アンスティチュ・フランセ東京は、利用者をより居心地のいい、温かくてフレンドリーな空間に迎えるとともに、アンスティチュ・フランセ日本の様々な企画に対応する施設を建てることを目的に増改修中。
この増改修計画に伴い、アンスティチュ・フランセ東京の建物に関する展示をしている。
本展では、ル・コルビュジエに師事した坂倉準三氏により設計された既存棟の歴史、そして藤本壮介氏(藤本壮介建築設計事務所)による既存棟改修と新棟建設計画について紹介する。
フランスの村をイメージした藤本氏の構想は、ル・コルビュジエに師事した坂倉準三の設計により1651年に建てられ1962年に増築された既存棟と、延床面積1118㎡の3階建の新棟が、中庭を囲むというもの。新棟と既存棟を合わせた総延床面積は3500㎡になる。
新棟はバリアフリーに対応した設計となっており、快適な十四の教室に加え、ステージを備えたレストランが設けられる。より広くなったレストランには以前同様テラス席が設置される。
既存棟にはオフィス区画のほか、子供向けの教室を含む五つの教室とギャラリー・スペースが設けられる。エスパス・イマージュとメディアテーク、および書籍店「欧明社」はそのまま存続。
中庭についても、日本固有の植物を活かした造園計画が作られ、なるべく現状を温存しつつ新しい木々も植えられる。
増改修工事に伴い、新棟には現場の耐震基準が適用され、既存棟には耐震補強工事が行われる。
『Village as Institue』アンスティチュ・フランセ東京のための建築プロジェクト
藤本壮介建築設計事務所(2021年引渡し予定)
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