昨年9月に行われた同建築・解体現場見学会にても概要説明(詳しくはコチラ)があったが、築40年・RC造・4階建て・旧耐震基準の共同住宅を耐震補強と同時に増築・大規模の模様替え・大規模の修繕の工事種別で検査済証を再度取得するリファイニング計画。
既存建物では、耐震診断により入居者の64%が耐震性に不安がもってたり、建物の老朽化・EVがない、間取りが現代のニーズにあっていない、などの問題点があったが、リファイニング工事によりこれらの問題を解決し、2月から開始した入居者の申込も順調に進んでいるとのこと。
外装は既存RC外壁を補修し、ガルバカラー鋼板張り・吹き付けタイルにより既存躯体の保護と意匠性の向上を兼ねた。
解体前の既存建物外観(写真左)との比較。
白を基調とし、明るい印象に生まれ変わったエントランス部。
既存塔屋(RC階段室)を撤去して新設の鉄骨階段とエレベーターを設けた。居室内。部屋のタイプは大きく4つありで1LDKまたは2DK。全面フローリングへの変更、空間を有効活用するために吊戸棚を設置、築40年のイメージを払拭し、新築同等の仕様へ。シンプル・スタイリッシュ・モダンをコンセプトに使いやすく、流行を捉えた最新設備に変更している。また間接照明を設け、柔らかな光で室内を強調しつつ立体感を演出している。
内覧会当日(2/27)は多くの人が参加し、青木氏より建物概要等についても説明があった。エントランス前の共有部には、入居者たちがBBQをしたり青空ヨガをやったりと交友の場となってほしいと屋外のデッキスペースが設けられている。建物のオーナーも生まれ変わった建築にとても満足しており「青木先生にお願いして本当によかった」と話をしていた。
本件は建物全体にて検査済証を取得し、三井不動産レジデンシャルリースがサブリースを行う。
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