2025年4月7日月曜日

【大日本印刷】廃材をインテリア等にアップサイクルするサービスを開始

大日本印刷株式会社(DNP)は、企業の事業活動等で発生する廃材を再生素材にし、3Dプリンターを使いインテリア等にアップサイクル(価値を高めて循環)するサービスを開始する。
第一弾として、株式会社丸井の「北千住マルイ」(東京都足立区)1階の共用スペースに、同店で不要になった紙等を再生素材にして作成したチェアやソファを設置した。
「北千住マルイ」の共用スペースのイメージ図

【サービス開始の背景と狙い】
同社では、廃材を再生素材化して、デザイン性などが高い製品へとアップサイクルするサービス「再生素材を活用したデザインソリューション」を2022年から展開しており、再生素材でボードを作成し、軽さや組み立てやすさなどの特長を活かした什器等を成形し、イベントでの一時的な利用などの用途で提供していた。
これまでの知見を活かして今回、3Dプリンターを使用することで製品のデザインや機能を高め、生活者が愛着を持って長く使いたくなる製品ラインアップを展開していく。

今回アップサイクル製品を導入した北千住マルイでは、店舗で発生したごみを「廃棄ごみ」と「資源」に分別する「エコファクトリー」という取り組みを行なっており、その取り組みで分別された紙を再資源化し、本サービスのプロダクトの原料として活用した。
自社の廃棄物を使ってアップサイクルした製品を顧客に提供し、生活者の体験価値の向上や資源循環に関する意識の変容、顧客とのコミュニケーション、企業の社会的責任(CSR)を果たすブランディングの向上などにつなげることができるとしている。



大日本印刷株式会社

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