| ▲勝山太郎次期社長(左)と大松敦社長 |
日建設計は21日、勝山太郎取締役常務執行役員(61)が2027年1月1日付で次期社長に昇格する人事を発表した。大松敦社長(66)は代表権のある会長に就く。社長交代は21年以来、6年ぶりになる。
勝山太郎氏は1990年に日建設計に入社後、設計部門に所属し、グラングリーン大阪をはじめ、梅田中之島、御堂筋などでの多くの大阪都心部の開発プロジェクトに携わりながら、オフィス、キャンパス計画、地域の交流拠点など幅広い建築設計を手掛けてきた。
会見で、勝山次期社長は「組織設計事務所として培ってきた豊富な知識や経験、新たな分野を開拓していく精神を引き継ぎながら、人とAI(人工知能)の協創に取り組み、経営ビジョンの実現を力強く推し進めたい」と抱負を述べた。
大松敦社長
大松敦社長は、近年の建設産業の動向を、「デジタル化やAI活用などが求められ、建築生産のプロセスそのものが大きく変わる"歴史的変革期"」とした上で、「この歴史的変革期の中にどう先手を打つかが問われる局面にあり、これからの時代に向けて変革を力強く進める体制へ移行することが最善だと考えた」と述べた。
また、勝山次期社長を任命した理由として、「設計部門のプロフェッショナルである建築家として、多くの専門家をまとめてきた実績が十分にあること」に加え、「プロジェクトにおいて、エンジニアや施工者など多くの人たちのモチベーションを作り出したこと」など建築設計の専門家であること、またマネージャーとしての手腕を高く評価。「組織の屋台骨である建築設計についての深い経験と知識を持っている」ことも決め手とした。
今後、大松氏は代表取締役社長に就任し、業務執行は新社長に引き継いだうえで、新体制を後方から支援することに専念される。
勝山太郎次期社長
大松氏の後任となる勝山氏は、組織の指針として、「多様な専門性を結集し、社会課題の解決に挑むことで、社会への新たな価値提供と組織の成長」を掲げ、そのために自身の役割として「社員一人ひとりのビジョン成長意欲と組織の志や未来像を共鳴させることが重要である」と述べた。
また設計監理とコンサルティング業の比重について「双方に重きを置く」ことを強調し、「設計監理というコア事業を遂行することで、コンサルティングの価値が生まれる。両軸を推進し好循環を生み出せる組織を目指していく」とした。
■代表取締役社長社長執行役員 プロフィール
勝山 太郎 (かつやま たろう)
一級建築士
1990年 早稲田大学大学院修士課程終了後、同年日建設計に入社。
2020年 執行役員設計グループマネージャー、
2022年 執行役員大阪代表
兼設計部門 設計グループプリンシパル
2024年 常務執行役員大阪オフィス代表
兼
設計監理部門設計グループ代表
2025年 取締役常務執行役員大阪オフィス代表
現職に至る
主な実績として、中之島フェスティバルタワー・ウエスト、コンラッドタワー大阪を手掛けたほか、グラングリーン大阪(うめきた2期地区開発事業)などにも携わった。京都府出身。65年7月29日生まれ、61歳。
■ 会社概要
株式会社 日建設計
本店 東京都 千代田区飯田橋2丁目18番3号
創業 1900年[明治33年]6月1日、
設立 1950年[昭和25年]7月1日
資本金 4億6,000万円[株主:役職員100%]
事業内容 建築の企画・設計監理、都市・地域計画およびこれらに関連する調査・企画コンサルタント業務


















