブラインド「バーチカルブラインド」デジタルカタログ:https://www.blind.co.jp/products/digital/details/vv
 
タチカワブラインド

2025年8月5日火曜日

【YAMAGIWA】建築家 田根 剛氏とコラボレーションした新商品「TALIESIN® HOMMAGE–archaeological lamp」

オリジナル照明をはじめ世界の照明・家具ブランドの輸入・販売を行う株式会社 YAMAGIWAは、建築家 田根 剛氏とコラボレーションした新商品「TALIESIN®HOMMAGE–archaeological lamp」を販売開始した。
▲写真2点:GYRE.FOOD(東京) Photo: Masaaki Inoue

TALIESIN®HOMAGE は、第一線で活躍する建築家やデザイナー、アーティストとのコラボレーションにより、「TALIESIN®2」の新たな魅力を引き出すオマージュコレクション。フランク・ロイド・ライト生誕 150周年を機に開始し、これまで2017年は坂 茂氏・橋本夕紀夫氏・groovisions、2018年は伊東豊雄氏・名和晃平氏・皆川 明氏、2019年 妹島和世氏、永山祐子氏、鈴木啓太氏が参加している。
今回、田根剛氏とYAMAGIWAが開発した「TALIESIN®HOMAGE–archaeological lamp」は、フランク・ロイド・ライトがマヤ遺跡にインスピレーションを抱き多くの建築を生み出したことを源流に、考古学的(archaeological)に掘り下げた。一体成型されたブロックを垂直に積み上げることで、まるで古代遺跡のような照明が立ち上がる。

Designer's Comment
現代的であると同時に古代的な光を生み出したいと思いました。フランク・ロイド・ライトがタリアセン・ランプをデザインした当時、ライトはマヤ文明に触発されテキスタイル・ブロック・ハウスを生み出していました。オマージュにオマージュを重ねるように、ブロックを一体成形でつくり、LED 照明、構造軸、造形を一体化することを考えました。そこから溢れ出る光と陰影の戯れは、幾重にも重なる光の質となって、古代と現代をひとつに繋いでいます。

株式会社 YAMAGIWA https://www.yamagiwa.co.jp/

2025年8月4日月曜日

【Arper (アルペール)】循環型社会を念頭に開発したチェアシリーズ「Catifa Carta」国内販売開始

 Arper Japan株式会社は、廃棄木材を原料とする新素材「ペーパーシェル」を初めて採用した「Catifa Carta (カティファ カルタ)」の国内販売を開始した。

Arperは、1989年にイタリア・トレヴィゾで創業したインテリアブランド。空港、大学、図書館、オフィスなど、公共性の高い施設への導入実績も世界的に多数ある。

「Catifa Carta」は、Arperの主力製品「Catifaシリーズ」にペーパーシェルという革新的な技術を融合し生まれた製品(2024年のミラノサローネで発表)。
ペーパーシェルは、スウェーデン発祥のスタートアップ企業PaperShell社が開発した、最新のサステナブルな複合材。廃棄木材から生まれた再生紙を化学接着剤を使わず、100%生物由来のヘミセルロースを浸透させ圧着成型しているため、シェルが寿命を迎えた後には、適切な熱処理を施す事によりバイオ炭に変わり、土壌改良材として再利用が可能だという。圧着成型時に生じる茶色味を帯びた黒色も特徴(個体差あり)。脚は5タイプから選べる。
Catifa Carta スレッド
スタッキング:最大10脚 / 専用トロリー使用時 最大20脚
▲Catifa Carta トレッスル
▲Catifa Carta 4つ脚
スタッキング:最大10脚 / 専用トロリー使用時 最大15脚
▲Catifa Carta トレッスルキャスター

外苑前にあるArperショールームでは商品展示がされており、実際に商品を見ることできる。「Catifa Carta」のほか、2024年ミラノサローネで発表された新作や既存のコレクションを多数展示。来館は事前予約制。
▲「Catifa Carta」のシェルには、29枚の再生紙が使用されている。

Arper Japan株式会社 / Arper 東京ショールーム(要予約)
住所:東京都港区北青山2-7-22 H・T・神宮外苑ビル 8F
TEL:03-5775-0008
E-mail:arperjapan@arper.com