2022年3月31日木曜日

エヌ・シー・エヌが「木構造技術センター(Timber Structure Lab.)」を開設

㈱エヌ・シー・エヌが住宅から中層大規模建築物まで木構造に関する技術開発の拠点とするために埼玉県川口市に開設した<木構造技術センター(Timber Structure Lab.)>で、3月23日に内覧会が開催された。

同センターは3月1日に開設。これまでも大学等の実験施設でSE構法の耐震実験など構造性能を把握するための実験や大地震など自然災害における安全性の検証を行ってきたが、スピード感をもった開発の実現や効率的なデータ収集など、今後さらなる多様化が見込まれえる木構造に、迅速かつ柔軟に対応できる社内施設として本ラボを開設した。

同社はシステム化されたラーメン構法のSE構法を全国560社の登録施工店に提供している。
今後はこのラボで、住宅規模から中大規模木造建築物のSE構法の耐震性や防火性能の追求はもちろんのこと、SE構法以外の木構造についても基礎研究、応用研究、開発研究を進め、研究開発によって積み重ねた技術資産を、これからの脱炭素社会の実現へと導く実用可能な技術へと昇華することで、社会貢献を目指す。


木構造技術センター(Timber Structure Lab.) 外観
木構造技術センター(Timber Structure Lab.) 内観
中規模木造を想定した柱脚接合部の引張実験
4階建てを想定した耐力壁+ラーメンフレームの水平加力実験
   

内覧会では中大規模木造建築物を想定した1000KN万能試験機による柱脚部接合金物の引張実験と200KN面内せん断試験機による耐力壁・フレームの水平加力実験が行われた。
     

木構造技術センター(Timber Structure Lab.)に設置された試験機
①1000kN(100トン)万能試験機 (試験内容:接合部や部材の強度試験)
②200kN(20トン)面内せん断試験機(試験内容:耐力壁、ラーメン構造、床、屋根の⽔平加⼒試験)
③恒温恒湿器(試験内容:木材の基礎実験)
④送風定温恒湿器(試験内容:木材の基礎実験)



株式会社エヌ・シー・エヌ https://www.ncn-se.co.jp/

 

2022年3月28日月曜日

販売記念キャンペーン Quick BOMのモニター募集

 

株式会社アプリクラフトでは、3Dモデルから分解図、部品展開図などの2Dテクニカルイラストを簡単に生成するQuick BOMの発売を記念し(2022年4月18日発売予定)、同製品のモニターを募集する。



募集期間
2022年3月28日(月)~2022年4月25日(月)
モニター人員
30名
モニター特典
Quick BOMの永久ライセンスを進呈

詳細情報ならびにエントリーは こちら から




株式会社アプリクラフト
https://www.applicraft.com/

2022年3月25日金曜日

「日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト2021」表彰式-地域福祉の拠点となる、開かれた福祉施設建築事業を決定-

日本財団は、福祉への新しいイメージを作るため「日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト2021」を実施し、福祉施設・事業所の建築助成事業を募集しており、2022年3月18日(金)に、計472事業より選ばれた6事業への表彰式が開催された。
採択された6事業には総額1,448,000,000円の助成金が交付され、地域の人たちに親しまれる福祉施設の建築を支援する。

■みらいの福祉施設建築プロジェクトの背景

本プロジェクトは、社会福祉施設が地域福祉の拠点となり、地域社会に開かれた魅力ある場所として認知され、まちづくりの核となるよう事業実施団体と設計者の協働による建築デザイン提案を含む、建築関連助成事業が募集された。

本助成プロジェクトは「建物のデザインが変わることで、福祉のケアやサービスが変わり、利用者・職員に愛される福祉に変わればまちが変わる」という考えのもとで、他に例を見ない建築デザイン提案を含む助成金の募集となり、建築・福祉両分野から審査委員を構成し申請事業の評価を行なわれた。

日本財団では、採択された事業の建築を通して、福祉サービスや地域共生社会における福祉施設デザインの重要性を伝えるとともに、地域に開かれた魅力ある福祉施設の全国拡大を目指すことになる。


日本財団笹川陽平会長・審査委員・助成決定6団体による記念撮影


「日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト2021」助成決定6団体および設計者一覧

事業実施団体(整備場所):特定非営利活動法人かしわのもり(北海道 河東郡鹿追町)
設計者:株式会社トコト一級建築士事務所設計
デザイン案タイトル:まち化する福祉施設レンガの家
助成金額:290,310,000円

事業実施団体(整備場所):社会福祉法人丹緑会(栃木県小山市)
設計者:合同会社わくわくデザイン設計
デザイン案タイトル:地域の一部となれ
助成金額:300,000,000円

事業実施団体(整備場所):一般社団法人Burano(栃木県小山市)
設計者:NIDO一級建築士事務所
設計デザイン案タイトル:BURANOOYAMAー医療的ケアが必要な子どもたちと家族の欲張り拠点ー
助成金額:222,390,000円

事業実施団体(整備場所):社会福祉法人聖救主福祉会(東京都江東区)
設計者:JAMZA一級建築士事務所設計
デザイン案タイトル:深川えんみち
助成金額:282,790,000円

事業実施団体(整備場所):特定非営利活動法人縁活(滋賀県栗東市)
設計者:b.i.n木村敏建築設計事務所設計
デザイン案タイトル:集落に繰りだす福祉溶けこむ施設
助成金額:52,510,000円

事業実施団体(整備場所):社会福祉法人新生福祉会(広島県尾道市)
設計者:株式会社伊東豊雄建築設計事務所設計
デザイン案タイトル:体験型福祉施設「ボナプール楽生苑」
助成金額:300,000,000円


日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト特設サイト:
https://fukushi-kenchiku.jp/




2022年3月8日火曜日

タイガーボード100周年 3月1日を「タイガーボードの日」として制定

 吉野石膏株式会社(本社東京都千代田区代表取締役社長 須藤永作)は、「タイガーボード」製造・販売100 周年を迎え、これを記念し日本記念日協会を通じて3 月1日を「タイガーボードの日」として制定した。



“燃えない建材”として住宅の防火に寄与してきた「タイガーボード」は、日本で初めての石膏ボードとして1922 年に製造販売を開始してから、2022 年の寅年に100 周年を迎える。現存する最古の石膏ボードが1922年3月~6月に製造されたこともあり、春の火災予防運動が始まる3月1日を「タイガーボードの日」と制定した。

「タイガーボード」は吉野石膏の代表的なロングセラー商品。燃えない建材という特性を活かし、壁や天井の内装下地、耐火壁、遮音壁や耐力壁として高層建築や住宅などに広く使用されている。

「タイガーボード」の根強い人気もあり吉野石膏は、石膏ボードの国内シェア82%(※)を獲得している。

※2020年石膏ボード工業会資料より算出。

タイガーボードは、地球環境と調和した製品づくりを行なっており。地球環境保全に配慮した原料を使用し、「石膏ボード」のリサイクルを積極的に実施することで、「大気汚染防止」「廃棄物削減」「森林保護」の3つに貢献している。

・大気汚染防止

火力発電所などが亜硫酸ガスを無害にするときに生まれる「副産石膏」を回収し、石膏ボードの原料に使用することで大気汚染を防止。

・廃棄物削減

建築現場などから発生する「石膏ボード端材」を回収し、リサイクルを行っています。本来、廃棄する予定であった端材の量を減らし、廃棄物の削減へと繋げる。

・森林保護(「古紙」の積極活用)

古紙や段ボールを回収して石膏ボードの原料に使用しています。既存の資源を活用することによって、森林保護に貢献する。

「タイガーボードの日」に関する詳しい情報は、タイガーボード誕生100周年を記念した特設サイトにて公開中。

吉野石膏HP

https://yoshino-gypsum.com/special/tiger100th/index

2022年3月3日木曜日

「 神田三崎町のビル」内覧会

SALHAUS設計「神田三崎町のビル」内覧会。

日本橋川とその上を走る首都高速を横に「神田三崎町のビル」はある。

ボリュームの隙間には屋外に出られるバルコニーを設置。外壁の素材に合わせサッシを選択。無機質になりがちなオフィスビルに表情を持たせた。

いくつかのボリュームを積み上げたような外観。
日本橋川側から
遮音性は高く、室内で首都高の音は気にならない。

フロア毎に床の色が異なる
バルコニーに出ることが出来る
1階貸店舗シャッター収まり

特徴的な外観に沿って配置されている屋外避難階段は、階層をつなぐ立体街路の様になっている。
屋外避難階段から地上を見る
6階バルコニーから屋外避難階段を見る

2022年3月2日水曜日

早稲田KMビル リファイニング見学会

青木茂建築工房は「早稲田KMビル」リファイニング完成見学会を行った。

昭和48年に建設された当建物は既存不適格のため、増築を伴わなず、大規模模様替え及び用途変更を行い、新築同等の耐震性能を確保(耐震診断評定書取得)耐用年数は100年超と評価された。

本計画では下階を事務所から共同住宅に用途変更、1フロア2住戸から3住戸へと変更とした。改修後の集合住宅では東京都建築全条例第19条の規定に基づき避難のための2m角の窓先空地が必要なため、建物東側に吹き抜けを設けている。建物西側には階段(2箇所)を設けている。階段には穴があけられ東側吹き抜けと共に換気量向上に役立っている。

新設ボイド(下から)
新設された階段
階段に開けられた穴が分かる

新設ボイドや既存エレベーターや階段部分等、構造上不要な部分解体によって23%の建物重量が軽量化され、耐震性能向上に役立っている。

既存建物は建物のバランスが悪く、重心と剛心の距離が離れていて地震の際にねじれが発生する懸念があり、袖壁補強の配置で剛心を重心に近づけ建物の耐力向上とバランスを改善している。

クローゼット左側面が袖壁補強。居住性を考慮。
 
室内から見た新設ボイド