2026年5月21日木曜日

[東京建築祭]現実では見れない、見ることが出来ない建築を体験

株式会社日建設計は5月23・24日に開催される東京建築祭2026に参加。日建設計DDL(デジタルデザインラボ)ではデジタル技術を活用した展示を行う。

展示では日建設計内部と大阪万博の日本館及び迎賓館内部を用意。これらは普段立ち入り禁止、既に現存しないものであり空間体験を行うことはできないが、スキャン画像とBIMデータを活用し、建物の平面図から建物の3D平面・立面を再現。建物の姿を自由に切断して体験することが出来る。

図面の座標読み取りは図面裏のQRコードを読み取ることで行う。

日建設計では、この展示のほかに過去の手書き図面を展示。

イベント情報:東京建築祭

【ロッシュボボア】SPEED UPコレクション誕生20周年記念新作アイテムを販売開始

 フランス発のインテリアブランド、ロッシュ ボボアは、コレクション「SPEED UP」の新作アイテムを発表し、日本国内での販売を開始した。ブランドを運営するRB Japanが発表したもので、同コレクションの誕生から20周年を機に、デザインの再解釈を加えた新シリーズとして位置づけられている。
今回の新作を手がけたのは、セルビア出身のデザイナー、サシャ・ラキッチである。1964年生まれの同氏は、自動車やモーターサイクルの分野でも活動するデザイナーであり、最先端技術への関心を背景に、流線形を基調としたダイナミックなフォルムを特徴とするデザインで知られる。硬質な素材を用いながらも、しなやかさを感じさせる造形は、同氏の代表的なスタイルとされている。

「SPEED UP」コレクションは、そのラキッチの造形的特性を色濃く反映したシリーズとして展開されてきたが、今回の新作では従来のデザインを踏まえつつ、より流動性とバランスを強調した構成が採用されている。ダイニングテーブルを中心に据えたラインナップとなり、空間の中で身体の動きや視線と呼応するような造形が意識されている。
国内では東京・表参道のロッシュ ボボア東京店でダイニングテーブルとアームチェアを、大阪・淀屋橋のロッシュ ボボア大阪店でダイニングテーブルをそれぞれ展示している。いずれも実物を通じてデザインの質感や構成を確認できる場となっている。コレクションの刷新を通じて、ブランドが長年掲げてきた「暮らしの芸術」という概念が、現代の住空間にどのように更新されていくのかが焦点となる。家具単体としてではなく、空間と一体で捉えるデザインの提案として、その動向に関心が集まりそうだ。





ロッシュボボア


2026年5月20日水曜日

【ジンズ】ヘザウィック・スタジオと協業したアイウエアコレクションを発売

ジンズは、英国を拠点とするデザイン集団ヘザウィック・スタジオと協業したアイウエアコレクション「JINS × Heatherwick Studio」を5月14日に発売した。一部の直営店舗とオンラインショップで取り扱う。建築や都市開発分野で知られる同スタジオにとって、アイウエアコレクションの展開は初めてとなる。

今回の企画は、これまでジンズが進めてきた外部クリエーターとの協業プロジェクトの一環で、従来の眼鏡に対する発想を広げる狙いがある。ヘザウィック・スタジオはロンドンと上海に拠点を構え、都市空間や建築、プロダクトなど幅広い領域で活動するデザインチームで、ニューヨークの公共施設「リトル・アイランド」や東京・麻布台ヒルズなどの開発に関わるなど、国際的に評価を高めてきた。
大規模建築からプロダクトへと領域を横断する試みとして、今回のアイウエア開発に取り組んだ格好だ。新製品では、「Liquid(液体)」というコンセプトを軸に据え、水の流れや波紋といった有機的な動きを造形に取り込んだ。従来の眼鏡に見られる直線的で左右対称のフォルムから意図的に逸脱し、左右非対称のデザインを採用している点が特徴となる。流動する一瞬を切り取ったような曲線構成により、顔周りに柔らかな印象をもたらす一方で、装着時の安定性やフィット感といった機能面にも配慮した設計とした。
素材には、表情の奥行きを引き出す樹脂フレームと、軽量で強度に優れるチタンフレームを使用し、それぞれ異なる質感を持たせた。ラインアップは全4型12種で、樹脂フレームが2型8種、チタンフレームが2型4種。色は自然界に存在する液体から着想を得た6色で展開する。価格は樹脂フレームが1万3000円、チタンフレームが3万円で、標準クリアレンズを含む。ジンズはこれまでも国内外のデザイナーや建築家と協業し、機能性とデザイン性を両立した商品開発を進めてきた。眼鏡を視力矯正器具としてだけでなく、ファッションや自己表現の一部として再定義する取り組みを続けており、今回のコレクションもその延長線上に位置づけられる。
特に建築家との協業では、空間設計の思想や造形感覚を小型プロダクトに落とし込む点が特徴となる。背景には、アイウエア市場における差別化の必要性がある。機能面での成熟が進む中、デザインやブランド価値による選択の重要性が高まっているほか、消費者の嗜好の多様化も顕著になっている。独創的な造形やコンセプトを打ち出すことで新たな需要を喚起し、市場の拡張につなげる狙いがあるとみられる。
ヘザウィック・スタジオは1994年にトーマス・ヘザウィック氏が設立し、現在は250人以上が在籍する。建築やインフラからプロダクトに至るまで幅広い分野で活動し、世界各地で約30件のプロジェクトが進行中とされる。従来は大規模案件が中心だったが、今回のような日常的に身に着けるプロダクトへの展開は、デザインの適用領域を拡張する試みともいえる。
巨大構造物を手がける設計思想と、生活に密着したアイウエアというスケールの異なる領域が交差することで、従来の眼鏡には見られなかった造形表現が生まれている。ジンズにとってはブランド価値の強化につながる一方、ヘザウィック・スタジオにとってもデザインの新たな可能性を探る機会となる。両者の協業は、成熟市場における付加価値創出の一つの方向性を示すものといえそうだ。






JINS










2026年5月19日火曜日

【東京建築士事務所協会】第3回女性交流会を開催

東京都建築士事務所協会の女性会員、会員事務所女性スタッフによる「第3回女性交流会」が5月14日に開催された。

交流会は、東京会女性会員等の交流と意見交換を目的とし、これからの設計事務所の展望や地域とのかかわり、女性活躍推進に期待することなどをテーマに、基調講演、トークセッション、懇談会が行われた。基調講演では、会場となった安井建築設計事務所設計部の小林寧々さんより「設計事務所がまちにひらくこと」をテーマに、新オフィスの設計概要、また「美土代クリエイティブ特区」のまちや人を巻き込んだ場所の使い方について話された。
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安井建築設計事務所設計部の小林寧々さんによる基調講演

トークセッションでは、働く環境やオンラインの環境をトピックに意見交換が行われ、オフィスにおけるフリーアドレスの利点と課題、社内でのデータ管理による業務の効率化、テレワークなどの選択によって家庭と仕事を両立する働き方など、様々な意見が交わされた。

交流会には東京の各支部から総勢40名ほどが参加し、参加された方からは、フリーアドレスであると組織内で自然なコミュニケーションを促すことが難しいことなど職場での実
体験から様々な切実な意見が話された。

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トークセッションの様子
また同日には、会場となった安井建築設計事務所の施設見学が行われた。
2024年1月に移転した新オフィスは、街や人の対話を通じた開かれた設計事務所を理念に、「美土代クリエイティブ特区」と名付けられ、1階は「まちとつながるスペース」、2階は会議室、応接室とワークスペース、3階はワークスペースで構成される。

1階のラウンジは社内コンペによって計画案を決定し、工事完了後もオープンハウスなどの企画を行うなど、社員ひとりひとりが主体的に場の運営に携わり、まちや人を巻き込みながら持続的な場所づくりが行われている。
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施設見学の様子
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吹き抜けをつなげる階段。築60年の既存躯体をあえて露出させ、
作りこみすぎないデザインとなっている
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「WORK VILLA MISATO」外観
1階から3階に「美土代クリエイティブ」特区が入る






東京建築士事務所協会





2026年5月18日月曜日

株式会社建築技術、「建築技術」を月刊誌として復活

株式会社建築技術は、昨年2月より季刊発行していた「建築技術」を、2026年6・7月合併号(2026年5月15日発売分)より月刊誌として再開する。

■月刊「建築技術」について

・発売日:毎月29日

・定価:2,860円/冊

・判型:A4判

※2026年8月号(2026年7月29日発売分)より上記内容に変更。

 

会社名:株式会社建築技術

URL:https://www.k-gijutsu.co.jp

本社所在地:〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3‐10-4 千代田ビル4階

代表取締役:中島 貴春(7代目主宰)※1

創刊:1950(昭和25)年7月1日 ※2

従業員数:7名

資本金等:14,200,000円

事業内容:雑誌並図書の出版刊行

参加団体:工学書協会 一般社団法人木質構造の設計情報を共有する会 他

【こここ】創刊5周年 共同企画展「福祉とものづくり、場、ことば」を開催

マガジンハウスが運営するウェブメディア〈こここ〉は、創刊5周年を記念し、手仕事の拠点として知られる〈starnet〉との共同企画展「福祉とものづくり、場、ことば」を、5月30日から6月7日まで開催する。本展は、福祉施設から生まれたアートやプロダクトを通じて、「ものづくり」と「場」そして「ことば」の関係を問い直すもので栃木県益子町で開催される。
本展が焦点を当てるのは、〈こここ〉がこれまで取材を重ねてきた障害福祉施設における「ものづくり」の現場で、仕事や余暇、あるいはケアの一環として行われてきた創作活動の背景にある人と人との関係性や、作品が生まれる環境そのものを見つめ直しながら、福祉施設から生まれたアート作品やプロダクトを紹介する。

会場には、全国的に注目される9つの福祉施設が参加する。Good Job!センター香芝、クラフト工房La Mano、ココ・ファーム・ワイナリー、しょうぶ学園、やまなみ工房をはじめ、木工、染色、刺繍、陶芸、食品など、多様な分野の手仕事が一堂に会する。展示作品の多くは購入も可能で、鑑賞にとどまらず、日常の中で使い、味わう体験へとつながる点も特徴だ。
本展は、益子町で長年にわたり手仕事の文化を発信してきたショップ・ギャラリー〈starnet〉との共同企画として行われる。木工や陶芸、染物など、土地に根差した手仕事の文脈の中で、福祉施設における創作活動を位置づけ直す試みといえる。

 〈こここ〉編集部は、福祉を制度や支援の枠組みとしてではなく、人の営みや幸福に関わる身近なテーマとして捉えてきた。本展では、障害のある人の創作を通じて、感情や関心、身体の状況、周囲の自然や空間といった「場」が、どのように作品に影響を与えているのかを可視化する。そうした背景を知ることで、来場者が福祉を「自分ごと」として捉え直す契機となることを目指す。




こここ

2026年5月15日金曜日

グッドデザイン賞 公式年鑑『GOOD DESIGN AWARD 2025』、初の二巻構成で刊行

公益財団法人日本デザイン振興会(以下:JDP)は、「2025年度グッドデザイン賞」の受賞作1,619点を収録した最新の受賞年鑑『GOOD DESIGN AWARD 2025』を発刊し、5月11日に株式会社宣伝会議より販売を開始した。

本書はグッドデザイン賞年鑑として初めて二巻構成。グッドデザイン・ベスト100とその中から決定した「グッドデザイン大賞」をはじめとする特別賞各賞の受賞作をより詳しく紹介するとともに、新たに1,619点すべての受賞作の評価ポイントを掲載することで、各分野の最新の受賞デザインを詳しく伝えている。

なお、グッドデザイン・ベスト100と特別賞各賞を収録した巻は『GOOD DESIGN AWARD 2025 Special Awards and Best 100』として、単体1冊でも販売される。

本書の主な特徴:

・2025年度に国内外の企業やデザイナーなどから応募された製品、建築、サービス、プロジェクトなど多様な領域の受賞作1,619件を紹介。

・最高賞であるグッドデザイン大賞(DLT木造仮設住宅/受賞者:坂茂建築設計+株式会社家元+株式会社長谷川萬治商店)1点とグッドデザイン金賞19点は、担当デザイナーなどへのインタビュー記事20本を収録。

・受賞作の担当デザイナー名などを掲載。

・新たにすべての受賞作の評価ポイントを掲載。

・長年にわたり支持され続けるデザインを対象とする「ロングライフデザイン賞」と、若年層のデザインチャレンジに贈られる「ニューホープ賞」の受賞作も掲載。

・「フォーカス・イシュー」提言を新たに収録

・“日本のグッドデザイン賞”を表現したブックデザイン

本書の仕様:

GOOD DESIGN AWARD 2025

ISBN978-4-88335-655-3 定価:22,000円(税込)

A4判 並製 242ページ+876ページ(2巻1組/専用ケース入り)

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GOOD DESIGN AWARD 2025 Special Awards and Best 100

ISBN978-4-88335-650-8 定価:4,180円(税込)

A4判 並製 242ページ

https://amzn.to/41NalVy

ブックデザイン:株式会社サン・アド 

発行所:公益財団法人日本デザイン振興会

発売所:株式会社宣伝会議