2026年5月19日火曜日

【東京建築士事務所協会】第3回女性交流会を開催

東京都建築士事務所協会の女性会員、会員事務所女性スタッフによる「第3回女性交流会」が5月14日に開催された。

交流会は、東京会女性会員等の交流と意見交換を目的とし、これからの設計事務所の展望や地域とのかかわり、女性活躍推進に期待することなどをテーマに、基調講演、トークセッション、懇談会が行われた。基調講演では、会場となった安井建築設計事務所設計部の小林寧々さんより「設計事務所がまちにひらくこと」をテーマに、新オフィスの設計概要、また「美土代クリエイティブ特区」のまちや人を巻き込んだ場所の使い方について話された。
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安井建築設計事務所設計部の小林寧々さんによる基調講演

トークセッションでは、働く環境やオンラインの環境をトピックに意見交換が行われ、オフィスにおけるフリーアドレスの利点と課題、社内でのデータ管理による業務の効率化、テレワークなどの選択によって家庭と仕事を両立する働き方など、様々な意見が交わされた。

交流会には東京の各支部から総勢40名ほどが参加し、参加された方からは、フリーアドレスであると組織内で自然なコミュニケーションを促すことが難しいことなど職場での実
体験から様々な切実な意見が話された。

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トークセッションの様子
また同日には、会場となった安井建築設計事務所の施設見学が行われた。
2024年1月に移転した新オフィスは、街や人の対話を通じた開かれた設計事務所を理念に、「美土代クリエイティブ特区」と名付けられ、1階は「まちとつながるスペース」、2階は会議室、応接室とワークスペース、3階はワークスペースで構成される。

1階のラウンジは社内コンペによって計画案を決定し、工事完了後もオープンハウスなどの企画を行うなど、社員ひとりひとりが主体的に場の運営に携わり、まちや人を巻き込みながら持続的な場所づくりが行われている。
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施設見学の様子
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吹き抜けをつなげる階段。築60年の既存躯体をあえて露出させ、
作りこみすぎないデザインとなっている
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「WORK VILLA MISATO」外観
1階から3階に「美土代クリエイティブ」特区が入る






東京建築士事務所協会





2026年5月18日月曜日

株式会社建築技術、「建築技術」を月刊誌として復活

株式会社建築技術は、昨年2月より季刊発行していた「建築技術」を、2026年6・7月合併号(2026年5月15日発売分)より月刊誌として再開する。

■月刊「建築技術」について

・発売日:毎月29日

・定価:2,860円/冊

・判型:A4判

※2026年8月号(2026年7月29日発売分)より上記内容に変更。

 

会社名:株式会社建築技術

URL:https://www.k-gijutsu.co.jp

本社所在地:〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3‐10-4 千代田ビル4階

代表取締役:中島 貴春(7代目主宰)※1

創刊:1950(昭和25)年7月1日 ※2

従業員数:7名

資本金等:14,200,000円

事業内容:雑誌並図書の出版刊行

参加団体:工学書協会 一般社団法人木質構造の設計情報を共有する会 他

【こここ】創刊5周年 共同企画展「福祉とものづくり、場、ことば」を開催

マガジンハウスが運営するウェブメディア〈こここ〉は、創刊5周年を記念し、手仕事の拠点として知られる〈starnet〉との共同企画展「福祉とものづくり、場、ことば」を、5月30日から6月7日まで開催する。本展は、福祉施設から生まれたアートやプロダクトを通じて、「ものづくり」と「場」そして「ことば」の関係を問い直すもので栃木県益子町で開催される。
本展が焦点を当てるのは、〈こここ〉がこれまで取材を重ねてきた障害福祉施設における「ものづくり」の現場で、仕事や余暇、あるいはケアの一環として行われてきた創作活動の背景にある人と人との関係性や、作品が生まれる環境そのものを見つめ直しながら、福祉施設から生まれたアート作品やプロダクトを紹介する。

会場には、全国的に注目される9つの福祉施設が参加する。Good Job!センター香芝、クラフト工房La Mano、ココ・ファーム・ワイナリー、しょうぶ学園、やまなみ工房をはじめ、木工、染色、刺繍、陶芸、食品など、多様な分野の手仕事が一堂に会する。展示作品の多くは購入も可能で、鑑賞にとどまらず、日常の中で使い、味わう体験へとつながる点も特徴だ。
本展は、益子町で長年にわたり手仕事の文化を発信してきたショップ・ギャラリー〈starnet〉との共同企画として行われる。木工や陶芸、染物など、土地に根差した手仕事の文脈の中で、福祉施設における創作活動を位置づけ直す試みといえる。

 〈こここ〉編集部は、福祉を制度や支援の枠組みとしてではなく、人の営みや幸福に関わる身近なテーマとして捉えてきた。本展では、障害のある人の創作を通じて、感情や関心、身体の状況、周囲の自然や空間といった「場」が、どのように作品に影響を与えているのかを可視化する。そうした背景を知ることで、来場者が福祉を「自分ごと」として捉え直す契機となることを目指す。




こここ

2026年5月15日金曜日

グッドデザイン賞 公式年鑑『GOOD DESIGN AWARD 2025』、初の二巻構成で刊行

公益財団法人日本デザイン振興会(以下:JDP)は、「2025年度グッドデザイン賞」の受賞作1,619点を収録した最新の受賞年鑑『GOOD DESIGN AWARD 2025』を発刊し、5月11日に株式会社宣伝会議より販売を開始した。

本書はグッドデザイン賞年鑑として初めて二巻構成。グッドデザイン・ベスト100とその中から決定した「グッドデザイン大賞」をはじめとする特別賞各賞の受賞作をより詳しく紹介するとともに、新たに1,619点すべての受賞作の評価ポイントを掲載することで、各分野の最新の受賞デザインを詳しく伝えている。

なお、グッドデザイン・ベスト100と特別賞各賞を収録した巻は『GOOD DESIGN AWARD 2025 Special Awards and Best 100』として、単体1冊でも販売される。

本書の主な特徴:

・2025年度に国内外の企業やデザイナーなどから応募された製品、建築、サービス、プロジェクトなど多様な領域の受賞作1,619件を紹介。

・最高賞であるグッドデザイン大賞(DLT木造仮設住宅/受賞者:坂茂建築設計+株式会社家元+株式会社長谷川萬治商店)1点とグッドデザイン金賞19点は、担当デザイナーなどへのインタビュー記事20本を収録。

・受賞作の担当デザイナー名などを掲載。

・新たにすべての受賞作の評価ポイントを掲載。

・長年にわたり支持され続けるデザインを対象とする「ロングライフデザイン賞」と、若年層のデザインチャレンジに贈られる「ニューホープ賞」の受賞作も掲載。

・「フォーカス・イシュー」提言を新たに収録

・“日本のグッドデザイン賞”を表現したブックデザイン

本書の仕様:

GOOD DESIGN AWARD 2025

ISBN978-4-88335-655-3 定価:22,000円(税込)

A4判 並製 242ページ+876ページ(2巻1組/専用ケース入り)

https://amzn.to/4mLCIwQ

GOOD DESIGN AWARD 2025 Special Awards and Best 100

ISBN978-4-88335-650-8 定価:4,180円(税込)

A4判 並製 242ページ

https://amzn.to/41NalVy

ブックデザイン:株式会社サン・アド 

発行所:公益財団法人日本デザイン振興会

発売所:株式会社宣伝会議

【プロダクトデザイン研究所】名作椅子を巡る都市回遊型のデザイン展「名作椅子のエクスペディション」を福岡で実施

福岡の街を舞台に、名作椅子を巡る都市回遊型のデザイン展が開催される。一般社団法人プロダクトデザイン研究所は、「名作椅子のエクスペディション」を5月15日から31日まで福岡市内で実施する。本展は、福岡を拠点に活動したインテリアデザイナーであり、世界的にも稀有なコレクターとして知られる永井敬二氏のコレクションをもとに企画された。永井氏は半世紀以上にわたり、約2万5000点にも及ぶデザインプロダクトを収集してきた人物で、今回はその膨大なコレクションの中から「椅子」に焦点を当てる。
展示は天神エリアを中心に、市内20カ所で展開される。
ONE FUKUOKA BLDG.をメイン会場に、カッシーナ・イクスシー、六本松蔦屋書店、九州大学大橋キャンパス、太宰府天満宮、福岡県立美術館など、商業施設や文化施設、公共空間が会場となり、各所に名作椅子1脚ずつが期間限定で設置される。

特徴は、特定の会場に集約する形式ではなく、街全体を会場と見立てた点にある。主催者は本展を「Chair Expedition(椅子をさがす探検)」と位置づけ、来場者が福岡の街を歩きながら椅子を探し、偶然の出会いや発見を通じてデザインを体感する新しい鑑賞体験を提案する。

また、会期中は関連イベントも行われる。展示会場を巡ってシールを集めるスタンプシールラリーでは、特典や抽選券が用意され、抽選でカッシーナ・イクスシー提供の名作椅子が当たる企画も実施される。また、アーカイブホテル「BUNSHODO HOTEL」では、永井敬二コレクションに関連する家具や資料、書籍を客室内に展示する特別企画を展開。期間中の宿泊者向けに割引キャンペーンも予定されている。

入場は無料(一部会場を除く)。デザインプロダクトを「見る」だけでなく、「探し」「出会う」行為そのものを通じて、都市とデザインの関係を問い直す試みとして注目される。




名作椅子のエクスペディション特設サイト

2026年5月14日木曜日

【ベントレーモータース】ベントレーホーム新作家具コレクションを発表

ベントレーモーターズは2026年4月21日(英国現地時間)、ミラノデザインウィーク2026の会場で公開された「ベントレーホーム」の新作家具コレクションを発表した。素材の質感や快適性、クラフツマンシップへの新たなフォーカスを通じてブランドのデザイン言語を進化させると同時に、同社が長年培ってきたラグジュアリーの哲学を住空間へと拡張する試みとなっている。洗練された素材選定とその表現の深化、さらにはサステナビリティへの関心の高まりを背景に、コレクションはテーブルやソファ、アームチェア、トランクといった幅広いアイテムで構成される。いずれもイタリアの職人技の伝統に根ざしたもので、ベントレーホームが掲げるグローバルなデザインアイデンティティの新たな方向性を示す内容だ。
コレクションの中核を成すのは、環境負荷の低減を意識しながらも、奥行きや豊かさを損なわない仕上げにある。天然樹脂と、手作業でブラッシングされたシェラックラッカーを重ねることで、光と表面が繊細に呼応する表情を生み出した。その佇まいは装飾性に依存することなく、静謐で洗練された印象を湛え、視覚的な華やかさよりも持続性を重んじる建築的な美意識を体現している。
テキスタイルもまた重要な要素の一つだ。地元で調達された天然繊維を用い、ウールやアルパカ、コットン、リネン、モヘアベルベットジャカードなどを採用。控えめでありながら奥行きのある快適性をもたらし、触覚を通じて空間への没入感を高める設計となっている。時間とともに風合いと個性を深めていく素材のあり方を肯定し、変化を受け入れる姿勢が全体を貫いており、カルロ・コロンボ氏やフェデリコ・ペリ氏といった長年のパートナーであるデザイナーと、ベントレーモーターズのデザインチームとの協働によって生み出された。建築的な明快さと柔らかさを併せ持ち、統一感の中に豊かなニュアンスを備えた構成が特徴となっている。
発表に際し、ベントレーモーターズのライフスタイルデザイン責任者であるベン・ソルトマー氏は、「クルマと家具に通底する原則を融合させ、快適性と素材の質感をさらに深化させた。美しく機能するだけでなく、時を経るごとに魅力を増す素材を採用している」とコメントし、サステナビリティと持続性が不可分であるとの認識を示した。また、ラグジュアリー・リビング・グループのクリエイティブディレクター、モニーク・ザッパラ氏は、本コレクションを「ベントレーホームの進化を象徴する取り組み」と位置づけ、長期的な価値を重視するインテリアへの需要の高まりに応えるものだと述べている。





ベントレーモータースジャパン

2026年5月13日水曜日

【デュラビット】バスルームコレクションBalcoonにカウンター一体型洗面ボウルを追加

 ドイツを代表するデザイナーズバスルームブランド「デュラビット(Duravit)」は世界的デザイナー、パトリシア・ウルキオラが手がけるバスルームコレクション「Balcoon」に、カウンター一体型洗面ボウルを新たに追加した。洗面空間における造形と機能の関係を再定義する試みとして注目される。

Balcoonは、異なる高さや形状を組み合わせる構成によって、空間に開放感と奥行きをもたらすコレクションとして展開されてきた。今回登場した新しい洗面ボウルは、セラミック製の直方体フォルムにボウルをシームレスに一体化したモノリシックなデザインが特徴だ。フラットなカウンターからボウルへと連続する滑らかなラインと、オーバル形状で立ち上がる繊細なリムが外形を引き締め、控えめでありながら洗練された印象を生み出している。十分な広さを確保したカウンタースペースは、機能性にとどまらず、洗面台そのものを一つの建築的要素として際立たせる。過度な装飾に頼らない造形は、現代の住空間に自然に溶け込みつつ、長く使われることを前提としたタイムレスな佇まいを備えている。

製品は、幅600ミリ、800ミリ、1000ミリに加え、ダブルボウル仕様の1300ミリの全4サイズを展開。カラーはホワイト、マットホワイト、テラコッタ調のクレイテラマットの3色が用意され、ナチュラルからモダンまで幅広い空間演出に対応する。Balcoonシリーズは、洗面ボウルとファニチャーを一体として捉えた設計も特徴の一つだ。精緻な造形の洗面ボウルと多様なキャビネット構成が調和し、統一感のある洗面空間を構成する。ホワイトやアースブラウン、アンスラサイトといった落ち着いた色調のバリエーションにより、さまざまなインテリアとの組み合わせが可能となっている。さらに、水栓もクローム、ブラッシュドステンレス、マットブラックの3種をラインアップし、空間全体の完成度を高めている。

上質な仕上げと耐久性の高い素材を用いながらも、中価格帯を実現している点もBalcoonの特徴だ。住宅用途からハイエンドなプロジェクトまで、幅広いシーンでの採用を想定し、ウルキオラの美学をより多様な空間へと広げる狙いがある。



デュラビット・ジャパン
www.duravit.co.jp