下写真左(左:田村昌紀氏、右:ジョースズキ氏)、下写真右(we+の二人、左:安藤北斗氏、右:林登志也氏)
1Fは『現在』のパートになっており、日本のコンテンポラリーデザインの最右翼であるデザインスタジオ we+の作品を5点を紹介。we+の作品がこれだけの点数一堂に揃うのはこれまででも初めてとのこと。we+は、東京ミッドタウンで開催中のDESIGN TOUCHでは、手掛けたインスタレーションを展示中。(10/24ブログ掲載:https://kenchiku-blog.blogspot.com/2018/10/tokyo-midtown-design-touch-2018.html)
<Drift(2016)>
時計の針の動きが、砂の上に落ちた影が変化しているように見える作品。12kgの砂鉄を使用。
<Patience(2016)>顔のパーツによって時が刻まれる時計。目の方向がアナログ時計の針と連動しており、右目は時を、左目は分を示している。口は1秒に1回、パクパクと開閉を繰り返す。
<Swarm(2018)>磁力によって鉄線が構造体に吸着され、有機的なフォルムが生まれた花瓶。
<Drought(2017)>溶岩やサンゴのような見た目のブロンズ製の椅子。原型に、ワックスと高吸水性樹脂の混合剤を使用し、たっぷりと水を含ませた樹脂が乾燥することで、直径が10㎜から1㎜程度に収縮してワックスから抜け落ち、独特の形状が誕生した。
<Cuddle(2017)>
朝露のように雫が揺らめきながら光をとらえる照明。親水性の高いコート剤により、アクリル板に規則的な水たまりをつくりだしている。影もとても美しい。
2Fは『過去』のパートで、倉俣史郎氏・伊東豊雄氏らの他に、海外デザイナーの手による構造や製造方法に特徴のある家具・照明、また『未来』のパートとして、20代のデザイナー・森田裕之の活動を通して、未来の家具の可能性について考察。会期中はトークイベントなども行われた。
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