2021年5月7日金曜日

麻布十番の複合ビル

SALHAUS設計・監理の「麻布十番の複合ビル」内覧会に参加。コロナ禍の感染対策を行っての内覧会だった。OSB型枠による打放しと階ごとにずれながら重なるバルコニーが特徴の建築である。

現在の場所からほど遠くないところにあるオーナー所有のビルが再開発のため移転。1階はオーナーが営むクリーニング店、地下1階、2~5階が貸店舗及び貸事務所、6階は賃貸住宅、7~9階はオーナーの2世帯住居になる。

建物は二面接道しており、当日は雨模様だったが建物内部は十分な明るさを保っていた。

7階から9階までは内部階段でつながっている。トップライトによる光と階段室に設けられた窓による視線の交錯が、単に動線をつないだだけの階段室にはない、一体感を生み出している

8階キッチンダイニング
7階ベッドルーム
6階賃貸住宅
5階貸事務所

2021年5月6日木曜日

カンディハウス、新ロゴマーク発表

北海道・旭川を拠点に家具の製造販売を行うカンディハウスは、2021/5/1より、リブランディングの一貫として、ロゴマークを刷新。また、同日に発行する新カタログのデザインも一新し、椅子を主軸に、ダイニング、リビングを中心とした、インテリアの総合メーカーとして、空間提案をより一層強化する。
北海道産広葉樹「ミズナラ」からイメージされた新ロゴマーク。 「CondeHouse」の頭文字「C」と「H」を運用したシンボルマークは、同社が積極的に活用する北海道産のミズナラをイメージ。ブランドカラーは、北海道の7~8月にかけて葉が一層生茂る「ミズナラ」のグリーンから採用。日本有数の木材の産地である北海道・旭川でものづくりを行い、地球環境と調和したデザイン経営を推進する「カンディハウス」を体現したデザインとした。 デザインおよびガイドラインの制作は、アイルランドを拠点に活動するデザインスタジオ「aad」に依頼。(写真は、4/23に行われたプレス向け発表の様子) 
▲新ロゴマークについて説明をする代表取締役社長の染谷哲義氏

▲旧ロゴマーク

東京ショップの看板等のサインも入れ変わった。
また、刷新されるカタログでは、スタイルによる空間提案をより一層強化、3つの異なるスタイルで18シーンの提案をみせている。ショップでも同じように展示をリニューアル。
ショップは、2021/4/26現在、予約制で来場可能。

2021年4月30日金曜日

ケーススタディスタジオ「BaBaBa(バババ)」高田馬場にオープン

ITインフラ事業を営むアンダーデザイン株式会社が高田馬場にケーススタディスタジオ「BaBaBa(バババ)」を4/22オープンさせた。 「BaBaBa」は、リアルなギャラリースペースとオンラインマガジンという2つのメディアを通じて、物事の背後にあるプロセスや思想にフォーカス。一つひとつの事象を丁寧に伝達していくことを主軸に活動を行っていく。
空間設計は、スキーマ建築計画の長坂常氏。もともと印刷工場として使われていた3F建ての建物で1Fの「BaBaBa」だけでなく、2・3Fはアンダーデザイン東京オフィスとして設計している。
「BaBaBa」の空間は、床や梁の風合いはそのまま活かした上で、可動式の什器を置き、シンプルで自由度の高いつくり。また、通りに面しておかれたアイコンのような存在の移動式ブースは、既成の貯水タンクを改良して作られた。
▲スキーマ建築計画の長坂常氏(右)とアンダーデザイン代表の川口竜広氏
▲仕切りの役割もする棚は車輪がついている可動式で、分解しテーブルにすることもできる。

オープンと同時に、第一弾のエキシビションとして、4/22~5/30の期間、第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(以下VBA)日本館展示チームと連動し、企画展「Dear Takamizawa House」を開催。
VBA日本館展示は、「ふるまいの連鎖:エレメントの軌跡」と題し、無名の昭和住宅を解体。建材をイタリアに運び、ビエンナーレ会期中に遠隔でイタリアの職人に施工方法を伝達しながら、別の小さな建物群へとつくりかえるプロジェクト。参加建築家に、長坂常氏、岩瀬諒子氏、木内俊克氏、砂山太一氏、元木大輔氏。キュレーションを門脇耕三氏が務める。
「BaBaBa」の展示では、そのモチーフとなった民家「高見澤邸」を2つのフェーズで独自の視点から切り取り展示を構成し紹介する。
ひとつは、高見澤邸が解体されていく様子をカメラに収めていった写真家/建築家のヤン・ヴラノブセキ氏の撮りおろし展示。
もうひとつが、参加建築家5名からの提案を受け、東京の施工会社TANKが製作したモックアップの展示。最新のネットワーキングがどこまで建築をサポートできるのかを同時に検証していて、アンダーデザインも自社のITインフラを用いて協力している。日本館の設営と同時進行するため、展示物は毎週追加されていく予定。
▲柱や梁などに使われていた古材を丸ノコを使用した旋盤加工によって単管の直径と同じφ48.6㎜へ加工したもの。

誰でも自由に入場可能。

2021年4月22日木曜日

建築家 隈 研吾 × サンゲツ コラボレーション商品          「KAGETOHIKARI(カゲトヒカリ)」発表

株式会社サンゲツは、建築家 隈研吾氏とのコラボレーションによる「KAGETOHIKARI(カゲトヒカリ)」コレクションを4月22 日(木)に発売した。

同コレクションは、サンゲツとしては初めて壁紙と床材を同一テーマで商品開発したプロジェクトであり“新しい空間を創りだす人々にデザインするよろこびを提供する” 自社のブランド理念「Joy of Design」を体現する取り組みとなった。

KAGETOHIKARI コレクションは、隈研吾氏がさまざまな「カゲ」に見出した美しさをオノマトペを頼りにデザインしたもので「しゃらしゃら」「もわもわ」「つぶつぶ」3つのカテゴリーで構成されている。


しゃらしゃら SHARA SHARA  
どこまでも深みが続くように 幾重にもかさなった線が風になびくと鳴る「しゃらしゃら」という音。線に生じる「カゲ」が織り成す奥行き感が表現された。

もわもわ MOWA MOWA  
揺らぎの連続が移ろいゆく 「ヒカリ」の中に現れる「もわもわ」とした有機的な「カゲ」の形。ゆっくりと流れる時間の移ろいと空気感が表現された

つぶつぶ TUBU TUBU  
屹立するつぶたちの表現力 「カゲ」の中のつぶつぶ。その不均一さや凹凸感のバランスを追求することで、「カゲ」が本来生みだしている力強さや温かみが表現された。








2021年4月20日火曜日

日建連表彰2020表彰式が開催される

一般社団法人日本建設業連合会は、日建連表彰2020の表彰式を都内のホテルで開催した。
今回から新たに土木部門を表彰する「第1回土木賞」を新設して「第61回BCS賞」とともに建築と土木を総合的に顕彰する表彰式となった。
来賓の赤羽一嘉国土交通大臣は、困難な工事や技術的な課題を乗り越えて国土を守る工事を完遂した土木賞受賞関係者の努力を称えるとともに、建築デザインが地域を活性化させることを改めて認識するに至ったと述べた。
▲来賓祝辞を述べる赤羽国土交通大臣

土木賞およびBCS賞の表彰行われ、最後に受賞者を代表して「とらや 赤坂店」の施主、虎屋社長・黒川光晴氏による謝辞があり、盛会のうちに終了した。
▲赤羽国土交通大臣とともに受賞関係者記念撮影

受賞作品の詳細はこちら

2021年4月19日月曜日

2021年日本建築学会賞(作品)受賞作品発表

一般社団法人日本建築学会より、2021年日本建築学会賞(作品)が発表された。
日本建築学会賞(作品)は、近年中、国内に竣工した建築作品であって、芸術・技術の発展に寄与する優れた作品を表彰するもので、本年は、審査対象51作品のうち8作品の現地審査を経て、下記の作品が2021年日本建築学会賞(作品)として選出された。

●島キッチン
安部 良(安部良アトリエ一級建築士事務所代表)

●上勝ゼロ・ウェイストセンター
中村拓志(中村拓志&NAP建築設計事務所)
山田憲明(山田憲明構造設計事務所代表取締役)

●京都市美術館(通称:京都市京セラ美術館)
西澤徹夫(西澤徹夫建築事務所)
青木 淳(AS代表取締役)


 
                                          (撮影:堀田貞雄)
島キッチン
安部 良(安部良アトリエ一級建築士事務所代表)
本作品は、持続的なメンテナンスをはじめ、キッチンや屋内席のある主屋部分の改修を繰り返す過程で、作品は建築家や芸術祭から地域住民へと主体者意識が移行し、より長期的に安全性が確保されたコミュニティ活動の場として、地域の「建築」へと至った。建築家が地域社会に果たせる役割を考える上で可能性を広げる大変示唆に富む作品であり、現代において持続可能な社会の実現に建築作品がいかに貢献していくことができるのかという問いに対して、一つの明快な答えを示している点が高く評価された。



                                     (撮影:藤井浩司(TOREAL))
上勝ゼロ・ウェイストセンター
中村拓志(中村拓志&NAP建築設計事務所)
山田憲明(山田憲明構造設計事務所代表取締役)
本作品は、小さな町の大きな理念という見えないものに形を与え、迫力を以て来訪者に「わかり易く」伝えると  いうミッションに対し、設計・建設行為は、域外から物を持ち込まない、廃材を出さない、地域資源を活用する、という観点で徹底的に検証され、自らのゼロ・ウェイストを突き詰めて発信することで、建築としての使命を全うさせており、設計者の挑戦と調和には時代を画する稀有なものがあるとして、選出された。



                                          (撮影:阿野太一)
京都市美術館(通称:京都市京セラ美術館)
西澤徹夫(西澤徹夫建築事務所)
青木 淳(AS代表取締役)
ロンドン、ニューヨーク、パリなどの都市では、古さの上に新しいものを幾重にも重ねていく所作で、時代時代の物語を様々に読み取ることのできる、フロー型にはないストック型都市の奥深い魅力を作ってきた。本作はこのような意味で国内の先駆的な作品といえる。公共施設デザインの都市に対するあり様として、美術館の体験にとどまらず、非常に巧みで優れた都市体験に拡張して見せ、見慣れた古い建物の地下に斬新なエレベーションが立ち現れるこの姿は、歴史的建物が並ぶこの都市が実は、我々の目に触れない地下部分で最先端に更新されているのかもしれないと想像させる衝撃力も持っていて、私たちの都市観にまで作用する類稀な力作であるとして、選出された。



詳細はこちら
(一社)日本建築学会 
https://www.aij.or.jp/2021/2021prize.html



2021年4月9日金曜日

新ファニチャーブランド「highcollar」展示会

スチールの総合企業である井口産業株式会社とデザインスタジオ DRILL DESIGNにより、この春誕生したファニチャーブランド「highcollar(ハイカラ―)」のブランドローンチとプロダクトのお披露目会が東京・青山のGallery5610と施設の屋外スペースを会場に4/1~6の期間で開催された。 
フレキシブルなカタチで、風景に親しむオープンエア・ファニチャーブランドで、プロダクトは “POOL(プール)” “TERRACE(テラス)” “CASCADE(カスケード)” の3つシリーズを発表。スペースや用途に応じて組み合わせられるように、大小さまざまなテーブルやベンチのバリエーションを揃えている。
“POOL”
ゆったりとした座り心地のベンチ&テーブル。
安全面にも配慮した丸みを帯びた一筆書きのようなフレームラインが特徴的な POOL。
ベンチとテーブルを組み合わせで、大きな広場や商業施設、バルコニーなどに並べて設置できる。
“TERRACE” 
建物に寄り添うストレートライン。
部屋の縁やコーナーにぴったりと収まるように、直線的なラインで構成。
小規模な飲食店やカフェはもちろん、通路に横列して置くのにも適している。座面は多方向からアクセス可能なので、ユーザーが自由な向きで座ることができる。
“CASCADE” 
狭小空間を、くつろぎのスペースに。
2 枚の板材をコンパスのように開閉可能な、テーブル&ベンチ。開く角度に応じて、多様な使い分けることができるので、コーヒースタンドやバーの店先、バルコニーなど、制限のあるスペースをカフェエリアに展開できるほか、グリーンやオブジェを飾るためのスタンドとしても活用できる。
製品についての詳細は公式サイトにて。