2013年3月22日金曜日

ミラノサローネ2013 出展情報

Panasonic×平田晃久 「Energetic Energies」
KARIMOKU NEW STANDARD
MARUNI COLLECTION 2013
レクサス
Tokujin Yoshioka - LEMA MIRAGE
DESALTO 「Element」  (2013年3月29日更新)
ColoRing / Schemata Architects (2013年4月1日更新)
MAGIS (2013年4月1日更新)
Infuse / kaneka (2013年4月2日更新)
石巻工房 / Fare qualcosa di nuovo"(Making something new) (2013年4月9日更新)
Kartell "SPARKLE" (2013年4月9日更新)
BELVEDERE (2013年4月9日更新)
Aroma Cupsule / NOSIGNER (2013年4月12日更新)

(※随時更新予定)



Panasonic×平田晃久 「Energetic Energies」



太陽光パネルによる「創エネ」、蓄電池による「蓄エネ」、LED照明による「省エネ」、またそれらをコントロールするエネルギーマネジメントを、新たな形で都市に展開したエネルギーの情景として提案する。インスタレーション展示の構成を手掛けるのは、昨年に引き続き、建築家の平田晃久氏。







日時 : 2013年4月9日(火)~14日(日) 9:00~24:00
会場 : ミラノ大学内 ポルティコ・リキー二 (via Festa del Perdono, 7 - Milano)
会場構成 : 平田晃久氏(平田晃久建築設計事務所)
出展予定製品 : 太陽光パネル、蓄電池、LED電球、LED照明器具ほか
ミラノサローネ特設サイト


KARIMOKU NEW STANDARD

今年で4度目の出展となるKARIMOKU NEW STANDARDは、ミラノ市内の3つの会場で、エキシビジョンやコラボレーションプロジェクトを行う。

[会場①]  A NEW STANDARD IN JAPANESE FURNITURE MAKING

 
2009 年のスタート以来、国内外で活躍する気鋭のデザイナーとのコラボレーションにより、さまざまなプロダクトを生みだしてきたカリモクニュースタンダード。4 度目の出展となる今年は、これまでに発表した全コレクションを一堂に集め展示する。

会場:Spazio Rossana Orlandi  Via Matteo Bandello 14/16 20123 Milano
日時:2013 年4 月9 日~14 日  9:00 ~ 20:00

[会場②] KITCHEN LIBRARY

「食」を切り口に、新しいデザインコンセプトを見出すイタリア人女性デザイングループ、アラベスキ・ディ・ラッテと、昨年に続き2 度目のコラボレーション。
カリモクニュー スタンダードの家具をベースに、マイアミのインディペンデント出版社、Fortino Editions がセレクトした本が並ぶくつろぎのキッチンライブラリー。

会場:Arabeschi di Latte Studio Via Ventura 3 20100 Milano 1st floor
日時:2013 年4 月9 日~13 日(日曜日 休) 12:00~20:00

[会場③] EVERYDAY OBJECTS

スイスを拠点に活躍するデザインユニット、BIG-GAME による個展。
カリモク ニュー スタンダードのほか、イタリアのキッチンウェアブランド、アレッシィやデンマークのHAY など、世界各国のレーベルで手がけている彼らの最新作を見ることができるエキシビション。
カリモク ニュースタンダードで彼らが手がけたCASTOR シリーズへの新しい提案として、CASTOR TABLEのプロトタイプを発表する。

会場:Galleria 70 Corso Di Porta Nuova 36/38 20121 Milano
日時:2013 年4 月9 日~ 14 日  10:30~20:30



MARUNI COLLECTION 2013


今年の5月で85周年を迎えるマルニ木工。フィエラ本会場では初めての単独出展となる。



日時:2013年4月9日(火)~ 4月14日(日)
会場:ロー フィエラ本会場 HALL 10 STAND C12













Photo: Yoneo Kawabe



【レクサス】

世界的に著名なアーティストと提携でデザイン展を開催。
スーパーバイザーに伊東豊雄氏、空間デザイナーに建築家の平田晃久氏。

会場:デッラマネンテ博物館
日時:2013年4月10日~2013年4月14日
レクサスFaceBook (2013/2/9掲載)

【Tokujin Yoshioka - LEMA MIRAGE】

イタリア家具メーカーのLEMAとのコラボレーション「MIRAGE」を発表。
























日時:  2013年4月9日~4月14日 
会場:  Milan Fairgrounds, Rho



【DESALTO 「Element」】


メタル技術を得意とするDesalto社より吉岡徳仁氏の新作「Element」を発表。

自然の結晶構造にインスピレーションを受け、自然の持つランダムな調和と美しさを取り入れた家具コレクション。































日時:  2013年4月9日~4月14日 
会場:  Milan Fairgrounds, Rho



【ColoRing / Schemata Architects】



 新作の家具シリーズ『ColoRing』。
日本の伝統的な木工技法"ウヅクリ"によって生まれた凹凸の木の表面に、3色の塗料を地層のように塗り重ね、さらに凹凸を作った後、その凹凸を研磨する。研ぎ磨かれてフラットになった面には、3色で構成された年輪の模様が浮かび上がる。


















会場:ロッサーナ・オルランディ  Via Matteo Bandello 14/16,20123 Milano
日時:2013年4月9日-4月14日 9:00-20:00
URL:http://schemata.jp/coloring/



【MAGIS】


ブース面積を昨年の400㎡から500㎡へ拡大、デザインをコンスタンティン・グルチッチが手がける。
さらにグルチッチはMAGISで初となるソファのコレクションを発表予定。

会場:ローフィエラ ミラノ ホール20 STAND C15-D12
日時:2013年4月9日-4月14日 9:30~18:30
URL:http://www.magisjapan.com/news/detail/95



【Infuse / kaneka】


有機EL(OLED)を使ったインスタレーション
Space Designer : 大野力/sinato   Lighting Designer : 岡安泉/岡安泉照明設計事務所
Textile Designer : 安東陽子/安東陽子デザイン




















会期:2013年4月9日-4月14日 10:00~23:00(最終日のみ18:30まで)

会場:SUPERSTUDIO PIU Via Tortona 27, Milano 20144
         http://www.superstudiogroup.com/e/conta/contacts.html


【石巻工房 ”Fare qualcosa di nuovo"(Making something new)】


東日本大震災からの自立復興と復興後長期に渡り存続できる「地域のものづくりのための場」として結成された石巻工房。ミラノサローネにて”Fare qualcosa di nuovo"(Making something new)と題する展示を開催。









会期:2013年4月9日(火)~4月14日(日)
         11:00~18:00

日時:Fabbrica del Vapore



4月13日には、芦沢啓治氏・藤森泰司氏・ドリルデザイン・SPREAD・石巻工房長(SKIPE)によるトークイベントを行う。


【Kartell "SPARKLE"】

イタリアのKartellより吉岡徳仁氏の新作「SPARKLE」シリーズを発表。

























 「SPARKLE」は、プリズム効果によって光が屈折し、まるでクリスタルガラスのような輝きを放つ、ツイストされたフォルムが特徴的なスツールとサイドテーブルのコレクション。











日時:  2013年4月9日~4月14日 
会場:  Milan Fairgrounds, Rho、Kartell (Hall20 - Stand A15/B14)

【BELVEDERE】

ベネトン社のリサーチセンターFABRICAが、イタリア各地に遺産を所有するFAI(Fondo Ambiente Italiano)を迎え、10作品のコレクションを発表する。


















FABRICAに所属する若手デザイナー10人がFAIの10カ所の別荘、庭園、城跡などを訪れ、現地で得たインスピレーションを基に、その遺産を象徴するオブジェを制作。




世界各地から集まった若手デザイナーの視点と、イタリアの歴史的遺産が持つ独特な物語のコラボレーションがユニークなコレクションを生み出す。製作に至るまでのプロセスも併せて展示する。





日時:2013年4月10日(水)~5月5日(日) 10:00~18:00    月・火曜休日
会場:Villa Necchi Campiglio Via Mozart 14、20122 Milano, Italy   >>(MAP)

【Aroma Cupsule / NOSIGNER】


 ミラノサローネ期間中に開催される、Wallpaper* handmadeにNOSIGNERが参加。
手工芸と現代のデザインの可能性を追求する展示会。

LELABO、山中漆器の我戸幹男商店とのコラボレーションで生まれた、旅行用の木製アロマディフューザーを出展する。











日時: 2013年4月9日(火)~2013年4月13日(土) 10:00~19:00
会場: Leclettico, Via, San, Gregorio 39, Milan

過去関連記事

ミラノサローネ2012 出展情報

ミラノサローネ2011 出展情報

2013年3月14日木曜日

TOTOギャラリー・間 シンポジウム「だれのために建築は建てられるのか――「みんなの家」から学んだこと」

TOTOギャラリー・間で開催中の展覧会「ここに、建築は、可能か」関連のシンポジウムが3/11、津田ホールにて開催された(展覧会の様子はこちらに掲載済)。

コミッショナーの伊東氏より今回の陸前高田の「みんなの家」の他、現在完成している6軒の「みんなの家」についての概略説明よりはじまり、参加建築家の乾氏、藤本氏、平田氏より複数の建築家で取り組んだことに対してや今だから言える話など、関連書籍にも書かれているがモデレーターの内藤氏が加わりさらに踏み込んだ内容のシンポジウムとなった。
最後、内藤氏の「そこに建築は可能だったのか」という問いかけに4氏は「建ったときはまだわからなかったが、実際に使われ始めてから可能だったのではないかと実感させられた」「建築は他者との関係によって出来ていくことを改めて感じた」と話した。
展覧会も残すところわずか。来週23日(土)迄。 

2013年3月12日火曜日

せんだいデザインリーグ2013 卒業設計日本一決定戦

宮城県仙台市にある東北大学川内萩ホールにて「せんだいデザインリーグ2013 卒業設計日本一決定戦」の公開審査が3/11に開催された。応募された600作品の中の予選より選び抜かれた10作品がプレゼンテーションを行った。今年のファイナリストの作品傾向として、一見どれも違って多様に見えるが不思議ちゃんストーリー系の設計が多いと審査員。その他にも実家の米屋の設計や実寸の可動式の小屋を設計したものなどがファイナルの作品に選ばれた。
メディアテークにて事前審査の様子
最終審議は審査員長の高松氏が京都大学・渡辺氏(1970年代の記憶を光と音でめぐる建築の提案)に1票、他審査員4氏が東京藝術大学・高砂氏(寂れた工業団地に新たなランドマークを設計する提案)とのふたつに意見が分かれたが、高松氏の提案により観客の多数決が行われることに。今年の「すべてを巻き込め」というテーマもあり、せんだいデザインリーグ始まって以来初めて、会場を巻き込んで卒業設計日本一を決定するという結果になった。日本一にえらばれた高砂氏は「審査委員だけでなく、会場にいる皆さんに選んでいただけてうれしい」と話した。審査員からは高砂氏の作品はストーリー性が強いだけでなく、建築の視点からもしっかりと考えられていることが評価された。
審査結果
日本一:高砂 充希子 (東京藝術大学)「工業の童話/パブリンとファクタロー」
日本二:渡辺 育 (京都大学)「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
日本三:柳田 里穂子 (多摩美術大学)「遺言の家」
特別賞:田中 良典(武蔵野大学)「漂築寄/旅する建築 四国八十八箇所編」
           落合 萌史 (東京都市大学)「落合米店」

ファイナリスト:
小畑 裕樹 (東京大学)「Surviving Villages with the City」
竹中 祐人 (千葉大学)「水の振る舞いのもとに/2つの水系モデルの提案」
長谷川 駿/森田 龍平/新井 有紀 (早稲田大学)「サーカスがつむぐ小さな日常/医療と居住を結ぶ生活基盤の再編」
石川 真吾 (東京都市大学)「島に刻む記憶」
本田 佳奈子 (東京理科大学)「痕跡と堆積/都市の自然が織りなす風景」
作品展示はせんだいメディアテークにて3/17まで。

2013年3月11日月曜日

磯崎新氏「アーク・ノヴァ」 可動式コンサートホール

東日本大地震の被災地に音楽を通し希望を届ける音楽祭「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 松島2013」が宮城県松島町で開催される。

大震災の直後、ヨーロッパの三大音楽フェスティバルの一つであるスイスの「ルツェルン・フェスティバル」の呼びかけで始動したプロジェクト。再生のシンボルになるよう「新しい方舟」=アーク・ノヴァと名付けられ、文化・精神の長期的復興への視点において、音楽を中心に様々な芸術を詰め込んで巡回させる音楽祭を構想する。


会場のコンサートホールは、建築家の磯崎新氏と彫刻家のアニッシュ・カプーア氏が協働で手掛ける、空気膜構造の可動式コンサートホール。


<磯崎氏によるスケッチ>
<アニッシュ・カプーア氏によるドローイング>



<アーク・ノヴァ 形状スタディ模型>



<アーク・ノヴァ 内観模型>



内部は一つの連続した空間となっており、オーケストラ公演時には500人の収容を想定、幅30m×長さ36m、高さ最高18m程度の大きさになる。内部に舞台や音響に必要な装置が配置され、膜は折りたたみ、各装置は分解してトラックに収納し、各地を巡回できるようになっている。

ホール内の音響反射板や座席の素材は、津波被害と地盤沈下によって伐採を余儀なくされた国宝瑞巌寺の参道の杉を活用し、宮城県中央森林組合と石巻工房が協働して制作を行う。


2013927日~1014日 宮城県松島町で開催予定。