2018年10月1日月曜日

オカムラデザインスペースR第16回企画展「Somesthetic-身体性-」が27日より開催

ニューオータニ・ガーデンコート内オカムラショールームにて、オカムラデザインスペースR第16回企画展「Somesthetic-身体性-」が27日より開催されている。
オカムラデザインスペースRは建築家とコラボレーターによる協働による展示を年1回行っている。今回の展示は建築家の新居千秋氏とアーティストの大原崇嘉氏、古澤龍氏、柳川智之氏の協働によるもの。
新居千秋氏
アーティストの柳川智之氏、大原崇嘉氏、古澤龍氏
照明の落ちた会場には、千利休「待庵」、織田有楽齋「如庵」、小堀遠州「八窓軒」、吉田織部「燕庵」を模した軸組を配置。
待庵のみ南向きに、他は北向きに配置。窓には赤、緑、青、3色の糸をそれぞれ異なる配色で張り、糸に当てる光に色を付け、糸に表情を持たせている。室内は一日の太陽の動きを表現した照明(5分周期)が再現され、軸組のみの茶室と窓に張った糸が多様な表情を醸し出している。
設計を行った新居千秋氏は「過去に展示を行った建築家から、自分の好きな事をやればよいと言われた。日本の文化は海外に出ているが、日本の建築はこれが日本だというものが無い。人種、国籍を超えてもわかる空間感覚として茶室を選んだ。光が一巡するのを見て感じてほしい」と述べた。
会場通路には「Somesthetic」を表した総覧図を展示している。

10月17日まで

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