2026年3月18日水曜日

【サンゲツ】サンゲツデザインアワード2025 審査結果発表

サンゲツが3月12日に東京都日比谷にある同社グループの価値創造拠点「PARCs Sangetsu Group Creative Hub」で、「サンゲツデザインアワード2025」の最終審査会およびセレモニーを開催した。
壁紙などの内装材にとどまらず、「壁面のデザイン」に新たな可能性を見出すことを目的とした同アワードには、今年は世界25の国と地域から過去最多となる1,528件のエントリー(最終応募点数1,013作品)が寄せられた。
当日は、一次審査を通過した14組のファイナリストが会場に集まり、公開形式のプレゼンテーション審査が実施され、5名の審査委員による厳正な審査の結果、大賞には湯浅景子氏の「光凪」が選ばれた。
【大賞】湯浅 景子『光凪』
【優秀賞】西里 正敏『色吹く壁』
ファイナリスト集合写真


サンゲツデザインアワード2025
【大賞】
湯浅 景子『光凪』
【優秀賞】
西里 正敏『色吹く壁』
【特別賞】
渡邉 宏道『記憶の縁(ふち)』
竹嶋 菜央『Black sand HAPPO』
西澤 心『柔らかな地層[knit wall]』
小髙 文明『Thousand waves』
【サンゲツ社員賞】
西澤 心『柔らかな地層[knit wall]』




審査会の様子
https://www.youtube.com/watch?v=C_Sn_UwxozM
サンゲツデザインアワード
https://www.sangetsu-award.jp/




2026年3月17日火曜日

「千葉学退任記念展覧会 建築を巡るダイアローグ from sketches to materialization 2001-2026」

2026年3月をもって東京大学大学院を退任する千葉学氏の退任記念展覧会「千葉学退任記念展覧会 建築を巡るダイアローグ from sketches to materialization 2001-2026」が代官山ヒルサイドテラスにて3月12日より開催されている。記念展覧会開催にあたり、メディア取材会が開催された。

東日本大震災や熊本地震、能登地震の際の現地での活動、東京大学改修や土木遺跡を活用したマスタープラン等、これまでの千葉氏と千葉研究室の活動の軌跡を辿る展示となっている。

ビルバオ・グッゲンハイム美術館に展示された模型(日本初公開)

千葉氏は「復興を通じ、土木と建築の境界が凄く強いと感じた。本来、土木と建築は地続きのものが、制度上は土木と建築はなかなかお互いに足を踏み込めない。そのことが復興に対してもっと良い答えの出し方があったのでは思うことが多々あった。東日本大震災以降、土木と建築をつなげていけないかと考え、建築的なアイデアと土木がうまく接続することで、地域にとって良い場を提供出来るのではないかと考えた」と述べた。

3月28日まで

千葉学退任記念展覧会 建築を巡るダイアローグ from sketches to materialization 2001-2026

2026年3月16日月曜日

Roof Park Project 東京高速道路(KK線)見学会

aaca(日本建築美術工芸協会)は、第212回aacaフォーラム「都市のダイナミズム 空中回廊体験」を3月9日に開催した。

昨年4月に閉鎖された東京高速道路(KK線)を空中回廊に見立て、新橋から京橋まで約2㎞を歩く。

3階ほどの高さのKK線は街を見るのに丁度良い。見慣れた街が視点が変化することで新鮮に見える。

東京高速道路(KK線)は、外堀、京橋川、汐留川を埋め立てて建設された。千代田区、中央区、港区の境界に位置し、銀座を囲むように配置され、首都高速に接続していた高速道路として機能していた。また、道路下の賃貸スペースは、KK線の特長になっており、その収益で道路の建設費と維持費に充てていた。

KK線閉鎖後、新たにKK線再生プロジェクト「Roof Park Project」を立ち上げ、遊歩道化する。閉鎖から3年間は試用期間としてイベントや見学会を行い、どんなことが出来るのか検討していく。同様の施設としてニューヨークのハイラインがあるが、KK線は道路幅がハイラインの2倍ほどあるので、さらに規模の大きい開発が予想される。

Roof Park Project:https://roofpark.com/ja/

2026年3月13日金曜日

2026年プリツカー建築賞は、スミルハン・ラディック氏が受賞

 ハイアット財団は、建築界で国際的に最も権威ある栄誉とされる「プリツカー建築賞」の2026年受賞者として、チリ・サンティアゴを拠点とする建築家 スミルハン・ラディック・クラーク(Smiljan Radić Clarke)氏 を選出したと発表した。

Smiljan Radić Clarke, photo courtesy of The Pritzker Architecture Prize



第55代プリツカー建築賞受賞者 
スミルハン・ラディック・クラーク氏の 
代表作品・講評などはこちら

【KANADEMONO】1.6cm極細フレームの“空間編集シェルフ”を発売

 KANADEMONOは、わずか1.6cm幅の極細スチールフレームを採用した新作収納シリーズ「THE FRAME SHELF」を公式オンラインストアで発売した。9,000通りを超える家具カスタマイズを提供するKANADEMONOは、住空間の課題に寄り添う家具づくりを行ってきた。今回登場した「THE FRAME SHELF」は、圧迫感を抑えながら、暮らしの変化に合わせて拡張し“育てていける”新しい収納の形として開発された製品となる。
THE FRAME SHELFの最大の特徴は、限界まで細く設計された 1.6cmのスチールフレームで、一般的なシェルフに多い太いフレームに比べ、視線を遮らず空間に軽さを与えるため、部屋が狭く見えやすい都市部の住まいでも圧迫感を抑えられる。素材には、レザーのような上質さを感じるマットなシボ塗装を採用し、シャープなディテールを持ちながら置く物を引き立てるデザインに仕上げている。本製品は、購入時が完成形ではなく、棚板・背面パネル・ハンギングバーなどを後から追加・組み替えできる構造を持つ。収納量の変化や住まいの移動、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応し、買い替えではなく“編集”によってアップデートできる点が大きな特徴となる。

〇THE FRAME SHELF:3つの魅力
1|空間に馴染むシャープなデザイン
1.6cm角フレームとマットなスチール塗装が、空間の視覚ノイズを軽減し、部屋を広く見せる。凹凸を抑えたミニマルな構造は、どんなテイストの部屋にも馴染む。
2|暮らしと用途に合わせて選べる4サイズ
棚は 1連(STANDARD/HIGH)、2連(STANDARD/HIGH) の4種類を展開。
耐荷重:棚板1枚あたり 30kg
耐荷重:全体 75kg
用途や設置場所に応じて自由にレイアウトできる。
3|専用オプションで収納の可能性が広がる
後付けできる棚板や背面パネル、ハンギングバーなどを組み合わせることで、書類収納から飾り棚、ワードローブ、家族の共有収納まで、役割を自在に変更できる。

〇多様な生活シーンに対応するユースケース
(Workspace)
デスクサイドに配置し、書類・ガジェットをすぐ手に取れる位置に確保。
抜け感のあるデザインが集中を妨げず、ワークスペースを快適に保つ。
(Garage & Hobby)
自転車、工具、アウトドア用品など“無骨なギア”との相性も良い。
見せる収納として、ショップのようなディスプレイを実現する。
(Living & Dining)
リビングとダイニングの間仕切りとして活躍。光と視線を通すため
圧迫感が少なく、グリーンやアートを飾ることで空間の雰囲気も向上する。




THE FRAME SHELF 特設ページ
https://kanademono.design/collections/frame-shelf

2026年3月12日木曜日

2026年度グッドデザイン賞 新正副審査委員長を発表

公益財団法人日本デザイン振興会は、3月12日に「2026年度グッドデザイン賞 新正副審査委員長発表会」を開催し、新たな正副審査委員長と2026年度の活動概要を発表した。

審査委員長には、株式会社中川政七商店 元会長・中川 淳氏が就任した。審査副委員長には、各領域における専門分野のプロフェッショナルである川上 典李子氏、鈴木 元氏、原田 祐馬氏の3名が就任した。

(左から:深野日本デザイン振興会理事長、原田氏、川上氏、中川氏、鈴木氏)

原田氏は「地方中小企業をクリエイティブな方々と再生をしてきたが、経営者とデザイナーが分かり合えないことが多かった。経営者がクリエイティブのリテラシーを上げ、デザイナーが経営のリテラシーを上げ、デザインと経営が共に協力しながら力を発揮しないと日本のブランドは、さらに発展することが厳しいのではないか。グッドデザイン賞という場がデザイナーと経営者の協業の場になればよいと思う」と述べた。

■2026年度グッドデザイン賞 審査委員(敬称略)

審査委員長

中川 淳(VISION to STRUCTURE 代表)

審査副委員長

川上 典李子(ジャーナリスト | 21_21 DESIGN SIGHT アソシエイトディレクター)

鈴木 元(プロダクトデザイナー | GEN SUZUKI STUDIO 代表)

原田 祐馬(デザイナー | UMA/design farm 代表)


公益財団法人日本デザイン振興会:https://www.jidp.or.jp/

【millegraph】『原子力と都市計画』(西山夘三記念叢書 2)を発刊

ミルグラフは、乾 康代 著『原子力と都市計画』(西山夘三記念叢書 2)を発行した。

本書の主題は、原子力発電所である。
原発はひとたび重大事故が起これば、その影響は甚大かつ広範に及び、回復には長い時間を要する。そのため、原発の立地にはこれまで人口の少ない過疎地域が選ばれてきた。
しかし、どれほど過疎の地域であっても、そこには必ず人々の営みがある。では、原発の設置にあたって、どのような地域開発計画が立てられ、いかなる立地規制が整備されてきたのか。原発事業者は進出先の地域コミュニティにどのような働きかけを行い、立地地域はどのように変容していったのか。そして、福島第一原発事故は私たちにどのような教訓を残したのか。本書は、こうした問いに応えるべく、原子力開発をめぐる都市計画と地域社会の姿を中心に論じていく。(まえがきより抜粋)

日本の原子力開発は茨城県東海村で始まった。そのときそこに都市計画の規制はなかった。
以降、倣うように各地の過疎地域に原発がつくられ、人々の生活や生業が変容してきた。70年にわたる日本の原子力開発と立地地域の歴史を追い、世界の原発の状況と比較する。
福島第一原子力発電所の事故から15年。ロシアのウクライナ侵攻や円安といった国際情勢によるエネルギー価格高騰を受け、国は原発再稼働へと舵を切った現在、都市と社会の安全を根源から考えるための1冊。

『原子力と都市計画』 目次
まえがき
第Ⅰ章 「原子力の平和利用」と原子力開発
 1 「原子力の平和利用」
 2 若狭と東海村
第Ⅱ章 世界の原発地図
 1 原発と都市
 2 イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、中国、韓国の原発
 3 福島第一原発事故の教訓
第Ⅲ章 東海村と植民地主義開発
 1 東海村の原子力開発
 2 原産の都市計画
 3 近代都市計画と植民地
 4 原発計画と植民地主義統治
 5 村の原子力関係の建築
第Ⅳ章 原発立地の規制制度
 1 住民の安全を軽視した規制制度の系譜
 2 中曽根康弘と原子力都市計画法
 3 東海村のグリーンベルト構想
第V章 原発と過疎地──福島県大熊町と双葉町
 1 過疎農漁村の急増
 2 福島県の原発誘致
 3 原産の農村調査
 4 原産の思惑と地域社会の葛藤
第Ⅵ章 原発立地の全国展開
 1 漁村に集中した原発計画
 2 原発の誘致と拒否
 3 漁村の論理
第Ⅶ章 原子力開発と東海村の変容
 1 村に原子の火がともった
 2 JCO臨界事故
 3 農民のライフヒストリー
 4 地域産業の課題
第Ⅷ章 原発立地地域の未来を考える
 1 旧産炭地域の教訓
 2 原発廃炉地域の教訓
 3 福島第一原発事故の教訓
 4 ダークツーリズムに学ぶ
第Ⅸ章 現代科学と原子力
 1 原子力開発の展開
 2 復興と自立
 3 参加と対話
あとがき
参考文献
図版出典



『原子力と都市計画』(西山夘三記念叢書 2)
発行 2026年3月11日
判型・頁数 四六判・320頁 上製本
言語 日本語
定価 本体3,600円+税
デザイン 小池俊起
発行所 millegraph
印刷・製本 サンエムカラー
ISBN 978-4-910032-14-6




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