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2026年7月10日金曜日

【オカムラ】Foster + Partners Industrial Designと共同開発したタスクシーティング「MUKU」を発表

オカムラは、米シカゴで開催されたオフィス家具見本市「NeoCon2026」において、英国のデザイン集団であるFoster + Partners Industrial Designと共同開発したタスクシーティング「MUKU(ムク)」を発表した。発売は同年11月を予定している。

「MUKU」は、必要最小限の構成要素で成り立ちつつ、快適性と機能性を両立させたタスクチェアで、軽やかな外観により多様な空間に自然に溶け込む設計とした点が特徴となる。名称は純粋さや自然な美しさを意味する「無垢」に由来し、装飾を抑えた簡潔なデザイン思想を体現する。執務エリアや会議スペースに加え、在宅勤務といった幅広い利用環境に対応し、単体での使用はもちろん、複数脚を配置した場合でも空間の統一感を損なわない意匠とした。
機能面では、人間工学に基づく設計を土台に、オカムラ独自のアンクルチルトリクライニング機構や異なる硬さを組み合わせたクッションを採用し、長時間使用における身体負担の軽減を図った。加えて、座面の高さや奥行きの調整機能、前後左右に可動する4Dアジャストアーム、腰部を支えるランバーサポートを備え、利用者それぞれに適した姿勢を確保できるようにしている。こうした多様な調整機構をコンパクトに収めることで、外観の簡潔さと直感的な操作性を両立させている点も特徴の一つとなる。カラーは4色展開とし、空間に応じた選択の幅を持たせた。

開発にあたっては、両社が設計と試作を繰り返しながら検証を重ねるプロセスを採用した。精緻なエンジニアリングとデザインの融合を重視する共通の理念のもと、試行錯誤を積み重ねることで、機能と意匠のバランスを高い水準で実現したとしている。こうした開発手法により、国際市場において求められる品質やデザイン基準への対応を図った製品と位置づけられる。

Foster + Partners Industrial Designは、建築家ノーマン・フォスター氏が率いるFoster + Partnersの一部門として、家具から産業機器まで幅広い領域のプロダクトデザインを手がけてきた。芸術性と工芸的視点、さらに科学的アプローチを組み合わせた設計を特徴とし、メーカーや職人、スタートアップとの協働を通じて開発を進める体制を取る。試作と検証を重ねる反復的な手法や、サステナビリティを踏まえた設計思想も同組織の強みとされる。
近年、オフィス環境を取り巻く状況は、働き方の多様化やハイブリッドワークの定着によって大きく変化しており、機能性に加えて空間との調和を重視した家具への需要が高まっている。こうした動向を背景に、オカムラは国際的なデザインパートナーとの協業を通じて製品開発力を強化し、グローバル市場への対応を進めているとみられる。簡潔な意匠と高度な調整機能を兼ね備えた「MUKU」が、変化するワークプレイスにおいてどのように評価されるかが注目される。




オカムラ

2026年7月6日月曜日

【土のミュージアムSHISO】淡路島の土を使用した家具ブランド「TSUCHI」を発表

淡路島の土から生まれた新たな家具ブランドが始動する。近畿壁材工業が運営する「土のミュージアムSHIDO」は、淡路島の土を用いた家具ブランド「TSUCHI(ツチ)」を立ち上げるとともに、その初の発表の場となる展覧会「LAND/TRACE ― 大地のプロダクト展 ―」を2026年7月4日から開催する。

TSUCHIは、淡路島の土や地層、風土の中に刻まれた時間の痕跡を、家具や照明、生活道具として現代の空間へと移し替えることを目指すブランドだ。土を単なる素材として扱うのではなく、その土地の成り立ちや風景、人々の営みの記憶を内包した存在として捉え直し、暮らしの中で触れられるかたちへと再構成する。
本展では、スツールやローテーブル、ベンチ、照明、お香立てなどを展示する。いずれも土が本来持つ粒子感や凹凸、不均質な質感を生かしたデザインが特徴で、光の当たり方によって変化する陰影や素材の揺らぎが、そのままプロダクトの表情として表れている。均質さや効率性が求められる現代の空間に対し、自然素材ならではの静けさや奥行きを持ち込もうとする試みといえそうだ。
ブランド誕生の背景には、土のミュージアムSHIDOがこれまで続けてきた活動がある。同施設は、土や左官文化、アートを通して新たな豊かさを社会へ発信する拠点として運営されており、TSUCHIはその理念を建築空間から家具やプロダクトの領域へと広げる取り組みとして生まれた。土の深層に眠る時間や風景、そこに残された手の痕跡を読み取りながら、日々の暮らしの中で自然と向き合うきっかけを形にしていく。

素材として淡路島の土を用いることにも意味がある。淡路島は日本神話において国生みの最初の島とされる土地として知られるが、TSUCHIはそうした物語性を前面に押し出すのではなく、大地そのものに向き合うための起点として捉えている。土や石、地層、ひび割れ、風雨が刻んだ痕跡は、自然の造形であると同時に、その土地が積み重ねてきた時間の記録でもある。ブランドは、そうした土地固有の質感や記憶を読み取りながら、現代の住空間に調和するプロダクトとして立ち上げることを目指している。
近年は家具やインテリアの分野においても、地域素材や自然素材への関心が高まっている。一方で、多くの製品が均一な品質や整った表面を追求する中、TSUCHIはあえて土の不均質さに価値を見いだす。粒子の違いや微細な凹凸、光によって移ろう表情は、一つとして同じものがない自然素材ならではの魅力であり、空間に穏やかな存在感をもたらす要素として位置付けられている。

展覧会名の「LAND/TRACE」には、大地とその痕跡という意味が込められた。展示されるプロダクトは、機能やデザインだけを語るものではなく、土地と時間の積層を可視化する存在でもある。建材として親しまれてきた土が、家具や照明としてどのような表情を見せるのか。展覧会は、素材の可能性を探る場であると同時に、私たちの暮らしと大地との距離をあらためて見つめ直す機会にもなりそうだ。


LAND/TRACE  - 大地のプロダクト展 -
会期:2026年7月4日(土)- 8月16日(日)
時間:平日 13:00 - 17:00 / 土日祝 10:00 - 18:00
休館:火・水 ※予約の場合開館
会場:土のミュージアムSHIDO
住所:〒656-1521 兵庫県淡路市多賀2150
入場:500円 ※予約優先制
お問い合わせ:info@tsuchi-japan.com



TSUCHI

2026年6月26日金曜日

【住友林業】オリジナル家具「Germoglio(ジェルモーリオ)チェア」を発売

住友林業は6月1日、オリジナル商品「Germoglio(ジェルモーリオ)チェア」を発売したと発表した。価格は9万9000円(税別)からで、沖縄県を除く全国で展開し、年間800脚の販売を見込む。同シリーズとしては2025年に発売したキッチン、洗面化粧台に続く第3弾に当たる。張込タイプ6種とラタンタイプ1種の計7仕様を用意し、2026年4月から張込タイプの先行展開を進めてきた。
新製品は「住友林業の家」との調和を重視した設計が特徴で、素材や色柄の選定を含めたデザイン開発を進めた。脚部カラーはそれぞれ2色から選択可能で、同社のオリジナル部材「PRIME WOOD」で構成する木質空間に自然に溶け込む色合いを採用したことにより、住まい全体の統一感を高める構成としている。座面から背もたれにかけて身体をやさしく支える形状とし、日常生活における快適な座り心地に配慮した。

機能面では、座ったまま向きを変えられる回転式構造を採用し、立ち座りや出入りの動線を円滑にする設計とした。一方で自動的に正面へ戻るオートリターン機能はあえて導入せず、指詰めなどの事故リスク軽減を優先した安全志向の仕様としている。動作が穏やかで扱いやすい点から、ダイニングに限らず幅広い生活シーンでの使用を想定する。また、座面には水のみで汚れを拭き取れる「アクアクリーン」機能付きファブリックを採用し、日常の清掃性と衛生面にも配慮した。
開発の背景には、住宅内で長時間を過ごすLDK空間の快適性を求める需要の高まりがある。同社によれば、リビング・ダイニング・キッチンの境界を設けず、インテリアとの一体感を重視する住空間が増えている状況にあり、空間全体としての調和を重んじる傾向が強まっているという。この潮流を受け、同社は耐久性や意匠性に加え、空間との親和性を重視したオリジナルシリーズ「Germoglio」を展開してきた経緯がある。

「Germoglio」はイタリア語で「芽」や「蕾」を意味し、顧客の暮らしが美しく芽吹くよう願いを込めたブランドとして位置付けられている。今回のチェア投入により、キッチンや洗面など既存製品と連動したトータルコーディネートを可能にし、住まい全体の完成度向上を図る狙いがあるとみられる。住友林業グループは森林経営から住宅事業、木質バイオマス発電まで木を軸とした事業を展開しており、製品開発を通じた木質空間の価値提案を強化するとともに、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めていく考えとしている。



住友林業

2026年6月24日水曜日

【CIBONE】インテリアブランド「PIET HEIN EEK」のエキシビションを開催

CIBONE(東京・表参道)は、オランダのインテリアブランド「PIET HEIN EEK」のエキシビションを6月19日から7月19日まで開催すると発表した。会期初日にはデザイナー本人が来日し、同日18時からレセプションを実施、さらに19時からは建築家の長坂常氏とのトークイベントも予定している。

本展では、スクラップ材木や工場廃材などを素材として活用する同氏の代表的な家具を中心に展示し、とりわけ創作の原点とされるキャビネットを軸に構成した。ピート・ヘイン・イークの作品は、素材が持つ経年変化や不均一性を否定せず、その履歴や痕跡をデザインの要素として取り込む点に特徴があり、廃材に新たな価値を与える制作手法とともに、完成品においても色味や質感をそのまま生かした表現が採用されている。
展示の中心となるキャビネットは、約35年前にオランダ・アイントホーフェンのデザインアカデミー在籍時に手がけた卒業制作に起源を持つもので、同氏の制作思想が初めて具体化されたプロダクトとして位置づけられる。今回はスクラップウッドによる代表作に加え、アルミやオーク材を用いたバリエーション、日本の生活様式に対応して設計されたキャビネット「Window / drawer cabinet」なども並び、素材や用途の広がりを示す構成となる。また、当初制作された世界10台のカップボードのうちの1点が特別展示されるほか、新作の初披露も含まれ、制作の系譜を俯瞰できる内容とした。
会場内にはオランダ・アイントホーフェンにある同氏の工房施設「Piet Factory」の様子を紹介する映像も設置し、制作工程や思想への理解を促す構成とした。さらにインテリアスタイリスト作原文子氏によるスタイリングを取り入れ、展示と空間演出を一体化させている点も特徴となる。

ピート・ヘイン・イークは、素材への着目からデザインを発想するアプローチで知られ、廃材を積極的に用いることで循環型のものづくりを体現してきた。素材に対する価値観の転換を促すと同時に、工業生産とは異なる個別性のある家具を生み出す作風が評価されており、プロダクトそのものだけでなく制作プロセスを含めた思想が支持を集めている。

2026年6月23日火曜日

【AREA】「NYCxDESIGN Awards 2026」において椅子「Chair A-10」がWINNERを受賞

日本発インテリアブランドAREA(運営会社NODA Japan)は、米ニューヨークで開催された国際的デザイン賞「NYCxDESIGN Awards 2026」において、椅子「Chair A-10」が最優秀賞にあたるWINNERを受賞したと発表した。あわせてフロアライト「BLESSED STONE」が入賞に相当するHONOREEに選出されており、複数作品が評価を受けた。ニューヨーク拠点の開設から3年目での受賞となり、日本発インテリアブランドとしては唯一のWINNER受賞となった。

同アワードは建築やインテリア、プロダクトなど幅広い領域を対象に、デザイン性に加えコンセプトや空間性、文化性、現代性といった複合的な観点から審査が行われる国際的な評価制度で、世界のデザイン潮流を映す場として位置づけられている。

受賞したChair A-10は、英国の伝統的なウィンザーチェアをモチーフとしながら、日本の神社建築に見られる構造原理を取り入れて再構成した椅子となる。鳥居に着想を得たシルエットと、主柱とそれを支える脇柱という構造概念を背面に応用することで、日本建築特有の静謐な緊張感と構造的な美しさを表現した設計となっており、空間に自然に溶け込みながらも存在感を保つ造形が評価されたとされる。なお同製品はこれに先立ちフランスのDNA Paris Design AwardsでもHonorable Mentionを受賞しており、欧州と米国の双方で評価を得ている。
近年、家具やインテリア分野では機能性やデザイン性に加え、文化的背景やストーリーを含む総合的な価値が重視される傾向が強まっており、地域固有の思想や伝統を現代のデザインに翻訳する試みが国際的に注目を集めている。とりわけ日本の美意識に根差した設計思想は、ミニマリズムや空間性への関心の高まりと相まって評価の対象となる場面が増えている。

AREAはこうした潮流の中で、素材の選定から加工に至るまで職人の技術を重視し、長く使える家具づくりを志向してきたブランドで、ニューヨークを旗艦拠点としてグローバル市場への発信を強化している。今回の受賞は、日本的感性を軸としたデザインが国際市場で一定の評価を獲得した事例として位置づけられ、同社の海外展開の進展を示す動きとして注目される。




AREA
https://area-japan.co.jp/

2026年3月13日金曜日

【KANADEMONO】1.6cm極細フレームの“空間編集シェルフ”を発売

 KANADEMONOは、わずか1.6cm幅の極細スチールフレームを採用した新作収納シリーズ「THE FRAME SHELF」を公式オンラインストアで発売した。9,000通りを超える家具カスタマイズを提供するKANADEMONOは、住空間の課題に寄り添う家具づくりを行ってきた。今回登場した「THE FRAME SHELF」は、圧迫感を抑えながら、暮らしの変化に合わせて拡張し“育てていける”新しい収納の形として開発された製品となる。
THE FRAME SHELFの最大の特徴は、限界まで細く設計された 1.6cmのスチールフレームで、一般的なシェルフに多い太いフレームに比べ、視線を遮らず空間に軽さを与えるため、部屋が狭く見えやすい都市部の住まいでも圧迫感を抑えられる。素材には、レザーのような上質さを感じるマットなシボ塗装を採用し、シャープなディテールを持ちながら置く物を引き立てるデザインに仕上げている。本製品は、購入時が完成形ではなく、棚板・背面パネル・ハンギングバーなどを後から追加・組み替えできる構造を持つ。収納量の変化や住まいの移動、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応し、買い替えではなく“編集”によってアップデートできる点が大きな特徴となる。

〇THE FRAME SHELF:3つの魅力
1|空間に馴染むシャープなデザイン
1.6cm角フレームとマットなスチール塗装が、空間の視覚ノイズを軽減し、部屋を広く見せる。凹凸を抑えたミニマルな構造は、どんなテイストの部屋にも馴染む。
2|暮らしと用途に合わせて選べる4サイズ
棚は 1連(STANDARD/HIGH)、2連(STANDARD/HIGH) の4種類を展開。
耐荷重:棚板1枚あたり 30kg
耐荷重:全体 75kg
用途や設置場所に応じて自由にレイアウトできる。
3|専用オプションで収納の可能性が広がる
後付けできる棚板や背面パネル、ハンギングバーなどを組み合わせることで、書類収納から飾り棚、ワードローブ、家族の共有収納まで、役割を自在に変更できる。

〇多様な生活シーンに対応するユースケース
(Workspace)
デスクサイドに配置し、書類・ガジェットをすぐ手に取れる位置に確保。
抜け感のあるデザインが集中を妨げず、ワークスペースを快適に保つ。
(Garage & Hobby)
自転車、工具、アウトドア用品など“無骨なギア”との相性も良い。
見せる収納として、ショップのようなディスプレイを実現する。
(Living & Dining)
リビングとダイニングの間仕切りとして活躍。光と視線を通すため
圧迫感が少なく、グリーンやアートを飾ることで空間の雰囲気も向上する。




THE FRAME SHELF 特設ページ
https://kanademono.design/collections/frame-shelf

2026年2月25日水曜日

【AERA】日本の伝統素材・桐と職人技に焦点を当てた新作チェスト「KIRIDANSU」を発表

日本発のインテリアブランドAREAは、日本の伝統素材・桐と職人技に焦点を当てた新作チェスト《KIRIDANSU(キリダンス)》を発表した。

この新作には、古くから日本に受け継がれてきた「箪笥と記憶」の文化が息づいている。かつて日本では、女性が嫁ぐ際に一竿の箪笥を携えて新しい家へ入る慣習があり、子が生まれるとその箪笥を譲るなど、土地によってさまざまな形で親から子へと受け継がれてきた。AREAのヘッドデザイナー・野田豪氏は、ニューヨークの店舗から新作チェストの依頼を受けた際、この伝統を現代へ再解釈したチェストを制作したいと考えたという。
母から譲り受けた箪笥を開けるたび、ほんのりと漂う樟脳の匂いに記憶が呼び起こされる——そんな情景を、次の世代へもつないでいく家具。箪笥という器に重ねられた愛情や時間が、人々の宝物となるような存在を目指した作品となっている。

野田氏は、日本の伝統的な桐箪笥をそのまま踏襲するのではなく、現代的な解釈を取り入れてデザインした。直線的なシルエットに対し、各所に柔らかな丸みを与えることで、モダンでありながら母性を感じさせる温かみを宿す形状へと仕上げている。
取手には真鍮無垢材を採用。触れない部分は燻むように深い色合いへ変化し、よく触れる部分は金色の輝きを増す。緑青が生まれるほどの長い年月をかけ、家具本体と共に美しい経年変化を楽しめる点も魅力となる。





AERA



2026年2月19日木曜日

【Roche Bobois】新作コレクション発表イベント開催

フランスを代表するラグジュアリーインテリアブランド、Roche Bobois(ロッシュ ボボア)を運営するRB Japanは、2026年3月12日(木)、Roche Bobois TOKYOにて〈Roche Bobois × Pedro Almodovar〉最新コレクションの発表イベントを開催する。
世界的映画監督ペドロ・アルモドバルとのコラボレーションによる新作を、日本で初めて披露する機会となる。今回のコレクションは、2025年4月にミラノ・サローネ(ミラノデザインウィーク)で先行発表され、高い注目を集めたシリーズ。その世界観をRoche Boboisの「Art de vivre(暮らしの芸術)」と共に体感できる貴重な展示となる。
1960年にパリで創業したRoche Boboisは、インテリアを「暮らしの芸術」として位置づけ、空間をアートの延長として捉える独自の美意識を発信してきた。現在は60カ国以上に展開し、国際的なデザイナーやファッションブランドとの協業を通じ、春夏・秋冬の年2回のコレクションを発表している。
今回の新作は、スペインを代表する映画監督Pedro Almodovar(ペドロ・アルモドバル)との初のコラボレーションによって生まれた。彼が生み出す映画的世界は、色彩・造形・セットデザインを作品の“登場人物”として成立させる独自性で知られる。色彩表現を重要な言語とする両者の価値観が重なり、これまでにない特別なコレクションが誕生している。

アルモドバル作品の象徴的なイメージやポスターをまとった限定ソファ「LOUNGE」(世界限定50セット)をはじめ、チャイナユニット「RONDO 2」、彼がセレクトしたカラー展開のカクテルテーブル「OVNI UP」、さらにラグやクッションコレクションなど、多様なラインアップがそろう。ブランドのアイコニックなソファ「BUBBLE」が誕生から10周年を迎えることを記念し、アルモドバルが厳選した特別カラーを用いたコラボレーションモデルも登場。3月中旬よりRoche Bobois TOKYOで展示が開始される予定となっている。



〈Roche Bobois × Pedro Almodovar〉新作コレクション発表会
日程:2026年3月12日(木)18:00〜20:00
会場:Roche Bobois TOKYO
東京都渋谷区神宮前3-35-1 1F
Google Map:https://maps.app.goo.gl/m6s2udLxSj8QQbmB9


Roche Bobois

2026年2月9日月曜日

【トーヨーキッチンスタイル】名作チェアをソフトなアームチェアへと進化させる専用クッション

トーヨーキッチンスタイルは、日本総代理店を務めるイタリアのインテリアブランド Kartell から、新たに名作チェアをソフトなアームチェアへと進化させる専用クッション「アリスズフラワーズクッション」の取り扱いを開始した。花をモチーフにしたこのクッションは、バレンタインの贈り物や新生活を迎える人へのエール、さらには日々の感謝を伝えるギフトとして、暮らしの中に心地よい安らぎを届けることを目指している。

このクッションは、おとぎ話に登場する語りかける花々から着想を得て誕生したもので、デザインを手がけたのはティツィアーノ・グアルディーニとルイージ・チュフレーダ。Kartell を象徴する名作チェアに花びらを思わせるフォルムを組み合わせることで、身体をやさしく包み込むような快適な座り心地を実現した。実際、花びらのように立体的な形状は座る人をそっと支え、ポリカーボネート製チェアの硬さを和らげることで、まるで新たなアームチェアに生まれ変わったかのような使用感を与えてくれる。

素材にはペットボトルなどを再利用した100%再生ポリエステルを採用し、接着剤や異素材を用いない単一素材設計により、使用後も再リサイクルしやすいサステナブルな構造となっている。サイズは Kartell の名作チェアに合わせて設計されており、Masters や Louis Ghost をはじめ、A.I.、ヴェニス、ハイレイチェアアーム、ジェネリックA、ジェネリックC など計7種類のチェアと互換性があるため、既存の家具を買い替えることなく、新鮮な座り心地や表情をプラスできるのも魅力だ。

カラーは豊富な10色展開で、パイピングとのコントラストが際立つ5色のソリッドカラーに加え、遊び心あふれるストライプ2色とポルカドット3色をラインナップ。コンテンポラリーからナチュラルまで幅広いインテリアにアクセントを添えることができる。価格は税込58,900円で、再生ポリエステル繊維を用いた環境配慮型のプロダクトとしても注目される。




トーヨーキッチンスタイル
https://www.toyokitchen.co.jp/

2026年2月3日火曜日

【飛騨産業】「HIDA名古屋店」をリニューアル 多彩なインテリアシーンで木の温もりを体感できる空間へ

飛騨産業株式会社が、オリジナル木工家具ブランド「HIDA」の直営店「HIDA名古屋店」を1月31日にリニューアルオープンした。「飛騨の匠」で知られる飛騨地方で100年以上にわたり木工の技術を磨き続けてきた同社が、店舗空間を再構築し、木の温もりを多角的に体感できる場へと整える。

今回のリニューアルでは、同店で高まる空間コーディネートへの需要を踏まえ、暮らしのイメージが膨らむ多彩なインテリアシーンを店内に展開する。名古屋では初披露となる「KOYORI」シリーズをはじめ、国内外の建築家やデザイナーが手がけた家具コレクションを取り揃え、幅広いスタイルを表現する構成へと進化したことに加え、木の温かさや質感を軸に、暮らし・香り・知識・空間提案など、多面的に飛騨産業の世界観を体感できる場として展開される。

さらに、リニューアル後の店内には、飛騨産業が長年向き合ってきた木材の香りを体感できるアロマコーナー「森の香りの研究所」を設置。ものづくりの思想を紹介するライブラリーも新たに設け、訪れた人が家具だけでなく、同社の理念や技術の背景に触れられる空間を整える。加えて、ワークプレイスやホテル向けの提案を行うコントラクトコーナーも拡充し、法人向けの相談にも対応する構成となっている。


店名:HIDA 名古屋店                 
住所:名古屋市中区新栄2-1-9 雲竜フレックスビル西館1F
営業時間:10:00 - 18:00 水曜・第3木曜定休
TEL:052-243-1321
URL:https://hidasangyo.com/shop/#nagoya
広さ:423平方メートル
オープン日:2026年1月31日(土)

2026年1月20日火曜日

【無印良品】省スペース対応の木製シェルフと脚付マットレスをラインナップ

良品計画は、省スペースで使いやすい「手軽に組み立てられる木製シェルフ」シリーズ3種を、全国の無印良品店舗およびネットストアで販売を開始した。また、ベッドとしてだけでなくソファとしても利用できる「脚付マットレスポケットコイル(組み立て仕様)シングル ベージュ/ブルー」2種と、「脚付スツール オレンジ/ベージュ」2種を数量限定で発売する。

近年、都市部ではコンパクトな住まいへの需要が増加している。若年層や共働き世帯では広さよりも立地や機能性を重視する傾向が強く、大型家具を必要としないライフスタイルが主流になりつつある。リビングで食事をしたり、ダイニングテーブルでテレワークを行うなど、空間の使い方が柔軟になる中、良品計画は暮らしに合わせて選べる家具の開発を強化している。
新商品の特徴
〇手軽に組み立てられる木製シェルフ
棚板に脚を回して取り付けるだけで簡単に組み立て可能。背板と側板のないオープンタイプで圧迫感がなく、狭いスペースにも設置しやすい。高さは棚2段、棚3段、棚4段の3種類を用意し、オーク材突板を使用。
〇脚付マットレスポケットコイル(組み立て仕様)シングル/脚付スツール
1991年発売以来改良を重ねてきた脚付マットレスに、ソファカバー素材を採用。シーツ不要でそのまま使用でき、洗濯も可能。スツールと組み合わせてカウチソファやオットマンとしても利用できる。脚は別売り。




良品計画


2025年12月25日木曜日

【KANADEMONO】天然石を用いたカスタム可能なローテーブルを発売 

ルームクリップ株式会社 KANADEMONOカンパニーは、2025年11月27日より、天然石を取り入れたローテーブルシリーズ「THE LOW TABLE / 天然石」を公式オンラインストアで発売開始した。石材、天板フレーム、脚の組み合わせにより、全60通りのカスタマイズが可能で、同社が提案する8,000通りを超える家具の組み合わせの一環となる。
シリーズ概要
「THE LOW TABLE / 天然石」は、KANADEMONOで人気のラバーウッド製天板フレーム(全4色)に石材をはめ込み、アイアン製の脚と組み合わせる構造で完成する。石材は異なる産地・異なる時間を経て生まれた大谷石・インド産 黒みかげ石・砂岩 ブランコドマール・大理石 ココナッツベージュ・大理石 黒白根の5種類をラインナップする。

開発ストーリー
出発点は「日本の石文化・石材業界への敬意」だった。日本のまちや庭、神社や古民家など、暮らしの景色の一部として佇んできた石。その背景には、長い歴史とともに受け継がれた文化と卓越した加工技術がある。KANADEMONOは、石の魅力と技術を次世代に繋げたいという想いから、石加工を専門に手がけるパートナー企業と協業し、「石をより身近な暮らしへ」取り入れる新しいかたちを模索した。職人の繊細な技術とD2Cブランドならではの自由な発想が重なり、石の静けさと美しさを生かしたシリーズが誕生した。

「THE LOW TABLE / 天然石」3つの魅力
5種の石が持つ表情
粒のあらさや模様のゆらぎ、手触りの違い。長い年月を経て生まれた表情はひとつとして同じものはなく、光や影と重なり合いながら暮らしの中で深まっていく。
石・木・アイアンが交わる構造美
30cm角の石を木のフレームに収める構造。石の冷たさと重みを受け止める木のあたたかさ、それを支えるアイアンの確かさ。異なる素材が調和し、ひとつのかたちを成す。
▲参考写真は石9枚(幅924×奥行924mm)
暮らしに合わせた4サイズ展開
・石4枚(幅623×奥行623mm):
 ソファ横やベッドサイドに適したコンパクトサイズ
・石6枚(幅924×奥行623mm):
 ふたりでコーヒーを楽しむのに最適
・石8枚(幅1225×奥行623mm):
 リビングの中心に置けば自然と人が集まる
・石9枚(幅924×奥行924mm):
 複数人で囲める存在感あるサイズ

組み合わせと価格
石材:5種 × 天板フレーム:4色 × 脚:3色=全60通り
価格:
大谷石:78,000円~
インド産 黒みかげ石:105,000円~
砂岩 ブランコドマール:84,000円~
大理石 ココナッツベージュ:89,000円~
大理石 黒白根:88,000円~





「THE LOW TABLE / 天然石」シリーズ詳細
KANADEMONO


2025年12月23日火曜日

【niko and ...】インテリアラインから新シリーズ家具14点発売

アンドエスティHDグループで、40以上のブランドを展開する株式会社アダストリアのスタイルエディトリアルブランド「niko and ...(ニコアンド)」は、家具・生活雑貨を中心としたインテリアライン「niko and ... FURNITURE & SUPPLY(ニコアンド ファニチャーアンドサプライ)」より、“くつろぎ”と“安心感”をテーマに、軽やかでモダンなデザインと機能性を兼ね備えた新シリーズ「CHILL NEST SERIES(チルネストシリーズ)」を発表。新作家具14点を2025年12月8日(月)より公式WEBストア「and ST(アンドエスティ)」および国内の「niko and ...」店舗にて順次発売する。

「niko and ... FURNITURE & SUPPLY」は、テイストやスタイルのお仕着せではなく、使う人の発想やアレンジ次第で洋服のように多彩なコーディネートが楽しめる「余白」のある家具を提案するインテリアライン。家具を中心に生活雑貨までを取り扱い、暮らしのアイデアやヒントを提供している。

今回登場する「CHILL NEST SERIES」は、天然木の温もりとスチールのクールな質感を組み合わせた異素材ミックスデザインが特徴で、幅広いインテリアに調和する。ラインアップには、高さ調節可能なスツールやセンターテーブル、コンセント付きソファやデスク、ドレッサーなど、使いやすさにこだわったアイテムを揃え、新生活に向けて自分らしくリラックスできる空間を演出する。


■CHILL NEST SERIES 商品概要
発売日:2025年12月8日(月)10:00~
※生産の都合上、発売日が変更となる場合あり
※店舗によって展示品が異なるが、注文は全店で可能
取扱店舗:国内「niko and ...」一部店舗/公式WEBストア and ST

2025年12月18日木曜日

【アクタス】 デンマーク発の新ソファブランド「FUUMA」がデビュー

アクタスは、2025年9月よりデンマーク発の新家具ブランド「FUUMA(フーマ)」のフロアソファ「FOAMY(フォーミー)」の販売を開始し、アクタス公式オンラインショップに特設ページを公開した。FOAMYは全国のアクタス店舗、アクタス・オンライン、ライセンスショップ、パートナーショップで取り扱っている。

FOAMYは床の上でゆったりとくつろぐ感覚で使えるフロアソファで、長方形と正方形のフラットなシートを自由に組み合わせることで、ソファとしてだけでなく、一人掛けや座椅子、子どものプレイスペースとしても利用できる。一人暮らしのコンパクトな部屋からファミリーの一戸建てまで、部屋のサイズや家族構成に合わせて柔軟に使える点が魅力となっている。
〇床に近い設計で大人も子どももくつろげる
厚さ17.5cmのFOAMYは床に近いため、小さな子どもがいる家庭でも安心して使え、家族全員でくつろげる空間を作り出す。床に近い設計は部屋に圧迫感を与えず、リビングを広く感じられる点もメリットだ。背もたれやひじ掛けがないため、どの方向からでも自由に座れ、配置の自由度が高い。専用の背もたれパーツもあり、好きな位置に置いて使える。
シートは硬すぎず柔らかすぎない絶妙なクッション性を備え、背もたれパーツのバッククッションには羽毛がたっぷり詰められており、体を預けると包み込まれるような心地よさがある。
〇気分に合わせて形を変えられる
FOAMYは正方形と長方形のフラットシートにバッククッションを組み合わせて作るソファである。正方形のシートは約7.4kgと比較的軽く、女性でも一人で持ち運びができるため、気分に応じてソファの形を変えられる。カウチソファとして足を伸ばしてくつろぐことも、一人用ソファとして使うことも可能。
ベルベット調の張地は美しい光沢と滑らかな手触りが特徴で、カラーバリエーションは5色展開。張地カバーはすべて取り外して手洗いできるため、小さな子どもやペットがいる家庭でも清潔に保てる。

製品情報
FOAMY フロアソファ(W170cm)ベース付き+バッククッション
価格:159,500円(税込)
サイズ(本体):幅170×奥行85×高さ17.5cm
サイズ(クッション):幅70×奥行27×高さ45cm
素材:本体内部 ウレタン、クッション内部 フェザー、張地 ファブリック各種
FOAMY フロアソファ(W85cm)ベース付き+バッククッション
価格:107,800円(税込)
サイズ(本体):幅85×奥行85×高さ17.5cm
サイズ(クッション):幅70×奥行27×高さ45cm
素材:本体内部 ウレタン、クッション内部 フェザー、張地 ファブリック各種
その他価格:
フロアソファ W170cm ベース付き 117,700円(税込)
フロアソファ W85cm ベース付き 66,000円(税込)
フロアソファ W85cm ベースなし 61,600円(税込)
バッククッション 41,800円(税込)



FOAMY特集ページ
https://online.actus-interior.com/sp/fuuma-foamy/
アクタス・オンライン
https://online.actus-interior.com/

2025年12月17日水曜日

【インテリアズ】榊田倫之デザイン新作「TSUZURI」「KAKOMI」「SUKI」新仕様を発表

インテリアズが展開する家具ブランド「by interiors(バイ インテリアズ)」は、2025年11月27日、デザイナー榊田倫之による新作「TSUZURI」「KAKOMI」と、既存モデル「SUKI」の新仕様を発表した。
同ブランドは国内外に向けて、日本の美意識を現代的に再解釈した家具を提案しており、今回の新作は素材の本質に向き合い、構造そのものを美として昇華させたシリーズ。籐や木材、スチールなど異素材の調和により、空間に静けさと力強さをもたらす。
△ TSUZURI ラウンジチェア 
「綴(つづり)」は、一本一本のラタンを丁寧に編み合わせ、その縫い目が意匠のアクセントとなるラウンジチェア。色むらの少ない上質な白ラタンを厳選し、繊細な編み構造が光と陰影を映し出す。しなやかな弾力と軽やかなフォルムが特徴で、伝統的な籐家具の枠を超えた現代的な構造美を追求。
サイズ・価格:W780×D800×H810 SH450 513,700円~
仕様:本体 ラタンクリア塗装仕上/座面・枕 ポリウレタンフォーム+ポリエステルパッディング(by interiorsファブリック張込)/脚部 アッシュ材ナチュラル塗装仕上

△ KAKOMI ダイニングチェア 
「囲(かこみ)」は、籐と木製フレームが身体を包み込む構成。前脚から後脚に繋がる脚部はアンバランスな意匠ながら快適な座り心地を実現。座面のみ張り込みと背・座張り込みの2タイプを展開し、ファブリックやレザーとも調和。
サイズ・価格:W520×D555×H700 SH460
座張り込み:286,000円~/背・座張り込み:320,100円~
仕様:本体 チーク材ナチュラル塗装仕上+内部スティール構造/座面 ポリウレタンフォーム+ポリエステルパッディング(by interiorsファブリック張込)/背 ラタン染色仕上またはファブリック張込
△SUKI ダイニングテーブル 
「数寄」は、16mm厚の天板と古美色スチール脚の構成が特徴。静けさの中に力強さを感じさせるデザインで、サイズはセミオーダー対応。
サイズ・価格:W1600×D800×H726~ 990,000円~
仕様:天板 Decton/オーク材突板(ホワイト塗装仕上またはグレーホワイト目止め染色塗装仕上)/脚部 スチール塗装仕上(古美色またはブラック)+アジャスター


デザイナー榊田倫之氏からのメッセージ
籐の家具は、一見して土着的でその土地固有のものに見えてしまう傾向があります。私は改めてその軽さや柔軟性、自然の風合いをもつ利点を再認識し、現代的で洗練された籐のファニチャーに取り組みたいと考えました。
 
「綴(つづり)」には、つなぎ合わせる、とじる、縫い合わせるなどの意味があります。「綴」の主たる構造と構成要素は籐です。一つ一つの部材をつなぎ合わせるように或いは縫い合わせるように紡いで、接合部の縫い目が意匠のアクセントとなり家具を形成しています。籠状になっているために見た目は非常に軽快で、しなやかな弾力性のあるラウンジチェアになりました。民芸や工芸に寄りすぎない形、構造美を追い求めることで現代性を醸し出す、現代の住空間との親和性を備えたファニチャーを目指しました。
 
「囲(かこみ)」は、籐を背面に施し、木製のフレームと共に身体を囲みこむように構成されています。仕上げの特徴として、チェア背面の籐が印象的な素材になっています。内側の張り地は、籐もしくはファブリック・レザーなどいずれも相性が良く、チェア全体の雰囲気を変えることなく選択することが出来ます。力の作用点が脚の根元に集中するような形、座面部が跳ね出しているような少しアンバランスな脚部の意匠が特徴的。現代の住空間に親和性を持たせるように軽快な脚部による構造美を目指しました。(榊田倫之)



インテリアズ

2025年12月15日月曜日

【千年家具】 「建築と、木の対話。」隈研吾建築と描く、木が建築と響き合う空間

有限会社千年家具は、青山・浅草を拠点に一枚板の販売・施工を通じて培った木への知見と技術を、建築的・意匠的な領域へと広げるべく、コントラクト事業の本格的な拡大を発表した。同社は「家具単体ではなく、空間そのものを構成する木のデザイン」を目指し、建築家やデザイナーと共に設計段階から木の表現を考え、建築と木が共鳴する空間づくりに取り組む。

■木が持つ力を空間へ
木は単なる素材ではない。触れた瞬間に伝わる温度、陰影に宿る表情、そして長い時間を経てもなお呼吸し続ける生命の気配――千年家具はこうした木の可能性を空間づくりに生かすため、家具づくりで培った「素材と向き合う目」を空間全体へ展開する。
同社が手がけるのは、店舗やホテルのカウンター、壁面の羽目板やルーバー、光をやわらかく透かす組子のパーテーション、手仕事の跡が美しいナグリ加工の床材など、木の表現が主役となる設えだ。全国の工房や木工職人と連携し、無垢材の加工から塗装、設計、施工まで一貫対応。乾燥や反りへの配慮、空間演出に合わせた木目選定、セラウッド塗装などの機能性仕上げまで、プロジェクトごとに最適な提案を行う。
■隈研吾建築との取り組み
その象徴的なプロジェクトが、隈研吾設計事務所との協働だ。2025年10月、富士山麓の自然と共生する建築に、千年家具が納品した一枚板が設えられた。トチの一枚板が配置されたリビングでは、静寂の中で風が木を揺らし、光が壁を伝い木目にやわらかく触れる。建築と自然、そして木が互いの存在を静かに確かめ合うように響き合う空間が生まれた。
この空間を舞台に撮影される作品は「光と陰」「静寂と時間」「建築と木」という3つのテーマで構成され、余白を活かした構成とカメラワークで“静けさの中に力強さを宿す”世界観を描く。スピーカーを内蔵した特注テーブル脚など、ディテールにもこだわりが込められている。
■「木の哲学」を空間全体へ
千年家具は、過剰な装飾を排した“静かな存在感”を追求し、光と影の揺らぎ、素材の呼吸、空気の匂いが共鳴する瞬間こそ木の本質が最も美しく立ち上がると考える。青山のコントラクトオフィスでは、設計者との打ち合わせやサンプル確認を行う「木のアトリエ」を設置。浅草本店では無垢材や一枚板を中心とした展示を通じて、素材そのものの表情を直接感じられる空間を展開している。
コントラクト事業の拡大は、単なる新規事業ではなく、千年家具が培ってきた「木の哲学」を空間全体へ広げる“進化”である。建築、デザイン、そして木――それぞれの線が重なり合う場所に、これからの空間づくりの可能性がある。同社は「木のもつ物語性と建築の思想をつなぐ存在でありたい」と語る。




有限会社 千年家具(SENNEN KAGU Inc.)
https://sennenkagu.co.jp

2025年12月5日金曜日

【NOMAD】デンマークのラーウィーの新作スツール「Bird Bar Stool」発売

NOMADは、日本総代理店として展開するデンマークデザインブランド「raawii(ラーウィー)」の新作スツール「Bird Bar Stool(バードバースツール)」の国内販売を2025年12月12日より「MAARKETトーキョー」および「MAARKET オンラインストア」にて先行販売を開始し、2026年2月から全国の小売店で順次展開する予定。

「Bird Bar Stool」は、raawii共同創設者でデザイナーのニコライ・ウィグハンセンが、コペンハーゲンのバー「Bird」のためにデザインしたスツール。北欧の静かなバーで生まれた一脚が、日本の暮らしにも寄り添う。北欧らしい軽やかさと温度感のある素材を組み合わせ、空間に自然に馴染むraawiiらしいデザインが特徴。

高さは65cmと75cmの2種類。脚や座面にはステンレス、オーク材、Kvadrat社製テキスタイルなど豊富な仕上げを用意している。素材の選択によって雰囲気が大きく変わり、住まいに小さなストーリーを生み出す。カラーバリエーションも落ち着いたトーンから差し色まで幅広く、部屋の表情を変えるアクセントとしても活躍する。バーやキッチンカウンター、ダイニングはもちろん、カフェ風のインテリアづくりにも自由にコーディネートできる。

商品概要
商品名:Bird Bar Stool(バードバースツール)
脚:ステンレススチール製、粉体塗装スチール製
座面:天然オーク材、布張り(Kvadrat社製 Vidar:イエロー、ブルー)
高さ:65cm、75cm
組み合わせ例:
ステンレススチールの脚+天然オーク材の座面
グレーの脚+Kvadrat社製イエローVidarの布張り座面
ブルーの脚+Kvadrat社製ブルーVidarの布張り座面
オレンジの脚+グレーアッシュ材の座面

価格:77,000円~148,500円(税込)
発売日:2025年12月12日よりMAARKETトーキョーおよびMAARKETオンラインストア(https://maarket.jp/)で先行販売開始、2026年2月より全国展開


株式会社NOMAD
https://nomadinc.jp/