2011年5月12日木曜日

TOTOギャラリー・間「五十嵐淳展 状態の構築」

TOTOが企画運営するTOTOギャラリー・間にて「五十嵐淳展 状態の構築」始まる。


五十嵐氏は今回が初の個展。「矩形の森」から最新作「Small Atelier」(北海道札幌市、2010年)までの代表作18作品を、1/10スケールの木組み模型で紹介。








「豊田市逢妻交流館(project)」





中庭には、ビニールパイプの円弧による抽象的な演劇空間「大阪現代演劇仮設劇場」(大阪府大阪市、2005年)を再現。 




4F展示







「House O」












「ファーム富田」




五十嵐氏






展覧会を開催するにあたり、五十嵐氏は、「見る人が想像し、記憶に残るような展覧会にしたい」という思いを込めた。展示された模型は本展の為に改めて制作されたもの。光と空間の構成を表現しているが、模型内部に家具・人は配置せず、あえて「模型を不自由な状態」にしている。また会場壁面には解説パネルが一切なく、白いカーテンで四方を囲い、模型に集中できる会場構成となっている。対して、展覧会にあわせて刊行された書籍『五十嵐淳/状態の構築』(TOTO出版)には、図面と作品写真をふんだんに掲載。会場ではぜひ、書籍を手に、いろいろと想像しながら見てほしいとのこと。


また関連イベントとして、講演会とギャラリートークが開催される。詳細は下記参照。
http://www.kenchiku.co.jp/event/detail.ptp?id=2685

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