特別賞には、大倉ホームの「出西モデル」が選ばれた。出西地域の山並みや旧道の景観、出西窯に象徴される地域文化を読み解き、外部環境との関係性を軸に空間を構成した住宅となる。日射シミュレーションに基づくパッシブデザインを採用し、冬季でも全室18度以上を保つ快適性を確保。吹き抜けを中心に和室やダイニング、キッチンを壁で分断せず、光や素材感、天井高の変化によって緩やかにつなげた空間構成が特徴となっている。
ミラタップ
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The Chain Museumは、京橋の複合施設「Gallery & Bakery Tokyo 8分」で、田島大介の個展「無限虚無」を2026年6月20日から7月21日まで開催する。会期中は無休、入場無料。
本展は、緻密な描写と誇張された遠近法で構成される架空の巨大都市を主題とし、新作と既存作品を織り交ぜながら構成する。田島はケント紙にインクで描く手法を用い、膨大な建築物や構造体が密集する都市風景を極端なパースで描き出す。画面には無数のディテールが重層的に配置され、視線を奥へ奥へと誘導する構図が特徴で、鑑賞者に圧倒的な量感と空間的な広がりを同時に感じさせる。左右対称や整然とした秩序ではなく、増殖を続ける都市の断片群を積み上げることで、現代社会の不均衡なエネルギーを視覚化する点に意義がある。
《カタラ庵》は「World Food Waste Tea House」プロジェクトの一環として構想され、世界各地で生まれる食料廃棄物を建材へと変換し、その土地の環境や文化に応答する新たな茶室を創出する試みである。
三菱地所設計の藤貴彰氏らが、これまでに《ベネチ庵》(ヴェネチア・ビエンナーレ2023)、《アラビ庵》(ドバイ・デザインウィーク2023)を制作・発表し、国際的な評価を得ている。
茶室を制作するにあたり、各地の緯度に基づいてパーツの形態を決定するアルゴリズムを構築。建材をつなげるパーツには、食料廃棄物を加工したコンクリート並みの強度を持つフードコンクリート(写真1)を使用し、利用する廃棄物や環境によって異なる茶室が生まれる可能性を持ったプロジェクトである。
2023年に制作された《ベネチ庵》では、ヴェネチアの経度から導かれた形態とイタリアの食品廃棄物であるパスタなどを建築材料として活用した茶室を生み出した。建材はすべてスーツケースに収まるサイズとすることで、自主運搬・セルフビルドを可能とし、輸送時のCO₂削減にも寄与した、サスティナブルなデザインがなされている
今回の出展会場であるカタルーニャ地域はワインやオリーブオイルの生産で知られる一方、大量の有機廃棄物が日々生み出されている。《カタラ庵》(写真2)はオリーブ搾りかすやコルクといった地域の素材を建材として利用することで、有機廃棄物を、土地の記憶や産業の痕跡を宿した資源として捉え、新たな建築へと転化するプロジェクトである。
■展覧会詳細
展覧会名(英):Catal-An Tea House, JIA Exhibition at UIA World
Congress of Architects 2026 Barcelona
展⽰⽇程:6 ⽉29 ⽇(⽉)〜7 ⽉2 ⽇(⽊)10:00〜17:00
※7 ⽉2 ⽇は14:00 まで
展⽰会場:DHub(Disseny Hub Barcelona)
B1F「Exhibition:
UIA Member Sections」
主催 :(公社)⽇本建築家協会 協⼒:藤貴彰(株式会社三菱地所設計)
協賛:⽇本オリーブ株式会社、⽇本化⼯機材株式会社、NORDIC STEAM 株式会社、株式会社三菱地所設計、寺岡オート・ドアシステム株式会社、株式会社松⽥平⽥設計、株式会社JR 東⽇本建築設計、株式会社ユニオン、郡リース株式会社、株式会社総合資格、⽇新⼯業株式会社、株式会社オクジュー、株式会社オカムラ、東リ株式会社、株式会社⼤建設計、株式会社安井建築設計事務所、株式会社東畑建築事務所(6 ⽉1 ⽇時点)
展覧会公式HP:https://uia2026bcn.org/