2026年2月25日水曜日

【AERA】日本の伝統素材・桐と職人技に焦点を当てた新作チェスト「KIRIDANSU」を発表

日本発のインテリアブランドAREAは、日本の伝統素材・桐と職人技に焦点を当てた新作チェスト《KIRIDANSU(キリダンス)》を発表した。

この新作には、古くから日本に受け継がれてきた「箪笥と記憶」の文化が息づいている。かつて日本では、女性が嫁ぐ際に一竿の箪笥を携えて新しい家へ入る慣習があり、子が生まれるとその箪笥を譲るなど、土地によってさまざまな形で親から子へと受け継がれてきた。AREAのヘッドデザイナー・野田豪氏は、ニューヨークの店舗から新作チェストの依頼を受けた際、この伝統を現代へ再解釈したチェストを制作したいと考えたという。
母から譲り受けた箪笥を開けるたび、ほんのりと漂う樟脳の匂いに記憶が呼び起こされる——そんな情景を、次の世代へもつないでいく家具。箪笥という器に重ねられた愛情や時間が、人々の宝物となるような存在を目指した作品となっている。

野田氏は、日本の伝統的な桐箪笥をそのまま踏襲するのではなく、現代的な解釈を取り入れてデザインした。直線的なシルエットに対し、各所に柔らかな丸みを与えることで、モダンでありながら母性を感じさせる温かみを宿す形状へと仕上げている。
取手には真鍮無垢材を採用。触れない部分は燻むように深い色合いへ変化し、よく触れる部分は金色の輝きを増す。緑青が生まれるほどの長い年月をかけ、家具本体と共に美しい経年変化を楽しめる点も魅力となる。





AERA



0 件のコメント: