2018年10月15日月曜日

2018年度グッドデザイン賞「ベスト100」プレゼンテーション公開審査会

グッドデザイン賞を主催する公益財団法人日本デザイン振興会が、2018年度グッドデザイン賞の特別賞を決定する審査会を今月10日(水)に東京ミッドタウン・カンファレンスで開催した。

この審査会は、グッドデザイン賞初の試みとして、今年度グッドデザイン・ベスト100選出のデザイナーによる公開形式のプレゼンテーション。
グッドデザイン賞審査委員が参加した上で協議を実施し、今年度のグッドデザイン大賞候補(ファイナリスト)、グッドデザイン金賞、グッドフォーカス賞が決定する。

公開審査会は複数のスペースで同時並行で行われ、筆者は住宅(戸建住宅)、住宅(集合住宅)、産業・商業・公共建築・インテリアの部門の計18のプレゼンテーションを聴講。

・釜石市の復興公営住宅(大町復興住宅1号、天神復興住宅)
千葉学建築計画事務所+大和ハウス工業岩手支店
東日本大震災以降、建設資材の高騰、職人不足などから従来型の設計施工分離の発注形態では、価格や工程の管理がうまくいかず、仕切り直しになる計画が相次いだ。
そのような状況下で釜石市は、民間に設計施工を委託し、完成した建物を買い取る方式に踏み切った。

「建築家の「作品」をつくるという従来型の取り組み姿勢を根本から問い直し、限られた条件下で何が可能かを見極めながら取り組んだ。」と千葉学氏。

また釜石市では、阪神・淡路大震災において多くの孤独死が発生したことへの反省から、復興公営住宅にリビングアクセスを導入し、住民相互が繋がることのできる住まいを目指した。
しかし現実のコミュニティは、異なる地域から移り住む人、親戚同士で近くに住みたい人、若い共働きの夫婦、高齢者の一人暮らしなど、複雑である。 こうした被災地特有の建設事情、コミュニティの様相を解像度高く見極めたことが、関係性のデザインという発想につながっている。

台中国家歌劇院
伊東豊雄建築設計事務所
台中国家歌劇院は、台湾第2の都市、台中市の西部、新興住宅街の公園内に建てられた。

約2000席、200席、200席の3つの劇場の他、ギャラリー、ショップ、レストラン、屋上庭園等を複合させたオペラハウスである。”Sound Cave”と呼ばれている通り、建築全体が複雑な洞窟状の空間から成り、2016年秋にオープンした。オープン後連日多くの人々で賑わい、台湾の新しい観光名所となっている。

「複雑な3次元曲面に見えますが実はシンプルな幾何学で成り立っています。」とし、建築のプランと設計方法、施工方法などの説明が行われた。

釜石市立唐丹小学校・釜石市立唐丹中学校・釜石市唐丹児童館
乾久美子建築設計事務所・東京建設コンサルタント 釜石市唐丹地区学校等建設工事設計業務特定設計共同体
「土木と建築の制度的ギャップを乗り越え、海岸沿いの小さな集落にふさわしい、やさしい学びの場を生み出す」ことがコンセプトとなった、釜石市唐丹町旧中学校の敷地内に被災した小学校、中学校、児童館を集約する計画。

「仮設校舎による学校運営が続けられる中で残る裏山をできる限りなだらかに造成し、一般的にはスケールの異なる土木設計と建築設計を繊細にコーディネイトすることで、急斜面であることを生かしながら、新しい学校の魅力を紡ぎだすことを意図した。」と乾久美子氏。

なお、各賞の発表は今月31日(水)の予定。

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【関連展示】
  • ・GOOD DESIGN EXHIBITION 2018
    受賞デザイン全件を東京ミッドタウン(六本木)で紹介。
    「グッドデザイン・ベスト100」の特別展示や会期中限定の受賞商品のショップなどを開催します。
    会 期:10月31日(水)〜11月4日(日)
    会 場:東京ミッドタウン(東京都港区赤坂9-7-1)
  • ・私の選んだ一品2018
    今年度グッドデザイン賞審査委員86名が選んだ、お気に入りの受賞デザインを紹介します。
    会 期:10月3日(水)〜11月4日(日)
    会 場:GOOD DESIGN Marunouchi(東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F)
    会期中無休、入場無料
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2018年10月12日金曜日

ルームエアコン『うるさら7(セブン)(Rシリーズ)』新製品発表会

ダイキン工業株式会社(大阪市北区中崎西 、取締役社長 兼 CEO 十河 政則)は、AIと独自の制御技術の組み合わせにより、天気や季節が変わっても好みの温熱環境を自動で実現する『うるさら7(Rシリーズ)』を発表。
AIと新ハイブリッド除湿を組み合わせたAI快適自動による環境の変化に合わせた湿度コントロールにより快適性を追求。
壁温度の測定や、操作履歴の分析により「好みの快適さ」を実現。
また、猛暑日や寒い日でも外出先から運転操作を可能にするため、スマートフォンアプリでの遠隔操作を可能にする無線LAN接続アダプターを標準搭載。

さらに、Amazonが提供するクラウドベースの音声サービス『Amazon Alexa』や、Googleアシスタント搭載のスマートスピーカー『Google Home』にも対応している。

2018年10月4日木曜日

2018サンゲツ新作展示会 サンゲツ品川ショールーム

サンゲツ 品川ショールーム2018年10月3日(水) 10:00~19:00、4日(木) 10:00~17:00に行われた2018サンゲツ新作展示会へ。
本展示会では10月発刊予定の新カーペットタイル見本帳「NT」「DT」を先行展示とした2018年発売の新作床材、壁装材を一堂に見られる。

また、同月発刊予定の各種施設用床材見本帳「S-FLOOR」から、消臭や衝撃吸収など機能性を備えた長尺塩ビシートや永久ワックスフリーシリーズを紹介。
壁装材では、和紙や織物など日本の伝統工芸を取り入れた「SHITSURAHI」や天然木を使った突き板壁紙「WILL WOOD(R)」のほか、粘着剤付化粧フィルム「リアテック」の施工展示や「機能性ガラスフィルム」の効果を体感できるコーナーを設置。

▲カーペットタイル「NT」
ベーシックなデザインと充実のカラーバリエーション、細部までこだわり抜いた
新しい形のベーシック・コレクション


【展示内容】
床材:
・カーペットタイルNT・DT(10月下旬発刊)
コンセプトや製法にこだわった新シリーズを全て紹介。    
・S-FLOOR(10月下旬発刊)   
さらに充実した単層シートやワックスフリーシリーズなどを機能性体感とともに紹介。

壁装材:
・エクセレクト
素材や技法にこだわった「SHITURAHI」、天然木を使った付き板製壁紙「WILL WOOD(R)」などを紹介。
・リアテック
素材感のある異素材商品をリアテックパネルにするなど、具体的な「使い方」として提案。
・ガラスフィルム
機能性やガラスによる見え方の違いなどを体感できる


名古屋・大阪・福岡・広島会場では各日、床材のメンテナンスやガラスフィルムによる安全対策などについてのセミナー(CPD対象)を開催。
見本帳だけでは伝わりきらない質感やデザイン、さまざまな機能を体感できる新作展示会は2018年11月01日(木)まで全国6都市で開催される。

展示会の詳細および来場・セミナーの事前申し込みはこちら

Knoll Japan Showroom 「青山ビル」にオープン

ノルジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役社長 風 直樹)は、「Knoll」の日本で唯一のショールームを「青山ビル」に9/27(木)オープンした。













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Knoll Japan Showroom 
〒107-0061 東京都港区北青山1-2-3青山ビル 1F
Tel.  03-6447-5405
Fax.   03-6447-5406

地下鉄銀座線・半蔵門線・大江戸線「青山一丁目」駅0番出口直結
営業時間: 11:00 - 19:00(年中無休・年末年始を除く)
www.knolljapan.com

2018年10月1日月曜日

オカムラデザインスペースR第16回企画展「Somesthetic-身体性-」が27日より開催

ニューオータニ・ガーデンコート内オカムラショールームにて、オカムラデザインスペースR第16回企画展「Somesthetic-身体性-」が27日より開催されている。
オカムラデザインスペースRは建築家とコラボレーターによる協働による展示を年1回行っている。今回の展示は建築家の新居千秋氏とアーティストの大原崇嘉氏、古澤龍氏、柳川智之氏の協働によるもの。
新居千秋氏
アーティストの柳川智之氏、大原崇嘉氏、古澤龍氏
照明の落ちた会場には、千利休「待庵」、織田有楽齋「如庵」、小堀遠州「八窓軒」、吉田織部「燕庵」を模した軸組を配置。
待庵のみ南向きに、他は北向きに配置。窓には赤、緑、青、3色の糸をそれぞれ異なる配色で張り、糸に当てる光に色を付け、糸に表情を持たせている。室内は一日の太陽の動きを表現した照明(5分周期)が再現され、軸組のみの茶室と窓に張った糸が多様な表情を醸し出している。
設計を行った新居千秋氏は「過去に展示を行った建築家から、自分の好きな事をやればよいと言われた。日本の文化は海外に出ているが、日本の建築はこれが日本だというものが無い。人種、国籍を超えてもわかる空間感覚として茶室を選んだ。光が一巡するのを見て感じてほしい」と述べた。
会場通路には「Somesthetic」を表した総覧図を展示している。

10月17日まで