2018年10月25日木曜日

「DESIGNART TOKYO 2018」

表参道・外苑前を中心に東京の街全体が美術館化するデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2018」が10日間に渡り開催中。2年目を迎え、コンテンツをよりインターナショナルにさらにパワーアップし、会場数約90ヶ所・エキシビション数約120となる。
初日となる10/19には、開会式・オープニングパーティーが開催された。
2018年のDESIGNART FEATUREであるアーティスト・藤元明氏と建築家・永山祐子氏によるインスタレーション「2021#Tokyo Scope」(at エイベックスビル)*下写真 をはじめ、建築家・藤本壮介氏によるダウンを使ったインスタレーション(at カナダグース 千駄ヶ谷)、建築家・谷尻誠氏の写真展示販売とトークレセプション(at アニエスベー青山店)、クラインダイサムアーキテクツカリモクによるソファユニット「doradora」の提案(at スパイラルエスプラナード)などのイベントが各地で開催中。
イベントは今週末10/28まで。会場によって期間・開催時間・休館日などが異なる。詳細は公式サイト要確認。

2018年10月24日水曜日

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2018」

六本木の東京ミッドタウンで開催中の「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2018」へ。「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」は、"デザインを五感で楽しむ"をコンセプトに12回目の開催を迎えるイベント。今年のテーマは、「みらいのアイデア」。国内外の第一線で活躍・注目されるデザイナーやデザインが集結し、 デザインの魅力や可能性を身近に体感することができる。

■PARK PACK by ULTRA PUBLIC PROJECT
今年のデザインタッチのテーマ「みらいのアイデア」のもと、ULTRA PUBLIC PROJECTが「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」のメインイベント「PARK PACK」をプロデュース。
「PARK PACK」は、コンテナに収納されているツールを組み立てると遊び道具や椅子・テーブルになり、 みんなが「集まる」場所を自由に作ることができる"みらいの公園"の提案。「PARK PACK」によって遊び場やシネマに変化。本イベントの期間を通して、"みらいの公園"について考え、公園の可能性をいくつも提示していく実験的な取り組みとしている。
■Salone in Roppongi vol.6 2018
イタリア・ミラノで毎年開催される世界最大のデザインイベント、ミラノ・サローネの賑わいを六本木に、を合言葉に展開しているSalone in Roppongi。
2018年は今年のミラノ・サローネにも参加した建築家の家所亮二氏(家所亮二建築設計事務所)が、3m×3mの鉄骨で出来た今泉テントの“M-BOX”を用い、人間にとって切っても切り離せない「自然」や「時間」をコンセプトに、訪れた人が何かを美しく、豊かにするキッカケになればとの思いが込め、新しいシーンを作り出した。
■Swell
ミッドタウン・ガーデンで、風と光を可視化するインスタレーションが登場。ミラノ・サローネでも活躍するコンテンポラリーデザインスタジオ、we+(ウィープラス)が、メッシュを使用した作品。ミラーをまとったメッシュが、風を受けしなやかに揺れることで風を可視化。メッシュに反射する光にも変化が生まれ、まるで生きものが呼吸を楽しんでいるような、軽やかで心地のよい空間をつくりだしている。新技術や新素材からの発想だけではなく、ものの見方や使い方を少し変えることで新しさを感じることができる"みらいのアイデア"の提案。
その他にも、東京ミッドタウン内の分散された各スペースで関連の展示がされている。夜はライトアップもされており、昼とはまた違った表情がみれる。イベントは11/4まで(一部イベント除く)。

2018年10月23日火曜日

「Tokyo Midtown Award 2018」授賞式・作品展示

六本木の東京ミッドタウンにて「Tokyo Midtown Award 2018」の授賞式が10/19に開催された。 今年で11回目となる同アワードは、〈アートコンペ〉と〈デザインコンペ〉の2部門で実施している。2部門総計1290点(アートコンペ236件、デザインコンペ1054件)の応募作品の中から〈アートコンペ〉ではタンポポの綿毛で都市の新陳代謝を表現した『息を建てる/都市を植える』、〈デザインコンペ〉では「黄金比」を利用した弁当箱『黄金比箱』がグランプリに選出された。
他、受賞作品については下記の通り。
〈アートコンペ〉テーマ:応募者が自由に設定
■グランプリ(賞金100万円) ※下写真が作品
『息を建てる/都市を植える』青沼 優介(デザイナー、アーティスト)
■準グランプリ(賞金50万円)
『星圖』下村 奈那(アーティスト)
■優秀賞(賞金10万円)
『愛おもう屋台』田中 優菜(学生)
『時は建築家、民衆は石工』泉 里歩(学生)
『"Stand Up!"』髙 瑞雪(彫刻家)
『普通の日』YU SORA(アーティスト)
〈デザインコンペ〉テーマ:「HUMAN」
■グランプリ(賞金100万円) ※下写真が作品
『黄金比箱』JDS(広川 楽馬、迫 健太郎、中塩屋 祥平)
■優秀賞(賞金30万円)
『SHADOW CLONE TECHNIQUE』竹下 早紀
『NENKI-年記-』H&F(花井 ゆうか、舟橋 璃咲)
『肌羹』仲野 耕介
■ファイナリスト(賞金5万円)
『nipple invisible』山月 智浩
『ねこに小判』uruco(漆間 弘子、漆間 康介)
『cocoro ame』プラマイロク(三原 麻里子、野仲 胡美)
『one』河路 潔
『ぺこぺこストロー』中山 桃歌、上田 美緒、三浦 麻衣
『顔文字体温計』田口 博基
また受賞者に授与されるトロフィーも魅力のひとつで、毎年違ったデザイナーにより個性あふれるトロフィーが生み出されている。今回はアートコンペの審査員鈴木康広氏のデザインで、自分自身を見つめるための「メトロノームの鏡」をトロフィーとしてデザイン。常に揺れ動く現実の世界に向き合い、自らの内なるリズムに耳を澄ます。受賞者はこれを勢みにクリエーターとしてそこに立つ勇気が増すことを思いに込めた。
入賞作品は11/11まで東京ミッドタウンのプラザB1Fオープンスペースにて展示。あわせて同期間で一般投票で人気作品を選出するオーディエンス賞も実施している。

2018年10月22日月曜日

イトーキ 東京ショールーム 京橋に移転 新装オープン

株式会社イトーキ(本社:東京都中央区 社長:平井嘉明)は、10月15日(月)、「イトーキ東京ショールーム」を「イトーキ東京イノベーションセンターSYNQA」の3階へ移設し、リニューアルオープンした。

新エントランス


新ショールームの特長は、4つのシーン別展示だ。
Scene-A Casual Style  カジュアルスタイル
Scene-B Standard Style スタンダードスタイル 
Scene-C Select Style   セレクトスタイル
Scene-D Rechage Style リチャージスタイル
カジュアルスタイル

スタンダードスタイル

セレクトスタイル


リチャージスタイル



マテリアルウォールでは、チェアの張地やデスクの天板等、様々なカラーサンプルを一度に確認することが
できる。

パブリックコミュニケーションスペースでは、見学時に気になった製品・空間をご覧の際に、タブレットPCで取得されたQRコードから、情報を呼び出し資料を作成し、じっくりと検討することができる。














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イトーキ 東京ショールーム
開館時間:9:00~17:00 ※要予約
 休館日:土・日・夏季休業・年末年始
  住所:東京都中央区京橋3-7-1相互館110タワー3階 (受付は2階)
      TEL: 03-6228-6940
     WEB: https://cs.itoki.jp/showroom/tokyo/

【建築家フォーラム】番町教会見学会

建築家フォーラムが開催する番町教会見学会へ。
建築家フォーラムとは、「むずかしいテーマをやさしく やさしいことを深く 深いことを面白く」という思想のもと、
建築に係る実務を行う人々の専業・兼業を越えた相互交流と資質向上の促進を通じて、国際的に認知され得る資格としての建築家(ARCHITECT)像の確立と育成を図り、以ってわが国の建築文化・行政の進歩改善に寄与する
ことを目的としている交流の場である。

第171回である今回は、今年2月に竣工した手塚建築研究所による千代田区の「番町教会」の見学会。
敷地面積429㎡、建築面積299㎡、延床面積607㎡。鉄筋コンクリート造地上3階建て。
1階に礼拝堂とホワイエ、2階に集会室と厨房、3階に牧師住居から構成される。

見学会当日は設計を担当した建築家手塚貴晴氏(手塚建築研究所)から1時間の案内があった。
△駐車場と礼拝堂を繋げる開かれたホワイエ
「番町教会とは戦前、遠藤新氏設計の礼拝堂として使われていた創立132周年を迎える由緒ある教会で、日本の教会の中ではかなり古い歴史がある」と始め、気が引き締まる想いで設計にあたったと続けた。

教会側から依頼されたOpen for allという「まちの中で隠れる存在ではなく、色々な人を招き入れて、色々なことをまちのためにできる教会にしよう」をコンセプトとし、礼拝堂の前に開放感のあるホワイエが設けられた。
まちの広場のように開かれ、様々な出会いの場になるという願いが込められている。

礼拝堂以外は天井が2.3mと低めの設定。
礼拝堂とのコントラストが出ているし、親しみのある空間になっている印象。

天井は天高をなるべく抑えるため昔ながらの不燃断熱材の吹き付け仕上げ。「指で刺して穴を開けないでくださいね、建築家は触りたがる」と会場の笑いを誘った。
なお照明はコンクリートに直接埋め込まれ配線されている。
ホワイエにある家具は手塚建築研究所で設計した物で、桐材でできている。
「大事なことはお年寄りでも軽く持てること」とし、実際に持ってみたり、重ねた様子を見せた。なんと2階から落とす実験にも耐える強度を持つそう。
礼拝堂へ続く扉は決定まで1年悩んだという。
30か国以上500を下らない教会を見てきながらも、「礼拝堂の扉には裏と表があるということに最近気づいた」とし、内側と外側のしつらえを変えている。
検討作業のために作った模型は10枚以上、1/1の原寸模型も作成した。
礼拝堂では11月に据え付けられる予定のパイプオルガンの雰囲気を出すためか手塚氏のiPadからオルガンの音を流すという計らいが。後に自身がピアノの演奏もしてくれた。

教会では音が大事ということで残響時間やフラッターエコーの軽減を目的に礼拝堂の正面と、左右の壁はそれぞれ異なる傾斜が付いている。
△2度の傾斜の壁
△4度の傾斜の壁
△十字架は既存のものを移転してきた
△手塚建築研究所オリジナル
内外は左官仕上げ。
祖父の代から続く左官職人・久住有生氏の仕事で、途中で止まると線が入ってしまうためほとんど飲まず食わずで朝から夕方まで一切休みなしの作業になった。
一面の出来が良くないということで全部掻き落としてもう一度塗りなおしになったという職人の意思の硬さを目の当たりにすることもあったそうだ。
礼拝堂の壁には幾つかの窪みがある。
出どころは設計中に訪れたイストニア半島にあった教会で、1400年の歴史のある窪みだった。その小さな穴には人の思いが色を為して蜘蛛の巣のように籠っていて、本教会でも踏襲することにした。
この窪みは単なる照明ではなく、「クリスマスにはヤギやカードなどでも入れて可愛がっていただきたい」とのこと。
天井にはリズミカルに穿たれたトップライトが。
これは紀元前2300年ごろに建てられたエジプトのデンデラ神殿から着想を得たそう。「いつか実現したい」と見て以来20年温めていた天空の光の柱が、午前中の礼拝の時間に見られる。これは「天使の梯子」と呼ばれている。

よく見ると3つだけ色がついているのに気づく。
これはステンドグラス作家の井上千恵美氏による制作で、三位一体など宗教的な意味がある。
2階は集会室と厨房、多目的室が配される。
L字型のバルコニーとそれに沿った開口部は引き戸。
こだわりの雨どい。パイプを用いて隠すことも可能だが、今回はあえて「雨の道」を魅せることを選んだ。あるべき姿で時を刻んでもらいたいという願いが込められている。
教会は100年200年と引き継がれていく超越の存在である。
本教会の設計にあたっての「最大のテーマは歴史である」とし、壁や床が汚れてくるとどうしたらいいかと問い合わせが来るが「気にしないでください。少々の小じわや染みは威厳だと思っていただければ」と答えているという。

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*基本データ
主要用途:教会・住宅
構造:鉄筋コンクリート造
敷地面積:428.98㎡
建築面積:299.45㎡
延床面積:606.75㎡
規模:地上3階


建築設計:手塚建築研究所/手塚貴晴+手塚由比/担当:島田真弓・寺田和彦
構造設計:オーノJAPAN/大野博史/担当:藤田竜平
音響設計:永田音響設計/担当:箱崎文子
照明計画:ぼんぼり光環境計画/角館まさひで/担当:竹内俊雄 

施工:佐藤秀/担当:上田佳宏
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