2024年9月20日金曜日

21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3にて、「六本木六軒:ミケーレ・デ・ルッキの6つの家」開催中

六本木・東京ミッドタウン内の21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3にて、9/20~10/14の期間で現代イタリアを代表する建築家・デザイナー、アーティスト、ミケーレ・デ・ルッキ氏の展覧会、「六本木六軒:ミケーレ・デ・ルッキの6つの家」が開催中。 
▲9/19に行われた内覧会でのミケーレ・デ・ルッキ氏
ミケーレ・デ・ルッキ氏は建築家として先鋭的な活動を続けるとともに、20年以上にわたって手仕事への情熱から創作活動に取り組み、新たなフォルムを探求し続けてきた。マテリアルの選択から仕上げにいたる、数多くのプロセスにおける絶え間ない実験。その芸術を生成させる力は同時に、彼が建築の新たな概念を思考・定義する原動力になっている。
今回の展覧会は、デ・ルッキ氏の創作活動の一つである彫刻「ロッジア」シリーズより、すべて初公開の作品によって構成される。会場には木製3点、ブロンズ製3点の「ロッジア」=6つの家(セイ カーゼ)と名付けられた彫刻作品が、ヴィクトル・コサコフスキー監督による制作過程の映像とともに展示されている。「六本木六軒」というのは、会場のある六本木の地名が、かつて存在した6軒の武家屋敷に由来するという一説を知り、6つの家の彫刻作品との間に偶然の一致を見出し、名づけたという。
6つの家は、アセチル化処理(木材を安定させ、耐水性、耐朽性等を高める酸化処理)を施したオーク材の台座に置かれ、そのディテールのデザインもデ・ルッキ氏が手掛けた。木とブロンズはそれによって人類が文明を形成し、人間性を成長させてきた最も古くて高貴なマテリアルで、使用したマテリアルには人類学的な意味があるとデ・ルッキは語っている。
明日9/19は11:00~11:45で会場にて、デ・ルッキ氏によるギャラリートーク「LET'S BE HAPPY」を開催。予約不要で参加費は無料。詳細は公式サイトにて。

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