2016年4月15日金曜日

TOTOギャラリー・間「三分一博志展 風、水、太陽」プレス内覧会

TOTOが運営するTOTOギャラリー・間にて「三分一博志展 風、水、太陽」のプレス内覧会が開かれた。


三分一氏は、建築が“いかにして地球の一部になりうるか”を一貫したテーマとして作品作りを続けており、「地球にも人にも認めてもらえる建築」を創造するための入念なリサーチを行い、その土地の歴史や風土、人と自然の営みを紐解くとともに、地形や方位によってその姿を変える「動く素材」―風、水、太陽などを丹念に観察しそれを分析することで、あるべき建築の姿を探求してきた。

本展では、こうした三分一氏の取り組みを、「犬島精錬所美術館」、「六甲枝垂れ」、「宮島弥山展望台」、「The Naoshima Plan」、「直島ホール/直島の家-またべえ」、「おりづるタワー」など、瀬戸内のプロジェクトに焦点をあてて紹介している。

会場3Fでは三分一氏の瀬戸内でのこれまでのプロジェクトが紹介されており、「犬島精錬所美術館」や「直島ホール」紹介動画や年代別にまとめたスライドショーが展示されている。




3F中庭では「空気、水、太陽の実験」が行われており、空気と水と太陽の関係性を見ることができる。



4Fでは建築をつくるにあたっての風向調査やなどを行ったリサーチ資料、環境シミュレーション(CFD)、「犬島精練所美術館」と「直島ホール」などの風道実験に使われた模型、「宮島弥山展望台」の軒の水の流れを検証するためのモックアップや「六甲枝垂れ」の着氷実験を行ったモックアップが展示され、三分一氏が「犬島精練所美術館」や「直島ホール」などを設計する過程を見ることができる。










また内覧会では三分一氏が自ら会場で説明をし、「建築としてではなく素材を見てほしい。今回の展示会で一番伝えたいのは動く素材が人々の営みを作っているということ」と語った。



展示は4月15日(金)~6月11日(土)まで

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