2010年4月4日日曜日

おやすみ都美館

4月5日から大規模改修工事のため休館になる東京都美術館



休館直前の4月3日、4日に「おやすみ都美館 建築講座-東京都美術館の魅力とは?-」が開催された。
4月4日は東京都美術館を設計した前川國男氏を知る、前川建築設計事務所関係者による公開インタビューが開催された。
東京都美術館の特徴である打込みタイルについて「タイルを使用することで高級感、耐久性を重視する作りになっている。打込みタイルは施工時のコストは高いが壁と一体になっているので、50年経っても耐久性変わらない。時が経つことで周りの風景にもとけ込む」と解説。
美術館学芸員からは、作品の搬出入がしっかり考えられていて、非常に使いやすいと意見が出た。



随所に前川國男氏の師であるル・コルビュジエの影響が感じられる天井のアーチや彫塑室へつながる階段等、建物の既存躯体は残した上で改修が行われる。





機能面であるバリアフリー対応、防水、外断熱改修、レストランの増設等が行われる。
東京都美術館改修後は、閉館時間を現在の17時から18時に変更、毎金曜日夜間開館を予定している。

0 件のコメント: