2026年3月31日火曜日

架空のミュージアム[MINA/ミーナ]4月1日オープン

東急株式会社は現代美術ユニット L PACK.(エルパック)と協働し、カフェを中心にアーティストの展覧会、作品販売・コレクション等、様々な活動を展開する場として、架空のミュージアム[MINA/ミーナ]を4月より渋谷にオープンする。

MINAはカフェを併設。日常使いのカフェとして、また、展示会ごとに限定メニューを楽しめる場となっている。

MINAではL PACK.のキュレーションのもと、ラーニングプログラムや季刊誌「COFFEE TABLE BOOK」とも連動しながら季節ごとの内覧会を開催する。


MINA/ミーナ:https://mina-shibuya.org/


2026年3月30日月曜日

【川口商工会議所】BASE TIMES kawaguchiのミラノサローネ出展を発表

川口商工会議所は2026年3月16日、ものづくりの街として知られる埼玉県川口市の金属加工業5社で構成される「BASE TIMES kawaguchi」と、共立女子大学建築・デザイン学部教授でデザイナーの石田和人が、世界最大級のデザインイベント「ミラノデザインウィーク2026」に2年連続で出展することを発表した。会期は4月21日から26日までで、会場は昨年に続きミラノの歴史的建築「Palazzo Litta(パラッツォ・リッタ)」となる。
今回の展示コンセプトは「変容-ZEN METAL GARDEN」。金属加工の高度な技術を持つ町工場5社が、一枚の金属板から無数の形状を生み出す職人技を、禅の美意識と融合させたインスタレーションとして提示する計画が語られている。繊細で美しい加工表現を軸に、金属が持つ素材の変容をテーマ化し、西洋宮殿建築との対話を試みる構成が特徴で、昨年の展示でも注目を集めたmetal interior「kawaguch-air」の椅子コレクションも引き続き紹介される。日本ならではの自然の移ろいを感じ取る感性をデザインへ取り込み、周囲に映り込む風景までも造形の一部として捉える独自の考え方が反映されているという。

展示はMoscaPartnersが主催する総合展「Variations 2026」の一角を占め、今年のテーマ「Metamorphosis(変容)」と呼応する内容となる。会場全体は建築家リナ・ゴットメが手がける中庭のインスタレーション「Metamorphosis in Action」を中心に構成され、現代デザインが変化や適応をどのように解釈し、未来像を描くかを問うものとなる。





BASE TIMES kawaguchi

2026年3月27日金曜日

建築家・坂牛卓と卓袱会が紡ぐ、第二回建築展

建築家・坂牛卓が教鞭を執った信州大学、東京理科大学。その門下生たちが集い、世代を超えて建築の今とこれからを語り合う場として立ち上がったOBOG会「卓袱会」。昨年スタートしたその建築展が、今年ふたたび東京・神楽坂に戻ってくる。
会場となるのは、歴史ある町並みにしっとりと溶け込む文化財貸ギャラリー「AYUMI GALLERY」。4月17日から22日にかけて開催される第二回卓袱会建築展では、住宅、集合住宅、公共施設、家具、マテリアル研究…と、多様な領域に取り組む10組による約13点の作品が一堂に会する。
今回のサブテーマは「多様性」。模型、図面、写真、ドローイングなど、表現手法も実にさまざまだ。若い建築家たちがそれぞれの視点で建築の現在地を照射し、坂牛卓が長年提示してきた建築思想に呼応するように、新たな問いを投げかける。

さらに今年はオンライン企画が充実。坂牛が近況や建築への関心を語るレクチャーに加え、出展作品を題材にしたレビュー形式のオンラインゼミも開催される。ゲストクリティークには、建築思想史・デザイン論の研究者であり青山学院大学准教授の天内大樹が登壇し、議論に一層の厚みをもたらす。神楽坂散策とともに気軽に立ち寄れる建築展でありながら、作品群はどれも各チームの確かな実践と探究心が息づくものばかり。坂牛卓の名から一字を取って生まれた「卓袱会」という名が掲げる“人が和する場”として、今年もまた新たな出会いと学びの場が生まれそうだ。

■開催概要 
タイトル: 第二回卓袱会建築展
会期: 2026年4月17日(日)~4月22日(水)
会場:AYUMI GALLERY (〒162-0805 新宿区矢来町114)

■開催時間
2026年4月17日(金) 15:00~19:00
    4月18,19日(土,日) 11:00~19:00
    4月20,21日(月,火) 11:00~20:00
    4月22日(水) 11:00~15:00
 
◾ 会期中開催イベント
○坂牛卓レクチャー @zoom
2026年4月18日(土) 18:00~19:30
坂牛卓が近況や建築への関心について語るオンラインレクチャーです。
昨年半年チリで教鞭を執った際のエピソードや、近日出版される書籍についても語られる予定です。
○オンライン作品レビュー @zoom
2026年4月19日(日) 14:30~19:45
建築展に出展されている作品群を、坂牛卓によりレビュー。
また、ゲストクリティークとして、青山学院大学総合文化政策学部准教授の天内大樹氏が登壇します。作品レビューのほか、出展者を2チームに分けたトークタイムも開催予定。
オンラインレクチャー及び作品レビューのご参加お問い合わせは下記まで。
shippokukai@gmail.com(卓袱会2026年幹事宛)

 

2026年3月26日木曜日

【KANADEMONO】「 インテリアから“緑”を読み解く」AND PLANTS と協業したコーディネート提案を開始

KANADEMONO」は、観葉植物・花のD2Cブランド「AND PLANTS(アンドプランツ)」と協業し、2026年3月12日より「家具と一緒に考える、グリーンのある空間づくり」をテーマに新たな提案をスタートした。本協業の核となるのは、家具・素材・色調と植物のあり方を同列に考え、空間全体を「自然のレイヤーと調和させる」というアプローチを行ない、「ECOPOTS(エコポッツ)」へ丁寧に植え替えられた状態で届く観葉植物や、購入後の専門的なサポートなど、植物に不慣れなユーザーでも安心して迎え入れられる体制が整えられている。

・ECOPOTS と独自サポートがもたらす植物の“入り口
AND PLANTSが選び抜いた植物は、ECOPOTSに植え替えた上で出荷される(※一部商品を除く)。開梱後すぐに空間へ馴染む仕様は、家具と植物を同時に検討する本提案の理念とも呼応する。また、購入後の相談はKANADEMONOのカスタマーサポートが一元対応。
裏側ではAND PLANTS専門スタッフが連携し、植物のケアに関する実践的なアドバイスを行う。この「伴走型サポート」はグリーン初心者にとって大きな安心材料となる。

・家具と植物を“同時に選ぶ”。~空間起点のバイオフィリック提案へ~
住まいにグリーンを取り入れる人は増加しているが、「部屋の雰囲気に合わない」「大きさのバランスが難しい」といった悩みも顕在化している。KANADEMONOは、植物の知識よりも先に“インテリアの雰囲気”を出発点にした新しい選び方を提示する。
さらに同ブランドの人気アイテムである「穴付き家具」に収まる鉢サイズの植物も提案。家具ブランドとしての視点を生かし、自然と調和する空間=バイオフィリックデザインを一層わかりやすくしている。

提案1:インテリアスタイル別に導く“調和の植栽”
KANADEMONOが定義するインテリアスタイルに合わせて、AND PLANTSから最適な植物をセレクトした特集を公開。
▼特集「家具と調和する観葉植物のコーディネート」


提案2:「穴付き家具」の魅力を引き出す最適なグリーン
KANADEMONOの象徴的アイテムである、天板に鉢を収める“穴付き家具”。
省スペースでありながら卓上で豊かな緑を育むこの形式に合う植物を厳選。
▼穴付き家具ラインナップ
※家具と植物は別売り




特別インタビュー公開中
家具と植物が調和した暮らしを紹介する特別記事を、両社サイトにて公開。

2026年3月25日水曜日

【YKK AP】「性能向上リノベ デザインアワード 2025」 審査結果発表

中古住宅の断熱性能および耐震性能を高めた優れたリノベーション事例を表彰する「性能向上リノベ デザインアワード 2025」の審査結果が、3 月 13 日に東京都内で発表された。主催する YKK AP は、全国から寄せられた 126 作品の中から、最優秀賞をはじめとする全 13 作品を選出した。今年で 4 回目となる本アワードは「これからを暮らす家の新しいスタンダードをつくる」をテーマに、断熱性能および耐震性能の向上を実現したリノベーションの実例を募集し、専門家や一般投票による評価を経て優秀な事例を選定した。

審査では、
・断熱・省エネ改修による快適性と健康的な住環境の実現
・耐震性や維持管理の観点からの防災性・長寿命化への工夫
・空調・換気・給湯設備および自然エネルギー活用の工夫
・テーマに沿った創意工夫とプロセスでの環境配慮・発信力
 の 4 つの視点が用いられた。
最優秀賞に選ばれたのは、株式会社夢・建築工房(埼玉県)が手掛けた「鳩山 NT10 棟計画 Vol.1 楓ケ丘の家」。断熱等級 7 に相当する断熱性能(UA 値 0.26W/㎡・K)と、上部構造評点 2.03 の高い耐震性能を実現した点が高く評価された。
同社は約 30 年にわたりリノベーションに取り組み、「耐震」「断熱」を強みとしてきた。代表取締役の岸野浩太氏は、受賞に際し次のようにコメントした。
「鳩山ニュータウンは高齢化や人口減少による『消滅可能性』が指摘される地域です。今回の 10 棟プロジェクトは、これまで培ってきた技術を地域再生に役立てたいという思いから始めたものです。スタッフ一同、今後も価値ある挑戦を続けていきたいと考えています。」
本作品は老朽化が進むニュータウン再生への先進的な取り組みとして、再現性のあるビジネスモデルを提示した点や、地域価値向上を見据えた戦略性が評価委員から高く評価された。

 受賞結果
● 最優秀賞
・「鳩山 NT10 棟計画 Vol.1 楓ケ丘の家」株式会社夢・建築工房(埼玉県)
● 優秀賞
・次世代へ繋ぐゆとりの住まい(株式会社ニコハウス設計室/愛知県)
・世代を繋ぐ畳リビングのある家(朝倉建築有限会社/愛知県)
● 選考委員賞
・木の香るリノベーション 本庄の家(エコワークス株式会社/福岡県)
・結の家 ~つながりを育む 絆の住まい~(アートテラスホーム株式会社/神奈川県)
・継受の家(株式会社野澤工務店/大阪府)
・京地の家(株式会社あんじゅホーム/兵庫県)
● その他の賞
【内山博文賞】
・祖父母から孫へ世代を繋ぐ性能向上リノベーション(株式会社山田建設/神奈川県)
【三浦祐成賞】
・築 60 年の民家改修 ~暮らしと出逢う「はらっぱ」~(有限会社梅村工務店/愛知県)
【福田善紀賞】
・自産自消の暮らし ~農とエネルギーの循環~(佐藤工夢店株式会社/岩手県)
【伊藤菜衣子賞】
・既存住宅活用の未来をつくる「U10」(有限会社エフ・ベース/静岡県)
【集合住宅賞】
・マンション1階で断熱等級7を実現した子育て世代の住まい(株式会社Toivo/埼玉県)
【ゾーン断熱賞】
・想いを継ぐ安心の住まい(株式会社ニコハウス設計室/愛知県)

■ アワード概要
募集期間:2025年7月1日~12月5日
応募資格:リフォーム・リノベ事業者、工務店、設計事務所、不動産事業者など
応募総数:126 作品
投票期間:2025年7月1日~2026年1月31日
審査方法:一般投票と有識者による最終選考会
選考委員:大学研究者、構造設計者、メディア代表、クリエイティブディレクターなど計 8 名

■ 公式サイト
審査結果一覧および受賞作品の詳細は、以下で公開されている。
https://pirenoaward.ykkap.co.jp/result/

2026年3月24日火曜日

【GARDE】マリーナベイ・サンズのフードコート「Rasapura Masters」大規模リニューアルを完了

シンガポールの統合型リゾート「マリーナベイ・サンズ」内の人気フードコート「Rasapura Masters」が大規模リニューアルを完了した。改装プロジェクトはインテリアデザイン会社のGARDEが担当し、基本計画、実施設計、デザイン監修まで一貫して手がけた。GARDEが同施設のデザインを担うのは2018年の改装に続き2度目となる。
「Rasapura Masters」は、シンガポールの多様な食文化を象徴するローカルフードから名店の味までを集めたフードコートとして知られる。今回の改装では、マリーナベイ・サンズ全体で進むラグジュアリー化や国際的なMICE拠点としての成長に対応するためのものだ。非日常性や没入感をさらに高めた空間が求められたことから、GARDEは従来のデザインを発展させつつ、より明るく開放的な環境を構築した。

デザインコンセプトには、“GARDEN CITY SINGAPORE”という都市の特徴が採用された。「緑」「水」「蘭」を象徴的なモチーフとして取り入れ、自然と都市が調和した空間を目指した。素材には大理石や光沢感のある仕上げを多用し、メインカラーとしてシンガポールを象徴する緑を選定。天井デザインにはシンガポール川を思わせる造形が施され、照明機器には国花である蘭の形状が反映されている。
また、今回の改装では、光とデジタル演出の活用が大きな特徴となった。各店舗のサイン背後に配置したキネティックライトは、調理のダイナミックさを光で表現する仕掛けだ。また、2面の大型デジタルウォールが新設され、時間帯ごとに変化する都市の風景や緑化をテーマにしたデジタルアートが投影されることで、空間に動きと臨場感を与えている。




GARDE
https://www.garde-intl.com/



2026年3月23日月曜日

ノエミ・レーモンドの建築と意匠 ―和で紡ぐモダンライフ―展

ギャラリーエークワッドは3月19日より「ノエミ・レーモンドの建築と意匠 ―和で紡ぐモダンライフ―」展を開催する。3月18日にメディア向け内覧会が開催された。

本展覧会は、先日開催された吉村順三展から、吉村順三の源流を辿るものとして位置付けられている。

ノエミ・レーモンドは、デザイナーであり、アントニン・レーモンドの妻、そしてパートナーだった。本展覧会ではノエミ・レーモンドの功績に焦点を当て、ノエミの活動を紹介する。

ノエミが手掛けたモダンデザインの潮流を汲み取りながら、日本の伝統的な素材や職人の技術を生かしシンプルで機能的なデザインの家具や、幾何学的な図案に自然のモチーフの組み合わせ、日本の文様に影響を受けたステンシルやスケッチなどを展示。
オリエンタルカーペット社に現存する注文書と糸見本

ノエミが建築設計を手掛けた作品が少なくともも十数件あると推測されている。本展覧会では当時の図面や家具と合わせて紹介。

戦後に多く手掛けられた教会建築の展示では、資材が限られた中でノエミの工夫が随所にみられる。今も使用されている教会建築を写真と実物資料を交え展示している。
椅子のプロトタイプに残るノエミの筆跡(赤〇内)

6月18日まで