2025年5月30日金曜日

【福武財団】 2025年5月31日(土)直島新美術館 開館

 公益財団法人 福武財団は、2025年5月31日(土)に直島新美術館を開館する。直島新美術館は、集落のなかに位置し館名に初めて「直島」を冠した、安藤忠雄設計の10番目の施設。丘の稜線につながるような大きな屋根が特徴で、地下2階、地上1階建て。トップライトから自然光が差し込む階段室は地下まで続き、その両側に4つのギャラリーが配置されている。地上階の北側にはカフェが併設されており、テラスからは瀬戸内海の美しい景色を楽しめる。

直島新美術館は直島の集落内に初めて建設される美術館として、外観は周囲の景観に溶け込むようデザインされている。焼杉を思わせる黒漆喰の壁や、直島の民家から着想を得た小石積みの塀などが特徴的で、アプローチから建物全体が直島の歴史や人々の暮らしと緩やかにつながるように設計されている。

直島新美術館は、日本を含むアジア地域のアーティストの作品を展示・収集し、多様な視点やメッセージを発信するとともに、島内外の人々が出会う交流の場となることを目指している。開館記念展示「原点から未来へ」では、アジア出身の12組のアーティストによる新作や代表作が公開される。

直島新美術館開館記念展示「原点から未来へ」

●著名アーティストから新進気鋭の作品

蔡國強、村上隆、ヘリ・ドノ、ソ・ドホなど、世界で活躍する幅広いアーティストの絵画、彫刻、映像、インスタレーションなど多様な作品が展示される。

●直島の暮らしと響き合うサイト・スペシフィックな新作

ソ・ドホの「Hub」シリーズに直島の民家が加わった作品や、マルタ・アティエンサによるフィリピンの島の文化を伝える映像など、直島の営みやリズムと共鳴する展示が特徴です。

●安藤建築と呼応するメガスケールの代表作品

ヘリ・ドノの大型絵画、村上隆の13メートルにおよぶ大作《洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip》、蔡國強の大型インスタレーション《ヘッド・オン》など、安藤建築の空間で大型作品が展示される。

名称:直島新美術館

開館日:2025年5月31日(土)

住所:香川県香川郡直島町 3299-73

電話番号:087-892-3754(福武財団)※美術館へのお問い合わせは一般問合わせ先メールアドレスへご連絡ください

開館時間:10:00 ~ 16:30( 最終入館16:00 )

休館日:月曜日(ただし、祝日の場合開館、翌日休館)

※不定休あり。ベネッセアートサイト直島ウェブサイト開館カレンダーにて随時更新。

鑑賞料金:オンライン購入(日にち指定) 1,500円/窓口購入 1,700円/15歳以下無料

※瀬戸内国際芸術祭 作品鑑賞パスポート対象施設

駐車場:一般車両(20台)、自転車(15台程度) いずれも無料

施設URL:https://benesse-artsite.jp/art/nnmoa.html

一般問合わせ先:info-newmuseum@fukutake-artmuseum.jp

5/31・6月入館分:発売中  ※5/31入館分は完売

7月入館分以降:2か月前の第2金曜10時~

チケット販売:ベネッセアートサイト直島 美術館予約サイトにて

https://benesse-artsite.jp/general-information.html

【KASOKEKI lamp】自然素材で作られる仄かな灯りのランプ

インテリア商品、工芸品の開発、製造、販売を手掛けるKASOKEKは、和紙ランプ工房であるKASOKEKI lampを2025年6月2日(月)し、日本の職人によって手漉き和紙を素材に、新たな製法で和紙、膠(にかわ)、澱粉などの自然素材のみで作られる、和紙ランプブを販売するネットショップをグランドオープンする。

<KASOKEKI lamp  3つの特長>
1.フレームのない新しい工法で作られる和紙ランプ
2.自然素材で作られる職人手作りランプ
3.様々な空間に溶け込む

■ペンダントランプ
KoMorebi 25 木洩灯 美濃 春雨落水紙&土佐 25×25cm 22,200円
KoMorebi 30 木洩灯 美濃 春雨落水紙&土佐 30×30cm 34,200円
KoMorebi 35 木洩灯 美濃 春雨落水紙&土佐 35×35cm 46,200円
KoMorebi 40 木洩灯 美濃 春雨落水紙&土佐 40×40cm 58,200円

■ テーブルランプ、デスクランプ
KoDama 15 木霊 美濃 春雨落水紙&土佐 15×15cm 8,400円
KoDama 18 木霊 美濃 春雨落水紙&土佐 18×18cm 9,800円
HonoKa 15 炎灯 吉野漆漉&阿波&土佐 15×15cm 9,800円
HonoKa 18 炎灯 吉野漆漉&阿波&土佐 15×15cm 12,800円
SuGuri 10 すぐり 美濃 春雨落水紙&土佐 10×10cm 5,400円
HyouKai 10 氷塊 美濃 春雨落水紙&土佐 10×10cm 5,400円







2025年5月29日木曜日

【Ambientec(アンビエンテック)】Ambientec Gallery Tokyo オープン、新作発表会が同時開催

水中撮影機材の開発製造を技術的背景に、高品質なポータブル照明をインターナショナルブランドとして展開する株式会社アンビエンテック(所在地: 横浜市神奈川区 代表取締役社長:久野義憲)は、2025年5月23日(金)に、東京・六本木のAXISビル2Fに「Ambientec Gallery Tokyo」をオープンした。(以下、ショールームの写真5点はアンビエンテック提供。Photo Takumi Ota)
これまでミラノサローネをはじめとする海外の見本市やエキシビションを通じてブランド認知度を高めてきた同社。顧客との直接的なコミュニケーションの場を持つことを目的として、都内初の直営ギャラリーを開設する運びとなった。このギャラリーでは、商品の販売を行うだけでなく、ビジネス、コンシューマー両者への発信拠点として展開、より積極的にセールス・アピール・コミュニケーションを行う場として位置付けてしている。空間デザインは、横浜ショールームやミラノサローネの展示空間を手がけた建築家・鬼木孝一郎氏が担当。鬼木氏が考案した、標本箱のようなAmbientecならではのプレゼンテーション手法を活かした設計を実現している。製品展示スペースの裏手には、バーカウンターを設置し、実際の空間で照明がどのように演出されるかを体験できるラボラトリー的なアプローチを取り入れている。
オープンに合わせて、5月23日(金)から25日(日)までの3日間は、同ビル4FのAXIS Galleryにて、新作コレクション展も開催された。新作は順次発売に向け準備が進められている。(以下、新作コレクション展の写真7点はKENCHIKU編集部撮影)
▲5/23に開催されたプレスカンファレンスの様子。司会台で冒頭の挨拶をするアンビエンテック代表の久野義憲氏。壇上着席左寄り、ショールームの空間デザインを手がけた鬼木孝一郎氏、新作コレクションのデザイナー4氏(吉添裕人氏、田村奈穂氏※オンライン参加、小関隆一氏、松山祥樹氏)
▲Vosco | ヴォスコ
Designed by Nao Tamura | 田村奈穂
▲Barcarolle | バルカロール
Designed by Yoshiki Matsuyama | 松山祥樹
▲Still | スティル
Designed by Ryuichi Kozeki | 小関隆一
▲hymn pro | ヒム プロ
Designed by Hiroto Yoshizoe | 吉添裕人

■Ambientec Gallery Tokyo(アンビエンテック・ギャラリー トーキョー)
所在地 :東京都港区六本木5-17-1 AXISビル 2F
      03-5545-5311 (5月23日以降対応可)
営業時間:12:00~19:00 水曜・年末年始定休
開業日 :2025年5月23日(金)
店舗面積:80.78㎡

2025年5月28日水曜日

【エヌ・シー・エヌ】非住宅・木造建築フェア2025(東京ビッグサイト東1~3ホール) へ出展

株式会社エヌ・シー・エヌは、2025年6月4日(水)~6月6日(金)の3日間、東京ビッグサイト東1~3ホールにて開催される「非住宅・木造建築フェア2025」に出展する。

展示会では、厳しい法規制、建築コストの高騰、木造設計者・施工者不足など非住宅・木造建築市場の課題に対し、構造設計の技術と豊富な実績、構築した全国の施工店ネットワークなどから市場課題を解決するエヌ・シー・エヌグループの対応力について詳しく紹介する。

SE構法による大規模木造建築事例

■展示ポイント
〇大規模木造建築の企画から完成までのトータルソリューションを紹介
良品計画初の木造店舗として2024年にオープンした無印良品2店舗を事例とし、大規模木造建築の流れに沿ってパネルや模型・動画で解説。

〇大規模木造建築の最新加工・施工技術を紹介
エヌ・シー・エヌグループの強みである技術力を、特殊加工した木材の実物や模型の展示と共に紹介。本展示会ブースはエヌ・シー・エヌグループの広がり・繋がりを表現したものを社員が設計し、加工・施工はグループ会社の翠豊が担当。

〇システム化した独自工法「SE構法」の特長とバージョンアップを紹介
より強く、より使いやすく、コストダウンをした「SE構法 Ver.3」は、階高6m、延べ面積と最大スパンは無制限など大規模木造建築への対応を強化した。その強固な躯体模型、金物の実物などの展示。

〇エヌ・シー・エヌグループのDXのへ取り組みを紹介
エヌ・シー・エヌが開発中の設計・施工を支援するDXアプリケーションから、空間デザインを視覚化できることからクライアントへのプレゼンや、施工前のプランの問題点を防ぐなど、これからの大規模木造建築の現場で期待されるAR(拡張現実)の体験を提供。

 〇出展社セミナー
 木造ラーメンSE構法で実現する木造建築デザインと性能を解説!
 株式会社エヌ・シー・エヌ取締役常務執行役員 特建事業部長 福田浩史
 6月6日(金)12:30~13:00 ※講演会場5・無料
▼申込URL https://www.housing-biz.jp/












株式会社エヌ・シー・エヌ

2025年5月27日火曜日

【DINAONE】新カタログ「DINADESIGN2025」発刊、デジタルカタログ公開

タイルメーカー株式会社DINAONE(ダイナワン)の2025年度カタログ「DINADESIGN2025」が発刊した。請求受付を開始し、デジタルカタログも公開している。カタログ請求は公式サイトでの会員登録・ログインが必要。
今期のカタログは、『Contrast(コントラスト)』を新しい空間デザインのテーマとし、38シリーズの新商品をラインナップしている。デザインタイル、外床・内床・壁タイルなど 全404ページ 。

株式会社DINAONE(ダイナワン)

2025年5月26日月曜日

【オリバー】人と環境に調和する新しいワークチェア「WonW Chair」を発売

株式会社オリバーは、360度どこから見ても美しいフォルムで、人間工学に基づいた快適な座り心地を実現した新しいワークチェア「WonW Chair」を発売した。

昨今のリモートワークの広がりにより、「働くこと」が暮らしの空間に入り込むようになったことにより、働く場所の選択肢が増える一方で、自宅でも快適に仕事ができる環境づくりの重要性が高まり、オフィスにおいても、効率だけを求めた空間から、暮らしに寄り添うような心地よい場所へと進化し、「働く」と「暮らす」の境目が少しずつなくなってきました。
「WonW Chair」は、住まいにもなじむデザイン、やさしい木の素材感、コンパクトで扱いやすいサイズ感。環境への配慮も大切にしながら、働く時間を心地よく整えることを目指して開発された。


WonW Chair (ダブルオンダブル チェア)の特徴
1. 360度どこから見ても美しいフォルム
2. 人間工学に基づいた快適な座り心地
3. 分解設計・再生材の利用

サイズ:W545・D540・H820-880・SH390-450(脚:φ660)
カラー:ナチュラル(NA) / ブラウン(BR) / ブラック(BK)
素 材:
【背】オーク材・アルミダイキャスト・粉体塗装 ・TPE
【座】オーク材・モールドウレタン・100%再生ポリプロピレン
【脚】アルミダイキャスト・ウレタンキャスター
価 格:188,000円(税抜)
 

株式会社オリバー

2025年5月23日金曜日

坂倉準三設計の文化財建築を再生したホテル『泊船』 開業決定

船谷ホールディングスグループが、三重県伊賀市の市指定文化財で、重厚なモダニズム建築と伊賀地域の豊かな文化を融合させた唯一無二の空間である旧上野市庁舎(南庁舎、1964年竣工)を再生したスモールブティックホテル『泊船(はくせん)』を、2025年7月21日(祝)にグランドオープンする。

客室イメージ
旧上野市庁舎 建築家・坂倉準三が設計し1960年代に完成

■特徴とコンセプト
『泊船』は、建築家・坂倉準三氏が設計した旧上野市庁舎(1964年竣工)を再生した、全19室のスモールブティックホテル。
歴史あるモダニズム建築の魅力をそのままに、現代の快適さを融合させ、地域と旅人に開かれた新たな場として生まれ変わります。建物は、自然光が降り注ぐ中庭を中心に設計され、東西南北に広がる回廊の先に客室がレイアウトされている。
各客室からは、伊賀上野城を望む街並み、古い城下町の風情、周囲の山々など、方角ごとに異なる景観を楽しむことができる。なかでも、かつて市政を司った旧市長室を改装したスイートルームは、特別な存在です。重厚な歴史を感じさせる空間に、上質な寛ぎを加え、ここにしかない滞在体験を提供します。さらに『泊船』は、2026年春開業予定の伊賀市中央図書館と同一施設に位置し、宿泊しながら本と触れ合える新しい体験も可能となっている。


■伊賀の文化的背景と建築再生の意義
『泊船』が位置する伊賀市上野丸之内は、伊賀上野城公園に隣接し、俳聖・松尾芭蕉の生誕地、そして伊賀流忍者発祥の地として知られる歴史と文化の薫るエリア。古くから京都・奈良・伊勢を結ぶ交通の要衝として栄え、豊かな自然とともに独自の文化を育んできました。さらに、今回再生する旧上野市庁舎は、坂倉準三氏の「建築は生きた人間のためのもの」という信念を体現した歴史的建造物。土地の高低差を巧みに活かした水平に伸びる建築は、周囲の自然に溶け込むように設計され、市民に開かれた心地よい公共空間を形作ってきました。今回の再生計画では、そうした思想を受け継ぎつつ、現代にふさわしい滞在空間へと昇華させる試みを行っています。文化財建造物の保存と活用を両立し、地域の新たな知と憩いの拠点となることを目指す『泊船』は、旅人にとっても、地域にとっても、心豊かな時間と出会いを紡ぐ存在となることを目指します。
 

泊船(はくせん)
https://hakusen-iga.com/

2025年5月22日木曜日

【ダイケン】 木造住宅に後付け可能なアルミ庇(ひさし) 新発売

株式会社ダイケンは、木造住宅に後付け可能なアルミ庇「アールエスバイザー(R) RS-K-W型/RS-K2-W型」の2機種をした。

この庇は、玄関・窓・勝手口などへの設置に最適で、日差しを遮り室温上昇を抑えることで冷房効率を高め、省エネに貢献する。木造住宅の外壁仕上げ後でも、特定の条件下(取付下地材別途、窯業系サイディング横張り)でコーチスクリューによる後付けが可能。

-製品の特長-

〇2つの出幅タイプ:RS-K-W型(出幅500~600mm)、RS-K2-W型(出幅600~900mm)

〇豊富な横幅バリエーション:900mmから100mm単位で対応可能

〇多彩なカラー:シルバー、ステンカラー、ブラックの標準色に加え、木目調カラー8色(オプション)

〇選べる先端形状:角形、スリム形、R形、スリム樋付の4種類

〇高い耐積雪性能:60cm(1800N/平方メートル)まで対応

WEBサイト:https://www.daiken.ne.jp/



2025年5月21日水曜日

【AFOLA】安全性に配慮した入巾木発売

 株式会社アシストの建築家・意匠設計者向けカナモノブランド AFOLA は、安全性に配慮したシャープなデザインの入巾木『Verta H2』を発売した。『Verta H2』は、従来の入巾木施工における安全性や施工性の課題を解決するために開発され、壁の足元に生まれる陰影を際立たせ、スタイリッシュな空間を創出する。

『Verta H2』の主な特長

安全性に配慮したシャープなデザイン: 鋭利なエッジをなくし、コーナーにはV曲げによる出隅パーツを採用。

目立たず見切る「2mm」の見付け: 壁になじみつつ、シャープな陰影を生み出す2mmの見付け寸法。

ダブルジョイントピンと出隅パーツ: ジョイントピンによる高精度な接合と、安全性を高める出隅パーツ。

多様な床材とカラーバリエーション: フローリング、塩ビタイル、長尺シート、タイルカーペットに対応し、シルバー、ブロンズ、アルマイトブラックの3色展開。

高い施工性: 床や金物を傷つけにくいビス止め仕様、ズレを防止するジョイントピン、現場カット不要の入隅材により、施工の手間と時間を削減。


製品ラインナップ

Verta H251/H201: 入巾木(各種床材に対応)、最長4000mm、穴あけ加工済み

Verta H251D/H201D: 出隅パーツ(150×150mm、V曲げ+溶接)

Verta H251K/H201K: 入隅材(1820mm、片側45度カットの左右セット)

※アルマイトブラックのみ5月発売予定

問い合わせ先

AFOLA(株式会社アシスト)

ウェブ:www.afoladesign.com

メール:info@afoladesign.com

電話:06-6703-5670(大阪本社)/03-3859-5670(東京営業所)

2025年5月20日火曜日

【ミラタップ】 ランドリールーム向け収納シリーズ《ラモニー》新発売

株式会社ミラタップは、ランドリールーム向けの新しい収納シリーズ《ラモニー》を2025年5月7日に発売した。

用途に応じた4タイプ展開で、インテリアに馴染む滑らかな曲線デザインが特長。ステンレス製なので、水回り空間で使用してもサビにくく、テラコッタやセージグリーンといった近年のトレンドカラーを取り入れている。


商品名:ラモニー

カテゴリ:洗面アクセサリー

販売価格:¥1,580 /個 ~(税込)

タイプ:オープン収納/フラット棚D100/フラット棚D200/フック

カラー:ホワイト/グレージュ/テラコッタ/セージグリーン

商品ページ:https://www.miratap.co.jp/shop/series/S1276/

2025年5月19日月曜日

第34回村野藤吾賞授賞式および受賞記念パーティ開催

第34回村野藤吾賞*の授賞式および受賞記念パーティが村野藤吾の生誕記念日賞の5月15日(木)に国際文化会館にて開催された。
受賞した「シェルターインクルーシブプレイス コパル (山形市南部児童遊戯施設)」を設計した大西麻貴氏(所用により欠席)と百田有希氏に賞状と村野藤吾の肖像を刻んだ銀製のメダルが村野藤吾記念会代表の古谷誠章氏より授与された。
*村野藤吾賞は日本現代建築に多大な功績を残した建築家・村野藤吾を記念し、建築界に感銘を与えた建築作品を設計した建築家を毎年ひとり選んで与える賞。
▲左:百田有希氏、右:古谷誠章氏
▲受賞者に授与された賞状と記念メダル

大西氏のビデオメッセージと百田氏の挨拶では、「シェルターインクルーシブプレイス コパル (山形市南部児童遊戯施設)」は、PFI方式のチームとして取り組んできたプロジェクトなので自分たちだけでなくチームで受賞した賞だと話し、百田氏より当日来場していた建設・運営・維持管理に関わる方を紹介し、それぞれのエピソードが語られた。
▲大西麻貴氏からのビデオメッセージ
▲百田氏とコパルのプロジェクトに関わった方々

また、6月7日(土)には、村野藤吾のゆかりの地である宝塚の「宝塚市庁舎(1980年竣工)」にて、受賞記念講演会が行われる。参加無料で事前申込なしの定員先着順。詳細は公式サイトに記載。

【KANADEMONO】MIYOSHI RUGとのコラボレーション第2弾。最大50色から選べるサイズオーダーラグを発売

KANADEMONOは、MIYOSHI RUGとのコラボレーションプロジェクトの第2弾として「THE RUG crafted with MIYOSHI RUG」シリーズの販売を4月24日より開始した。

MIYOSHI RUGの感性を反映した豊富なカラーバリエーションと、KANADEMONOが追求するシンプルで洗練されたデザインが魅力の本製品は、完全受注生産品として職人による手作業のタフティングと多くの工程を経て一枚一枚丁寧に仕上げられている。
製品は無料でサイズオーダーが可能で、オンラインストアでの直感的なシミュレーションを通じて選ぶ楽しさを体感できる。

MIYOSHI RUGは、徳島県三好市を拠点に「アートやファッションを通じて伝統技術を守る」をコンセプトに掲げ、タフティング技術を用いて製造するハンドメイドラグブランドで、伝統的な技術を若い職人へ継承し、現代的なデザインで新たな価値を生み出している。
その技法に魅せられて全国から集まった職人たちは、製作を通じて技術を磨くだけでなく、ブランドの立ち上げや作品発表など表現の場を広げ、ものづくりに向き合っている。
空間や用途に「ちょうど良い」ラグを見つけられるよう、1カラーラグは50色、2カラーラグは30色がラインナップされている。デザインバリエーションは、幅・奥行が複数のレンジで分かれており、その範囲内で5cmごとに無料でのサイズオーダーが可能となっている。
※RECTANGLE(長方形)は幅90~300cm、ROUND(円形)は直径70~200cm




2025年5月16日金曜日

日本建設業連合会「交通事故防止講習会」

(一社)日本建設業連合会は、建設現場での交通事故防止対策の一環として「交通事故防止講習会(日建連及び建設三団体安全対策協議会主催)」を開催した。
講習会では警視庁交通規制課の「路上工事等における交通事故対策」、(独)自動車事故対策機構の「ドライブレコーダーを活用した安全運転指導について」、日本建設業連合会交通対策部会専門委員による「建設工事現場におけるダンプカーの交通事故防止について」など事故防止策について講演を多くの工事関係者が聴講した。 

「OMO7横浜」デザインイメージを一部初公開~横浜市旧市庁舎を活用し「レガシーホテル」へ~

「OMO」は、神奈川県横浜市に「OMO7横浜 by 星野リゾート」を2026年春に開業する。
ホテルは「BASEGATE横浜関内(横浜市旧市庁舎街区活用事業)」と呼ばれる、JR関内駅前の横浜市旧市庁舎跡地を活用した開発プロジェクトで、日本の近代建築を支えた昭和を代表する建築家「村野藤吾」氏が手掛けた横浜市旧市庁舎を「レガシーホテル」として活用する。ホテルのデザインは横浜市旧市庁舎の意匠を一部活用、再解釈し設計される。
OMO7横浜」外観イメージ(上) 横浜市旧市庁舎・行政棟(下)

横浜市旧市庁舎は横浜開港100周年記念事業として1959(昭和34)年に竣工し、60年以上にわたり横浜市政を支えてきました。行政棟を手掛けたのは日本の近代建築を支えた昭和を代表する建築家「村野藤吾」氏。2020年12月に実施された旧市庁舎の最後の見学会でも多くの市民が集い、閉庁を惜しむ姿がみられました(*1)。
*1タウンニュースより https://www.townnews.co.jp/0117/2021/01/07/557675.html

「OMO7横浜」は、市民に親しまれた旧市庁舎の景観を継承するために、行政棟を現位置に残し、観光の賑わいを生み出すホテルとして活用する「レガシーホテル」というテーマを選択することで、建物の意匠で残せるものは残し、老朽化等で取り壊さざるをえない部分に関してもコピーではなく、新たなホテルとしてふさわしい意匠に生まれ変わるような再解釈を行い、横浜の発展の歴史を象徴する記憶と風景を継承していくことを目指す。

横浜市旧市庁舎の意匠をそのまま受け継ぐ事例



施設概要
施設名 :OMO7横浜(おも) by 星野リゾート
所在地 :神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1ほか
客室数 :276室
当初設計…村野、森建築事務所
     
株式会社竹中工務店改修基本設計・実施設計)
     株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所ホテルFOH(*5)部 インテリア基本設計)
     株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所インテリアデザイン監修
     アイリスオーヤマ株式会社ホテルFOH部 造作家具実施設計)
     UMA / design farm(ホテルサインデザイン)
     村野、森建築事務所・MURANO design
数字フォントデザイン)
     株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所
FFE(*6)設計・監理)

施工      :当初施工…免震改修工事:戸田組(現・戸田建設株式会社)
         改修施工…株式会社竹中工務店
開業日   :2026年春


OMO




2025年5月15日木曜日

【サンゲツ】ガラスフィルム見本帳「2025-2028 クレアス vol.3」を発刊

株式会社サンゲツは、窓やガラス面に貼るフィルムを収録した見本帳「2025-2028 クレアス vol.3」を発刊した。
 
サステイナブルな社会の実現に向けて、環境負荷低減に貢献する建築資材へのニーズが年々拡大する中、建築物の開口部である「窓」は、省エネ、防犯対策といった視点でも関心が高まっている。こうした背景を踏まえ、同見本帳では、ペットボトル由来の再生材料を使用したガラスフィルムのラインアップを拡充するほか、遮熱や防犯に効果のある機能性商品を強化し、これらのニーズに応える。

▲Digital Print Libraryよりインクジェットデザインのガラスフィルム「キャンディライン」
▲Digital Print Libraryよりインクジェットデザインのガラスフィルム:「ゼリーゼリービーンズ」
▲環境負荷低減と意匠性を両立したガラスフィルム:「エティコ R」(左)/「ポエトリー R」(右)

 
特長
1. 脱炭素・循環型社会の実現に向けたリサイクルPETフィルムシリーズの拡充
リサイクルPETフィルムを使用した商品について、従来の無地調だけでなくデザイン性の高い商品も新たに追加し、環境負荷低減と意匠性を両立。バリエーションは、9柄14点。
2.
遮熱、防犯に効果のある機能性商品を収録
紫外線の波長280~400nm※(UV-A・UV-B)に効果を発揮する、高領域UVカット遮熱フィルム「シンラ HR 90」を開発。従来のUVカットフィルムより幅広い波長域の紫外線をブロックするため、肌の日焼けや家具の退色を防ぐ効果が期待できる。
また、窓の防犯対策としてCPマークを取得した防犯フィルム「フォルティス 90」を新たに収録。本製品は、高い衝撃耐久性があり、ガラス破りによる侵入の抑制が期待できる。
※一般的なUVカットフィルムの効果がある波長域は300~380nm
3.
バリエーション豊富なインクジェットデザインフィルムを提案
インクジェットデザインを豊富に収録した「Digital Print Library」を新設し、56パターンの幅広いインクジェットデザインと、それらを用いた空間の施工事例を掲載。空間のイメージを具体的に提案することで、ユーザーの空間づくりをサポート。
 
 
ガラスフィルム見本帳「2025-2028 クレアス vol.3」
発刊日:2025年5月15日(木)
収録点数:117柄162点
デジタルカタログ
https://contents.sangetsu.co.jp/digital_book/cleas25/



株式会社サンゲツ

2025年5月14日水曜日

【イビケン】内装用化粧材「アップボーンレザー ファイバシート」で新サイズ展開開始

イビケン株式会社は、革製品の端材をアップサイクルした、環境負荷の低いサスティナブルな内装用化粧材「アップボーンレザー ファイバシート」に、建築業界でなじみのある4×8サイズ(約1200×2400mm)に近い新サイズを追加した。

「アップボーンレザー ファイバシート」は、革製品のようなさわり心地や香りが特徴で、メラミン化粧板のように机の天板などにも使用でき、上質感あふれる空間を演出できる。
これまで展開していた15mと4.8mの2サイズでは、テーブルなどの天板製作時に余りが出てしまうという課題があり、「もう少し小さいサイズが欲しい」という要望に応えるかたちで、建築業界で広く使用されている4×8サイズに近い、扱いやすい新サイズが企画された。


UP_BORN LEATHER の特長
〇本革の端材を約60%使用することでリアルレザーの質感と香りを楽しめ、手触りの温か
 みと上品な香りが、心地良い空間を演出する。
全8色のラインナップから、デザインや用途に合わせて最適な色の選択が可能
〇取扱いの容易さに加え、曲面や複雑な形状にも対応できる事から、デザイナーの創造性
 を最大限に引き出す素材として使用が可能。
〇最大15mの継ぎ目のない素材として提供が可能で、リアルレザーでは難しかった、シー
 ムレスに覆う、大きな什器デザインの実現できる。

 
upbornleather

イビケン株式会社
 https://www.ibiken.co.jp/