2026年9月18日金曜日

【白井屋ホテル】「ミロコマチコ at SHIROIYA 《空気に根をおろす》」を開催

白井屋ホテルは、群馬県前橋市で展開するアートイルミネーション企画として「ミロコマチコ at SHIROIYA 《空気に根をおろす》」を開催する。
会期は2026年9月19日から2027年1月12日まで、点灯時間は毎日17時から23時までで、鑑賞は無料。本企画は、同年に前橋中心市街地で初開催となる「第一回 前橋国際芸術祭 2026」のプログラムの一つとして実施され、市街地全体の回遊と連動する取り組みとして位置づけられる。
展示には、画家で絵本作家のミロコマチコ氏を起用し、インスタレーション作品《空気に根をおろす》を展開する。同氏の特徴である力強い筆致による動植物の表現を基盤に、生命の連なりや循環をテーマとして構成され、空間全体に広がる世界観を観客が体感できる設えとした。会場には、建築家・藤本壮介氏が設計した同ホテルのグリーンタワーが用いられ、植栽に覆われた立体的な建築と作品が交差することで、奥行きと没入感を伴う鑑賞環境が形成される。

演出の軸には、前橋国際芸術祭が掲げるテーマ「めぶく。」が据えられる。ミロコ氏が拠点を置く奄美大島から着想を得た「空想の種」が空間に根を張り、やがて芽吹いていくイメージが展開され、成長する生命の躍動が光の演出とともに表現される。種が広がり、育ち、変化していく過程を通じて、行き交う人々と作品とのあいだに緩やかな関係が生まれ、視覚的な体験が街の風景と重なり合う構成となる。
同ホテルのアートイルミネーションは、周年記念事業として継続してきた取り組みで、冬の恒例行事として地域に根付きつつある。来訪者や地域住民の心に灯をともすことを目的に、宿泊施設の枠を超えて公共的な文化発信を担ってきた経緯があり、今回は芸術祭と連動することで、その役割をさらに広げる格好となる。街なかを歩く体験とアート鑑賞を結び付け、回遊性の向上と地域の魅力発信を図る狙いがうかがえる。



白井屋ホテルアートイルミネーション2026
『ミロコマチコ at SHIROIYA 《空気に根をおろす》』 
■展示期間
2026年9月19日(土)- 2027年1月12日(火)
点灯:毎日17:00 - 23:00
 
■場所                                                                             
白井屋ホテル
群馬県前橋市本町2-2-15  
027-231-4618
 
■料金
鑑賞無料





白井屋ホテル

2026年9月17日木曜日

【78合同会社】 建築CGパース専用・人物添景AI「Hitokata(ヒトカタ)」正式リリース

建築CGパース向け人物添景AIサービス「Hitokata(ヒトカタ)」を提供する○○は、8月24日に正式版をリリースした。完成した建築CGパースに人物だけを追加できるサービスで、人物素材の選定や切り抜き、合成といった作業を効率化できる。正式リリースに合わせて料金プランを発表するとともに、新たに季節設定機能とチーム利用向け機能を追加した。

Hitokataの特徴は、画像全体をAIで再生成するのではなく、完成済みのパースに人物のみを生成・配置する点にある。建築デザインやマテリアル表現を変えることなく、人種や年齢、服装、性別、人数などを指定した人物を加えられるため、従来のデザイン意図を維持しながら添景作業を進められる。建築設計事務所やCG制作会社では、パース制作工程の中でも人物素材の収集や加工に時間を要することが少なくなく、同サービスはそうした実務上の負担軽減を狙う。

正式版では、パースの季節設定に応じて人物の服装を変更できる「季節設定機能」を追加した。春・夏・秋・冬の4種類から選択でき、夏は軽装、冬はコート姿といった形で季節感を反映できる。背景の植栽や光環境と人物の装いを一致させることで、より自然な空間表現につながるとしている。あわせて、設計事務所やCGチームでの利用を想定した「メンバー招待機能」も実装した。オーナーアカウントから人数制限なくメンバーを招待でき、契約に含まれる生成枚数をチーム全体で共有できる。追加のシート課金は不要で、オーナー、管理者、メンバーの3段階の権限設定に対応する。
サービスはサブスクリプション方式を採用し、無料の「Trial」プランでは20枚まで生成可能で、人数や服装などの基本設定に対応。有料プランではアルファ付き人物素材のダウンロードやブラー表現機能、人種・年齢指定、季節設定などが利用できる。また、完成画像が必要な場合にのみ利用できるダウンロードパックも用意されている。正式リリースを記念し、新規登録者にはProプランを1カ月間無料で提供する。

コンペ提案などで使用されるシルエット表現と、完成予想パース向けの実人物表現を使い分けられるなど機能も充実しており、人種、年齢、性別、子どもの有無、服装などを細かく指定可能。さらに透明度調整やブラー表現によって、建築を主役にしながら人の活動や時間の流れを演出できる。人物のみをアルファ付きで出力する機能も備えており、Photoshopなど既存のCG制作フローへの組み込みも想定している。




78合同会社
https://nanahachi.works/

2026年9月16日水曜日

【グローカルスタンダードプロダクツ】岡本太郎の名作「サイコロ椅子」5年ぶりに再発売

岡本太郎が1957年にデザインしたラタン家具の名作「サイコロ椅子」が、約5年ぶりに再販売される。販売元のグローカルスタンダードプロダクツは、新たな生産拠点と製作体制を整備し、2026年10月から販売を開始する。

「サイコロ椅子」は、岡本太郎が国際デザインコミッティー(現デザインコミッティー)の創設メンバーとして活動していた1957年に誕生した作品。製作を担った山川ラタン製作所で、岡本太郎と岡本敏子が直接デザインを行い商品化された。サイコロを思わせる立方体のフォルムと、ラタンによる有機的な曲線が特徴で、家具でありながら造形作品としても高い評価を受けてきた。
2011年には岡本太郎生誕100周年記念事業「TARO100祭」の認定復刻品として復刻され、グローカルスタンダードプロダクツが販売を開始。しかし2021年、新型コロナウイルス感染症の影響で生産拠点を失い廃盤となっていた。廃盤後も再販を求める声が寄せられていたことから、同社は新たな製作体制を構築し、このほど再復刻を実現した
今回の再販売では、復刻時から製作監修を務めてきた山川譲氏の指導のもと受け継がれてきた造形を踏襲。ラタンの性質を熟知した職人が一脚ずつ手作業で製作する。六面体の構造を構成する編み込みや接合部には高度な技術が求められ、天然素材ならではの表情も魅力となっている。





株式会社グローカルスタンダードプロダクツ




2026年9月15日火曜日

「DOCOMOMO Japan 300選 選定記念 モダン・ムーブメントと建築の現在」 文化庁国立近現代建築資料館にて開催

 文化庁国立近現代建築資料館は、2026年8月29日よりDOCOMOMO Japanとの共催で企画展「DOCOMOMO Japan 300選 選定記念 モダン・ムーブメントと建築の現在」を開催。



DOCOMOMOはモダン・ムーブメントに関わる建築や街並みの記録・調査と保存を目的とする国際組織であり、日本支部のDOCOMOMO Japanは1920年以降の日本の建築文化の中から建築を選定し、記録・保存活動を行ってきた。

本展は2025年に選定件数が300件を超えたことを記念し、選定建築の中から約100作品を図面や模型、関連資料等を通して紹介する。

会期はI部「価値と魅力」が8月29日から11月23日まで、II部「継承と活用」が12月3日から2027年2月23日までである。

本展の特色は4点。

第一に、25年以上にわたる選定活動の成果をもとに日本のモダン・ムーブメント建築の全体像を俯瞰できる、選定300件突破を記念する節目の展覧会である点。

第二に、原図・模型・写真・映像等の多様な資料を通じて、選定建築を「資料」「歴史」「エピソード」の重なりとともに多面的に紹介する構成である点。

第三に、選定建築のうち60件を超える建築が文化財等に指定され保存される一方、40件余りが既に失われ、用途を変えながらリユースされている建築もあり、保存・継承・リユースから建築の未来を問いかける点。


第四に、会期中にシンポジウムやガイドツアー等の関連イベントも予定されている点である。





国立近現代建築資料館HP https://www.bunka.go.jp/nama/

2026年9月14日月曜日

【鹿田産業】世界のクラフトマンシップを紹介する「Homo Faber Guide」に掲載

 鹿田産業がスイス・ジュネーブに本部を置くMichelangelo Foundation(ミケランジェロ財団)が運営する国際的なクラフトガイド「Homo Faber Guide(ホモ・ファベル・ガイド)」に掲載されたことを発表した。今回の掲載は、福岡県知事指定伝統工芸品「八女すだれ」の技術を継承しながら、その技法を建築・インテリア向け素材「SHIKADA WOVEN」へと発展させてきた取り組みが評価されたもの。
Homo Faber Guideは、世界各国の優れた職人や工房、美術館などを紹介するデジタルプラットフォームで、建築家やインテリアデザイナー、ホテルデザイナー、コレクターなど、世界のデザイン関係者から広く参照されている。掲載対象は卓越した技術と独自性を備えた作り手に限られ、国際的なクラフトネットワークを形成するガイドとして知られている。

鹿田産業が110年以上継承してきた八女すだれは、神社仏閣や茶室、御座敷、御簾(みす)など、日本建築において光や風、視線を繊細にコントロールするために用いられてきた伝統技術である。同社はこの技術を現代建築のニーズに合わせて再構築し、建築・インテリア向けマテリアル「SHIKADA WOVEN」として展開。竹ひごを一本一本手作業で編み上げる技術は、ホテル、レストラン、ラグジュアリーレジデンス、ブランドショップ、公共施設など幅広い空間で採用されている。

今回の掲載は、伝統工芸としての価値にとどまらず、自然素材を活用したサステナブルな建築マテリアルとしての可能性や、空間デザインに新たな表現をもたらす素材としての取り組みが国際的に評価されたもの。





2026年9月11日金曜日

【コトブキシーティング】スタジアムやアリーナの観客席に特化した専門カタログ「Stadium&Arena」を発行

コトブキシーティングは、スタジアムやアリーナの観客席に特化した専門カタログ「Stadium&Arena」を8月26日に発行した。国内のライブ・エンターテインメント市場が拡大を続けるなか、施設運営者や自治体、設計者向けに、観客席計画に必要な製品情報や導入事例をまとめた一冊となっている。

カタログは「納入事例」と「プロダクト(製品紹介)」の2部構成。納入事例では、5大ドームをはじめ、近年開業したアリーナ、自治体施設、学校体育館など、規模や用途の異なる36施設を掲載する。施設ごとの写真に加え、観客席の特徴や採用シートの選定理由なども紹介し、観客席計画の参考資料として活用できる内容とした。
製品紹介では、スタジアムやアリーナ向けの観客席約30種類を収録。コートサイド席やプレミアムシート、グループ観戦向けの座席、スイートルーム用シートなど、観戦環境や価格帯に応じた製品をラインアップする。さらに、ステージや電動間仕切りなど、客席周辺環境を構成する関連製品についても掲載した。

また、施設用途に応じた客席レイアウト例や技術資料、関連法規なども収録しており、観客席計画に関する専門資料集としての役割も担っており、発行の背景には、拡大を続けるライブ・エンターテインメント市場がある。Bリーグをはじめとするアリーナスポーツの人気上昇や、「推し活」市場の拡大を受け、全国各地でアリーナの新設や既存施設の改修プロジェクトが進行している。観戦・鑑賞体験そのものの価値向上が求められるなか、席種や価格帯に応じた快適性や付加価値を備えた観客席整備の重要性が高まっている。
同社は、これまで培ってきた劇場やホール、スタジアム、アリーナ向け観客席のノウハウを集約したカタログとして、施設計画や改修計画に携わる関係者への提案を強化していく考えだ。スタジアムやアリーナ整備が各地で進む中、観客席という視点から施設づくりを支える専門資料として注目されそうだ。





コトブキシーティング
https://www.kotobuki-seating.co.jp/

2026年9月10日木曜日

安藤忠雄氏設計 「TIME’S」に「京都建築センター」が開設 TIME’Sの「時間」にフォーカスしたオープニング特別展も開催

▲安藤忠雄氏設計「TIME’S」に開設した「京都建築センター」

 建築家・安藤忠雄氏が設計した複合施設「TIME’S」(京都市中京区三条通)に「京都建築センター」を開設された。

「京都建築センター」は、建築を切り口に京都のまちの魅力を発信するともに、建築文化の価値を可視化し、建築を楽しむ文化を広げる新たな文化拠点を目指した施設である。

※「国内初」とは、建築ツアーを中心に展示・ライブラリー・ショップなどを備えた建築ツーリズム拠点であることを指している。(合同会社まいまい調べ)

施設の運営は、「まいまい京都」をはじめ年間2000本を超えるまち歩き企画を実施してきた合同会社まいまいさらに、日本で初めて「建築センター」を掲げた「けんちくセンターCoAK」を立ち上げた川勝真一氏も参画。

空間設計は2025年大阪・関西万博の休憩所4を手掛けたMIDW architectsstudio arche


■オープニング特別展「時がかたちづくる建築-TIME’Sと安藤忠雄-(Time-Shaped Architecture:Tadao Ando and TIME’S)」が開催

2026年9月2日(水)はギャラリー、ライブラリースペースを含むセンター全体のグランドオープンとなり、オープニング特別展「時がかたちづくる建築-TIME’Sと安藤忠雄-(Time-Shaped Architecture:Tadao Ando and TIME’S)」を開催。


本展覧会は、TIME’Sの知られざる建設前の景色や、建設中の写真、またオリジナルのドローイングや模型を読み取りながら、建築家安藤忠雄がタイムズの設計にあたって考えた思考の軌跡に光を当てる。加えて、光や水のゆらめきが生み出す現在の建築に流れる時間を、建築写真家や映像作家の視点から現し、TIME’Sがかたちづくる時間の豊かさを紹介する。

▲アプローチには建設前から建設中のTIME’Sの写真が並ぶ

▲TIME’Sの模型(制作:安藤忠雄建築研究所)

▲内外が立体的に交差する空間に
TIME'Sのドローイングや資料が並ぶ

▲併設されたライブラリーには、安藤忠雄氏の選書した
書籍の紹介や、関連書の閲覧コーナーが設置される


▲隣接する高瀬川と距離の近いテラス空間


■「京都建築センター」施設概要

施設名称:京都建築センター(英文表記:KYOTO ARCHITECTURE CENTER)

所在地:京都市中京区三条通河原町東入中島町92 TIME’S路面フロア

開館時間:10:00~18:00 休館日/火曜日(祝日の場合は翌日休館)

運営:合同会社まいまい(京都市・代表:以倉敬之)

公式サイト:https://archicenter.jp/


■京都建築センターの主な事業

・専門ガイドによる建築ツアーの企画、実施

・建築文化に関する展覧会の開催

・建築書籍や資料を閲覧できるライブラリーの運営

・建築関連書類やグッズを扱うショップの運営

・建築文化を社会へ伝える建築ガイド養成講座の開催

・講演会、セミナー、交流イベントの開催


■展覧会開催概要 

タイトル:

「時がかたちづくる建築 -TIME’Sと安藤忠雄-Time-Shaped Architecture -TIME’S and Tadao Ando -」

日時:2026年9月2日(水)– 11月23日(月)

主催:京都建築センター

共催:京都モダン建築祭

公式HP:https://archicenter.jp/visit/#p01