2026年4月22日水曜日

【新潮社】名建築と青春が交差する漫画「ブループリント」連載開始 監修はクマタイチ

大学の建築学科を舞台に、建築の奥深さと若者の成長を描く新連載マンガ『ブループリント』が、株式会社新潮社が運営するWebマンガサイト「くらげバンチ」で2026年4月3日からスタートした。建築を学ぶ過程で立ち現れる問いや悩みを丁寧にすくい取りながら、“名建築”と青春の日々を重ね合わせた本格的なストーリーが展開される。

物語の主人公は、沖縄出身の青年・阿原屋創太。人付き合いが得意ではなく、幼少期は兄と過ごす時間だけが心の拠り所だった。そんな彼の原体験となるのが、兄と遊んでいた空き地に公民館が建設される出来事だ。反対運動を起こそうとした創太は、自由奔放な建築家・鉄村麗子と出会い、建築という分野に初めて触れることになる。この出会いをきっかけに、創太は建築家を志し、東京の名門大学の建築学科へと進む。

作中では、「地震に強い建物とは何か」「建築と建設の違いとは」「現代住宅の原型はどこにあるのか」といった、建築を学ぶ上で避けて通れないテーマが物語の軸として描かれる。専門的になりがちな題材を、登場人物の成長や葛藤と重ねながら描くことで、建築に詳しくない読者でも自然に理解できる構成となっているのが特徴だ。

また、本作の大きな見どころの一つが、実在する名建築の登場である。沖縄の「今帰仁村中央公民館」(象設計集団・アトリエ・モビル設計)や、「国立西洋美術館」(ル・コルビュジエ設計)、「前川國男邸」(前川國男設計)など、日本建築史・近代建築を語る上で欠かせない作品が物語の中に登場し、建築の魅力をリアルに体感させる。

マンガを手がけるのは中井あさがお氏。『サテライト・サーチライト』で第75回ちばてつや賞一般部門に入選し、本作が初の連載作品となる。中井氏は「『週末、建築を見に行くか』と思ってもらえたらうれしい」とコメントしており、読後に実際の建築を訪れたくなるような作品づくりを意識しているという。監修には建築家のクマタイチ氏が名を連ね、専門的な表現や設定にリアリティを与えている。




新潮社くらげパンチ





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