2019年6月17日月曜日

EMERGENCE OF FORM MILAN DESIGN WEEK 2019 TOKYO EDITION

AGC Studioにて開催中のEMERGENCE OF FORM MILAN DESIGN WEEK 2019 TOKYO EDITION」へ。



AGCは、毎年4月にイタリア・ミラノで開催される世界最大規模のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク」に2015年から連続出展している。5年目となる今年は、AGCが保有する多彩な素材と幅広い成型加工技術にフォーカスし、インスタレーション「Emergence of Form」(うまれるかたち)を披露。
本展ではその帰国展として、ミラノでの展示内容を再構成して紹介。多くの用途でニーズの高いガラスの成型加工技術と、3Dプリンター用セラミックスによる機能性造形体を用いた、”見たことのない形”への挑戦を体感できる。


<「BUBBLES」ガラスのシャボン玉>
鉄道車両や自動車のフロントガラス成形時に用いられる大型のガラス成形技術。部分的に熱を加えることで曲面を正確に成形するこの技術を用い、ガラス製の大きなシャボン玉を製作。通常モビリティでは1枚のガラス全体を大きなカーブ形状に成形するが、今回ミラノで展示した「BUBBLES」は平面を残したままガラスの一部を突出させることで技術の面白さや発展性を表現した。


「RIPPLES」セラミックスの水路>
ガラスを熔解する窯はセラミックスの煉瓦で作られているため、AGCはセラミックスの研究や素材開発を続けている。最新のセラミックス成形材料である「Brightorb🄬」と3Dプリンティング技術の融合により、3Dプリンターでセラミックスの最終製品を作ることができた。水の波紋をプログラミングし一瞬の静止した波紋を再現した作品が本作。3Dプリントで成形後、長崎の窯元で釉薬を掛け焼き上げている。



2階では「ミラノデザインウィーク」でのインスタレーションの初期イメージスケッチや会場模型を展示。

関連イベントも開催される。詳細はこちらを参照のこと。
また、19日(水)からは「東京建築士会 住宅建築賞2019 入賞作品展」が同会場2階にて開催予定。

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