2022年6月30日木曜日

サンワカンパニー福岡ショールーム移転リニューアルオープン

株式会社サンワカンパニーは現在、移転のため休館中の福岡ショールームを2022年8月2日(火)13時より移転リニューアルオープンする。

リニューアルするショールームの設計は、これまで東京ショールーム、横浜スマートショールームを手掛けた山路哲生建築設計事務所の山路哲生氏が担当。

オープンに先立ち、6月28日(火)より接客予約の受付を開始する。予約のない来場者でも見学は出来るが、接客・見積りをご希望の方は予約受付ページより事前に予約が必要になる。

予約受付:https://sanwacompany.resv.jp/reserve/calendar.php?direct_id=26&x=1654655543

※オープン日(8月2日)は、自由見学のみで接客予約はありません。

【新・福岡ショールーム住所】

〒812-0027 福岡県福岡市博多区下川端町3番1号

博多リバレインモール B1F

【延床面積】203.54坪(672.845㎡)

【電話 / FAX番号】

TEL:092-283-3512 / FAX:092-283-3515

【営業時間】10:00 ~ 17:00

【休業日】毎週水曜日、年末年始、夏期休業期間


2022年6月24日金曜日

松屋銀座ギャラリー1953「IFDA 木製家具の聖地 旭川」4/20~6/13

松屋銀座の7階にあるデザインギャラリー1953「IFDA 木製家具の聖地 旭川」が開催された。 

IFDAとは北海道旭川から新しい生活文化の提案と発信を目的に開催されているデザインコンペであり、世界の英知を集め親密な国際交流を図ってきた。1990年から3年ごとに行われ、通算77ヵ国からの応募があり国際的な交流が行われている。 

この取り組みが評価され、旭川市は2019年にユネスコが実施するユネスコ創造都市ネットワークのデザイン分野に加盟した。 

本展では、このコンペの過去の受賞作品が展示されている他、家具のまちとしての時代の変遷を年表で見ることができる。 





そして、隣接するデザインコレクションには隈研吾氏、妹島和世氏などをはじめとした日本デザインコミッティーメンバーのセレクトした商品を見ることができる。 




第778回デザインギャラリー1953企画展「IFDA 木製家具の聖地 旭川」 


会期:2022年4月20日(水)~6月13日(月) 

開館時間:10:00~20:00(最終日17:00 閉場) 

休館日:施設に準ずる 

会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953 

   銀座駅:A12出口直結 

   銀座一丁目駅:9番出口より徒歩3分 

   東銀座:A8出口より徒歩3分 

   有楽町:徒歩8分 

   入場料:無料 

公式ウェブサイト:第778回デザインギャラリー1953企画展「IFDA 木製家具の聖地 旭川」|デザインギャラリー1953|日本デザインコミッティー (designcommittee.jp) 

2022年6月22日水曜日

Life in Art フィリップ・ワイズベッカー「HANDMADE ハンドメイド」展 開催

 銀座にある無印良品6階ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2 Life in Art フィリップ・

ワイズベッカー「HANDMADE ハンドメイド」展が行われている。

フィリップ・ワイズベッカーはフランス出身のアーティストで、その後アメリカに移住しイ

ラストを中心に設計・製図・アートワークを制作。2006 年、フランスに帰国。

グレーを基調にベーシックなドローイング作品やオブジェの展示、アトリエで撮影された映

像の投影で会場は構成されており、生活美学の視点を感じることができる。

オブジェの展示には台の高さに多様性があり、展示に対する工夫が見て取れる。

会場は商業施設のなかでホテルのフロントと隣り合っていてオープンに広がっている。










Life in Art フィリップ・ワイズベッカー「HANDMADE ハンドメイド」展

会期:2022 年 4 月 22 日(金)~6 月 26 日(日)

開館時間:11:00~21:00

休館日:施設に準ずる

会場:無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2

 銀座駅 約徒歩5分

入場料:無料

公式ウェブサイト:Life in Art フィリップ・ワイズベッカー「HANDMADE ハンドメイド」

展| ATELIER MUJI | 無印良品

2022年6月21日火曜日

末光弘和+末光陽子 / SUEP.展 がTOTOギャラリー・間で開催中

乃木坂駅から徒歩1分のTOTOギャラリー・間で「末光弘和+末光陽子 / SUEP.展」が開催している。 SUEP.(スープ)は東京と福岡を拠点に国内外で活動する建築家ユニットだ。地球環境をテーマに、自然と建築が共生する新しい時代の環境建築デザインを手がけている。 


展示会場は3つのゾーンで分かれていて、3階にはそのうちの2つ、専門家たちと豊かで快適な空間を目指すLAB活動による作品ゾーンと、中庭に「Shading Dome」というパビリオンの展示ゾーンがある。そして、4階にはアジア型の開放系建築の作品ゾーンがある。

3階のLAB活動の作品は風や日照など目に見えないものをシミュレーションし、その結果をダイアグラムや模型で表している。壁面にある手書きのイラストなどは末光陽子氏が展示の一か月前からコツコツと作成した。 




3階中庭では、展示会場の実験としてパビリオン「Shading Dome」が展示されている。この作品はTOTOの廃材を塗料として活用したもので、展示会場の日照条件や風向きを計算して作られていて、遮熱効果も期待されている。 



4階では、「開放系」の建築作品が展示されている。地球温暖化によって今から50年後には日本の約80%が温暖地、九州は今のベトナムの気候になるとされている。そのため、既存の木々や地域に生息している鳥のネットワークを踏まえた植栽選びなど自然との共存を考えた設計などを大切にしていることがわかる。 





末光弘和+末光陽子 / SUEP.展 
Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち 
Hirokazu Suemitsu + Yoko Suemitsu / SUEP. Harvest in Architecture 

 

会期:2022年6月8日(水)~9月11日(日) 
開館時間:11:00~18:00 
休館日:月曜・祝日・夏期休暇[8月8日(月)~8月15日(月)] 
会場:TOTOギャラリー・間 
   乃木坂駅:A3出口徒歩1分 
   六本木駅:8番出口より徒歩6分 
   青山一丁目駅:4番出口より徒歩7分 
入場料:無料(事前予約制) 


2022年6月16日木曜日

カンディハウス、建築家の藤本壮介氏と取り組んだメタバース空間「Hokkaido Rock House」を6/22より公開

北海道・旭川を拠点に家具の製造販売を行うカンディハウスが建築家の藤本壮介氏(藤本壮介建築設計事務所)と取り組んだメタバース空間「Hokkaido Rock House(ホッカイドウ ロック ハウス)」を、旭川で開催するデザインイベント「Meet up Furniture Asahikawa / CondeHouse Style 2022」に合わせ、6/22に公開する。 
「Hokkaido Rock House」は、藤本氏が自由な発想で思い描く建築を、仮想空間としてバーチャル上で再現し、カンディハウスの木製家具を3Dで配置した、空間提案をするコンテンツ。カンディハウスから藤本氏へ、旭川を一望できる大雪山連峰を舞台にコンドミニアムの設計を依頼し、バーチャル上ならではのダイナミックな建築が誕生した。 
コンテンツはWEBサイトから自身のパソコンやスマホで自由にみることができる。 
日本語・英語・中国語の対応で、北海道の雄大な自然空間の中で、心地よく過ごす疑似体験を世界へ発信する。(以下、イメージ画像はカンディハウス提供)
6/22の公開に先駆け、プレス発表が南青山にあるカンディハウス東京ショップにて行われた。 カンディハウス会長・藤田哲也氏の発案で、1年ほど前に藤本氏に話を持ち掛け始まったプロジェクト。藤本氏は、旭川の隣町・東神楽が地元であり、以前から繋がりはあった。
藤本氏は、普段CGを使い設計をしているがバーチャルで建築をつくるという依頼ははじめてで、最初は自由が故に悩む部分も多かったようだが、”北海道の自然と人工物が美しく響き合うような建築”を軸とし、打ち合わせを重ねることで完成していったという。
通常の設計のように図面を書いて進めていくのではなく、オブジェクトを配置することでつくられていった。現在の建設技術や素材では不可能な空間だが、岩が空中に浮いている等はなく、現実とかけ離れすぎないように意識されている。 
▲藤本氏による概要説明とデモンストレーションの様子

建築はメイン棟「ROCK HOUSE」、コンドミニアム「LINEAR HOUSE」「DOUBLE HEIGHT HOUSE」の3つで構成。
建築内に展示されている家具は全184点(21シリーズ・49アイテム)で、カンディハウス全商品の3割ほど。主力商品や海外を意識した製品が多く含まれる。配置された各製品は、製品紹介ページにリンクしており、製品詳細を閲覧することができるしくみ。
データ制作はハナムラの「SPACE ∞」というサービスを利用。
建築内部にあるビューポイントより、360°パノラマで見渡すことができる。またサイト内では「Hokkaido Rock House」のインテリアコンセプトやカンディハウスのブランド紹介などをアバターコンセルジュが説明する動画をみるコンテンツも併設する。
6/22よりWEB上で公開。

2022年6月15日水曜日

日本初メガストラクチャーハイブリッド木造ビル 「KITOKI」完成見学セミナー開催

日本橋茅場町に今年4月に竣工した日本初のメガストラクチャーハイブリッド木造ビル「KITOKI」の完成見学セミナーが、 日本木造耐火建築協会主催で6/10・11に開催された。

 「KITOKI」は鉄骨鉄筋コンクリート造による3層飛ばしのメガストラクチャーの内側に、木造建築を組み合わせた10階建ての事務所、店舗ビル。メガストラクチャーが持つダイナミックさと木造の軽やかさというそれぞれの利点を融合、外観・内装にも木を多用したことでやすらぎのある空間をつくり、建物の経済的価値だけでなく、そこで働く人々の快適性を向上させる場所を目指し、建設された。
材料調達や建設過程においても、“都市と森がつながる”取り組みを推進し、持続可能な発展とカーボンニュートラルを意識した建築の普及に貢献。国土交通省令和2年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)として採択もされている。
構造全体の2/3を木造としたことで建物が軽量化され、地震力や地盤への影響を軽減。施工中のCO2排出量の削減(同規模のRC造と比べ27%減)しているという。
建築主は日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクトを推進している平和不動産で、設計施工をADX、構造設計をなわけんジム、木造施工をシェルターが担当した。 
外観を印象付ける4本の柱は、コンクリートの型枠に国産材である屋久杉をNC加工機(数値制御による加工機械)にてデザインデータを入力、加工した木型枠を採用し、有機的で柔らかな表情に仕上げている。
また、使用した型枠は、アートピースやフロアサインなどの一部として転用し、廃棄物とせず活用。
エントランス部分を含む1~3階部分の梁には、秋田県産の栗の木を丸太のまま使用。改質水と抗火を使った日本初の木材乾燥機「woodbe(ウッドビー)」を用いて人工乾燥させることで、乾燥期間の大幅な圧縮とコスト削減。NC加工機もそうだが、最新の木材関連技術を積極的に活用している。

今回のセミナーは、動画で概要説明を視聴後に現場見学会が行われる形式で、開催日程のすべての回が締切前に定員に達していた。セミナー終了後、屋上から下の階へ順次見学をしていった。
▲概要説明の様子
▲屋上は入居者であれば誰でも使えるスペースで、キッチンも完備

木造部分はメガストラクャーの土台の上に自立させ、構造的負担を負わせない設計としてなっており、4・7・10Fの床及び梁がRC造で、ほかのフロアは床:木造(CLT150)柱・梁:クールウッド(シェルター)で構成されている。
▲9F(天井は構造体となっている10FのRCの床と梁)
▲8F(こちらの天井は9Fの床と梁を構成する木造)
▲5Fは「セットアップオフィス区画」として内装がセットされた状況でリーシング予定
▲2・3Fはテラスになるような屋外スペースが設けられている
▲1Fはすでに店舗が入っている

日本木造耐火建築協会では、都市における安心・安全な国民生活の実現のため、「木を現した耐火木構造部材」及び同部材使用による「中高層・大規模耐火木造建築」の普及を目的とし、木造耐火建築のセミナーや見学会の開催、ノウハウ・構築技術の提供などを随時行っている。

2022年6月14日火曜日

ガラスブロックを身近に「ハウスパネル」サイトオープン

 電気硝子建材株式会社は、ユーザーからの「手軽にガラスブロックを採り入れたい」との声を受け、従来のガラスブロックより薄い50㎜厚のガラスブロックを工場でフレームに組み込み、パネル化した「ハウスパネル」の特設サイトをオープンした。

これに合わせて通販サイト「電気硝子建材 e-shop」もリニューアルオープンし、「ハウスパネル」の在庫、アウトレット販売を開始した。

電気硝子建材 e-shop

ハウスパネル

2022年6月8日水曜日

タイムアンドスタイル、建築家ピーター・ズントー氏と作り上げた家具コレクション「Peter Zumthor collection」を発表

表参道にあるタイムアンドスタイルのショールーム Time & Style Atmosphere にて、建築家ピーター・ズントー氏と作り上げた家具コレクション「Peter Zumthor collection」の展示会が6/6~6/30までの期間で開催中。
また、タイムアンドスタイルは 6/6にイタリアのミラノで海外2店舗目となる Time & Style Milan をグランドオープンさせた(ミラノ店では6/6~12までの期間で同コレクションを展示中)。
ピーター・ズント―氏は、スイスのハルデンシュタインを拠点に活動を続けている建築家。プリツカー賞受賞(2009)をはじめ数多くの賞も受賞している。
「Peter Zumthor collection」は、ズント―氏が建築プロジェクトのためにデザインしてきた家具を選定・再構成し、タイムアンドスタイルが独自の製造技術と素材を用いて日本で製品化したもの。
温泉施設『テルメ・ヴァルス(1996)』のシェーズロングや『サーペンタイン・ギャラリーのパビリオン(2011)』のテーブルとスツール、自身のアトリエと自邸で愛用されているテーブルなどの5つを製品化し今回1Fで展示している。
ショールームの他のフロア(地下1F及び2,3F)では、タイムアンドスタイルがこれまで協業してきた建築家・デザイナーの製品をあわせて展示。
会期終了後もコレクションの一部は継続で展示される。
公式HPでは、ズント―氏のインタビュー動画もアップされている。

2022年6月6日月曜日

「ARCHITECTURE×SCENTING DESIGN 建築のための香り展」

南青山にある LIGHT BOX GALLERY AOYAMA にて、@aroma(アットアロマ)が「ARCHITECTURE×SCENTING DESIGN 建築のための香り展」を6/5までの期間で開催した。
@aromaは、アロマ製品の開発から香りのある空間までトータルに提供する香りの専門ブランド。 ホテルやショップ、商業施設など、全世界5,000箇所以上で、天然アロマの機能を生かした、感性に訴えかけるアロマ空間デザインを提供している。 
これまでも建築のオーナーから依頼をうけ、いくつもの空間のための香りのデザインをしてきたが、今回は建築をつくった建築家とともに香りをデザイン。 
センティングデザイナー(香りのデザイナー)が、6組の建築家ととともにそれぞれの代表作にふさわしい香りづくりをし、オリジナルの香り6種が誕生した。 
実際に現在それぞれの建物でも使用されており、その香りを展覧会で体験することができた。
建築の写真と香りが視覚的にも伝わるよう図式化したものもあり、より香りのイメージができるよう工夫されていた展示。建築家のインタビュー動画もあわせて投影されていた。
展示のプロデュースは以前から@aromaのディフューザーのデザインにも携わってきた柴田文江氏(Design Studio S)、会場構成は芦沢啓治氏(芦沢啓治建築設計事務所)、グラフィックデザインは廣村正彰氏(廣村デザイン事務所)が行った。
 芦沢氏は、参加建築家の一人でもあり、ジュエリー&ファッションブランドのショールーム『MARIHA Showroom』の香りをデザイン。MARIHAのブランドイメージや洋服がどんな場所でつくられているか、などから香りを選んだという。空間構成に関しては、空気を感じてもらえるようできるだけ軽やかに構成することを考えたと話していた。 
▲プレスプレビューでの芦沢氏
参加建築家とそれぞれの代表作は下記の通り(五十音順)。 
芦沢 啓治『MARIHA Showroom』
乾 久美子『日比谷花壇 日比谷公園店』
手塚 貴晴+手塚 由比『PLAY!PARK』
永山 祐子『YAMAGIWA OSAKA』
平田 晃久『太田市美術館・図書館』
藤本 壮介『白井屋ホテル』 
来場は完全予約制で、満席のうち会期が終了。
各建築での香りは、1~2カ月は継続して使用される予定。